公開日 2021/02/10 17:40
「MMカートリッジの概念を覆す」
オルトフォン、ベートーヴェン生誕250周年記念のプレミアムMMカートリッジ「2M Black LVB 250」
編集部:杉山康介
オルトフォンジャパンは、ベートーヴェンの生誕250周年を記念したプレミアムモデルのMMカートリッジ「2M Black LVB 250」を、3月下旬に発売する。価格は118,000円(税抜)。
「楽聖」と称されるルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの生誕250周年を記念した、同氏の名前を冠するMMカートリッジ。同社のMMカートリッジ “2Mシリーズ” のフラグシップである「2M Black」をベースとしつつ、「MMカートリッジの音に抱いていた概念を覆すほどに速く、そして自然」な、MMカートリッジの最高傑作だとしている。
カンチレバーの素材としてダイヤモンドに次いで伝導速度が速いボロンを採用。同社のMMカートリッジにボロンを用いるのは今回が初めてで、音質のためにコスト度外視で採用したという。
通常、ボロンや宝石系など硬質素材のカンチレバーにスタイラスチップを取り付ける際は、カンチレバーの先に穴を開けたりガイド溝を作成し、そこにチップを固定する方式が用いられるが、本製品ではカンチレバーの両端を高精度な垂直平面に仕上げ、そこに直接チップを固定するという同社の独自技術を採用。上級モデルの「MC Anna」や「MC Xpression」などで用いられている技術であり、これによりチップの固定角度の誤差が小さくなり、左右チャンネルバランスやトラッキング角度の高精度化を実現したとのこと。
また、ボロン・カンチレバーの採用に伴いダンパーゴムも新規開発。マルチ・ウォール・カーボン・ナノチューブと呼ばれる炭素微粒子を混合させたことで、カンチレバーの動きやすさとゴムのダンピング性能のそれぞれが最良となるよう配慮されているという。
出力電圧(1kHz, 5cm/sec.)は5mVで、チャンネルバランス(1kHz)は1.0dB、チャンネルセパレーション(1kHz)27dB。周波数特性(20Hz-20kHz)は+2/−1dBで、トラッキングアビリティ(315Hz、適正針圧下)は80μm、水平コンプライアンスは22μm/mN。
適正針圧は1.6gで、トラッキング角度は20°、内部インピーダンス1.2kΩ、内部インダクタンス630mH。推奨負荷インピーダンスは47kΩで、推奨負荷量値は150-300pF。質量は7.2gとなっている。
「楽聖」と称されるルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの生誕250周年を記念した、同氏の名前を冠するMMカートリッジ。同社のMMカートリッジ “2Mシリーズ” のフラグシップである「2M Black」をベースとしつつ、「MMカートリッジの音に抱いていた概念を覆すほどに速く、そして自然」な、MMカートリッジの最高傑作だとしている。
カンチレバーの素材としてダイヤモンドに次いで伝導速度が速いボロンを採用。同社のMMカートリッジにボロンを用いるのは今回が初めてで、音質のためにコスト度外視で採用したという。
通常、ボロンや宝石系など硬質素材のカンチレバーにスタイラスチップを取り付ける際は、カンチレバーの先に穴を開けたりガイド溝を作成し、そこにチップを固定する方式が用いられるが、本製品ではカンチレバーの両端を高精度な垂直平面に仕上げ、そこに直接チップを固定するという同社の独自技術を採用。上級モデルの「MC Anna」や「MC Xpression」などで用いられている技術であり、これによりチップの固定角度の誤差が小さくなり、左右チャンネルバランスやトラッキング角度の高精度化を実現したとのこと。
また、ボロン・カンチレバーの採用に伴いダンパーゴムも新規開発。マルチ・ウォール・カーボン・ナノチューブと呼ばれる炭素微粒子を混合させたことで、カンチレバーの動きやすさとゴムのダンピング性能のそれぞれが最良となるよう配慮されているという。
出力電圧(1kHz, 5cm/sec.)は5mVで、チャンネルバランス(1kHz)は1.0dB、チャンネルセパレーション(1kHz)27dB。周波数特性(20Hz-20kHz)は+2/−1dBで、トラッキングアビリティ(315Hz、適正針圧下)は80μm、水平コンプライアンスは22μm/mN。
適正針圧は1.6gで、トラッキング角度は20°、内部インピーダンス1.2kΩ、内部インダクタンス630mH。推奨負荷インピーダンスは47kΩで、推奨負荷量値は150-300pF。質量は7.2gとなっている。