公開日 2023/11/19 12:29
DYNAUDIOのアクティブSPには想定以上の反響
<オーディオセッション in OSAKA>PERFECTIONのアクセサリー聴き比べ/ホームシアターの提案も充実
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
11月18日(土)と19日(日)の2日間、「オーディオセッション大阪」が開催されている。ここでは、完実電気、フォース(カジハラ・ラボ&サエクコマース)、オーロラサウンド、エミライ、ブライトーン&DYNAUDIO JAPAN、ソニー、デンソーテン&JVCケンウッドのブースを紹介する。
完実電気のブースでは、自社アクセサリーブランド「PERFECTION」の紹介のほか、Regaのアナログプレーヤー「NAIA」、ユキムが取り扱うELACの第六世代トゥイーターを搭載した小型スピーカー「BS312.2」、およびアワードでも非常に評価の高かったAURA「V40 Rebirth」などを展示した。
先日発表された、さらなる低価格を狙った電源タップ「PFT-T650C」「PFT-T850」もお披露目。担当者は「お客様からの要望も多く、以前から出したいと思っていたものをやっと発売にこぎつけました」と語る。アーススタビライザー「PFT-ES1」も含め、アクセサリー追加によるさまざまな聴き比べを行っている。
「NAIA」は、Regaとしては初の200万円オーバーの製品であり、これまでの技術を引き継ぎなら新しい境地を切り開くモデルとなる。素材には特にこだわっており、本体はカーボン、また軸受には精度の高いセラミックを採用することで、REGAらしい「軽量」の思想を貫きながらレコードならではの旨味を引き出すプレーヤーになっているという。
カジハラ・ラボは、IKEDAのトーンアーム「IT-407SS」とカートリッジ「AKIKO」、