公開日 2022/01/20 16:31
従来モデルの有償アップデートも実施
Dan D'Agostino、パワーアンプ「MOMENTUM M400MxV/S250MxV」。全ステージを刷新強化
編集部:松永達矢
アクシスは、同社が取り扱うDan D'Agostinoブランドより、フラグシップモデルの開発で培った技術を反映したというパワーアンプ「MOMENTUM M400MxV」と「MOMENTUM S250MxV」を2月に発売する。価格はモノラルモデル「M400MxV」が1,529万円(ペア)で、ステレオモデル「S250MxV」が869万円(1台・すべて税込)。カラーはシルバー、ブラックを用意する。
それぞれ2016年発売の「MOMENTUM M400」、2017年発売の「MOMENTUM S250」をベースに、同社のフラグシップモデル「Relentless」の開発で培われた技術により刷新。モデル名の末尾「MxV」は、MOMENTUM(運動量)を示すMass(質量)× Velocity(速度)という物理法則に由来する。
全ステージにおいて刷新・強化を実施しており、電源トランスには新しい巻線パターンを採用。以前と同一のフットプリントサイズながら、50%以上の電流出力の増大を実現しており、動的かつ瞬間的な音楽信号のピークにおいても余裕をもった出力を提供できるとしている。
入力ステージには新たな回路トポロジーを導入し、フロントエンドに電力を供給するバイポーラトランジスタに、これまでの10倍の電流と電力を供給できる新たなデバイスを用いた。これにより、より広い帯域幅と低い歪率特性を実現したという。
フルコンプリメンタリー構成のドライバーステージと最終段のSEPPパワーステージには、フラグシップモデルに搭載されたバイポーラ・パワートランジスタを新採用。NPN/PNPペアをドライバー段に4組、パワー段に12組の計32個で構成し、69MHzの超ハイスピード動作で、200kHzにおよぶフラットなワイドレンジを獲得した。
各トランジスタのベースに結合されるコンデンサ/抵抗ネットワークには、超高周波数や低インピーダンスのスピーカー負荷などに対して、高い安定性が保つことができるという特製品を採用している。
また、新たなバイアス安定化回路を採用し、銅のヒートシンクとの相乗効果によって、動作バイアスをほぼ50%増加させながら、過度の温度上昇を防いでクラスAの動作領域を拡張。あらゆるレベルでより高い透明感を音に与えるとアピールする。
筐体デザインは、上述した銅のヒートシンクとアルミブロック削り出しシャーシで構成。筐体の左右にアルミに比べて1.7倍もの熱伝導率を有する分厚い銅ブロックのヒートシンクを配置した。放熱穴は上下の開口部に対して中央部を一段段細く絞り込んだ「ベンチュリ」構造とし、空気の流れを加速させ、高効率に熱を放出する。
シャーシは無垢のアルミ・ビレッドからの切削機械加工品を使用。非共振性に優れ、RFI(高周波障害)やEMI(電磁干渉)からのシールド性能を備えるとしている。いずれも内部パーツは厳選した高品位なものを使用し、アメリカにある自社工場にて職人による手作業で仕上げられる。
出力はM400MxVが400W@8Ω/800W@4Ω/1600W@2Ω、S250MxVが250W@8Ω/500W@4Ω/1000W@2Ω。
その他の仕様は共通で、周波数特性は1Hz - 200kHz(-1dB)/ 20Hz - 20kHz(±0.1dB)、歪率(M400MxVの場合出力400W@8Ω/M250MxVの場合出力250W@8Ω)は0.1%@1kHz、S/N比は105dB(un-weighted)、ゲインは26.5dBとなる。
端子部はバランスXLR入力×1、高品位バインディングポスト出力×1を備える。入力インピーダンスは1MΩ、出力インピーダンスは0.12Ω。外形寸法は318W×133H×546Dmm、質量は43kg。
従来モデルからMxV仕様への有償アップデートも可能。対象モデルとサービス費は下記の通り(すべて税込)。
・M300→M400MxV:638万円(ペア)
・M400→M400MxV:418万円(ペア)
・S200→S250MxV:341万円
・S250→S250MxV:231万円
また本発表に合わせて、従来製品の価格改定もアナウンスされた。2月21日より新価格が適用される。以下が改定対象製品となる(従来価格 → 改定価格、すべて税込)。
・Momentum HD Preamplifier 715万円 → 814万円
HD upgrade 192万5千円 → 231万円
・Momentum Phono stage 495万円 → 627万円
・Progression M550 Mono Power 759万円 → 913万円(ともにペア)
・Progression S350 Stereo Power 434万5千円 → 528万円
・Progression Preamplifier 418万円 → 506万円
それぞれ2016年発売の「MOMENTUM M400」、2017年発売の「MOMENTUM S250」をベースに、同社のフラグシップモデル「Relentless」の開発で培われた技術により刷新。モデル名の末尾「MxV」は、MOMENTUM(運動量)を示すMass(質量)× Velocity(速度)という物理法則に由来する。
全ステージにおいて刷新・強化を実施しており、電源トランスには新しい巻線パターンを採用。以前と同一のフットプリントサイズながら、50%以上の電流出力の増大を実現しており、動的かつ瞬間的な音楽信号のピークにおいても余裕をもった出力を提供できるとしている。
入力ステージには新たな回路トポロジーを導入し、フロントエンドに電力を供給するバイポーラトランジスタに、これまでの10倍の電流と電力を供給できる新たなデバイスを用いた。これにより、より広い帯域幅と低い歪率特性を実現したという。
フルコンプリメンタリー構成のドライバーステージと最終段のSEPPパワーステージには、フラグシップモデルに搭載されたバイポーラ・パワートランジスタを新採用。NPN/PNPペアをドライバー段に4組、パワー段に12組の計32個で構成し、69MHzの超ハイスピード動作で、200kHzにおよぶフラットなワイドレンジを獲得した。
各トランジスタのベースに結合されるコンデンサ/抵抗ネットワークには、超高周波数や低インピーダンスのスピーカー負荷などに対して、高い安定性が保つことができるという特製品を採用している。
また、新たなバイアス安定化回路を採用し、銅のヒートシンクとの相乗効果によって、動作バイアスをほぼ50%増加させながら、過度の温度上昇を防いでクラスAの動作領域を拡張。あらゆるレベルでより高い透明感を音に与えるとアピールする。
筐体デザインは、上述した銅のヒートシンクとアルミブロック削り出しシャーシで構成。筐体の左右にアルミに比べて1.7倍もの熱伝導率を有する分厚い銅ブロックのヒートシンクを配置した。放熱穴は上下の開口部に対して中央部を一段段細く絞り込んだ「ベンチュリ」構造とし、空気の流れを加速させ、高効率に熱を放出する。
シャーシは無垢のアルミ・ビレッドからの切削機械加工品を使用。非共振性に優れ、RFI(高周波障害)やEMI(電磁干渉)からのシールド性能を備えるとしている。いずれも内部パーツは厳選した高品位なものを使用し、アメリカにある自社工場にて職人による手作業で仕上げられる。
出力はM400MxVが400W@8Ω/800W@4Ω/1600W@2Ω、S250MxVが250W@8Ω/500W@4Ω/1000W@2Ω。
その他の仕様は共通で、周波数特性は1Hz - 200kHz(-1dB)/ 20Hz - 20kHz(±0.1dB)、歪率(M400MxVの場合出力400W@8Ω/M250MxVの場合出力250W@8Ω)は0.1%@1kHz、S/N比は105dB(un-weighted)、ゲインは26.5dBとなる。
端子部はバランスXLR入力×1、高品位バインディングポスト出力×1を備える。入力インピーダンスは1MΩ、出力インピーダンスは0.12Ω。外形寸法は318W×133H×546Dmm、質量は43kg。
従来モデルからMxV仕様への有償アップデートも可能。対象モデルとサービス費は下記の通り(すべて税込)。
・M300→M400MxV:638万円(ペア)
・M400→M400MxV:418万円(ペア)
・S200→S250MxV:341万円
・S250→S250MxV:231万円
また本発表に合わせて、従来製品の価格改定もアナウンスされた。2月21日より新価格が適用される。以下が改定対象製品となる(従来価格 → 改定価格、すべて税込)。
・Momentum HD Preamplifier 715万円 → 814万円
HD upgrade 192万5千円 → 231万円
・Momentum Phono stage 495万円 → 627万円
・Progression M550 Mono Power 759万円 → 913万円(ともにペア)
・Progression S350 Stereo Power 434万5千円 → 528万円
・Progression Preamplifier 418万円 → 506万円
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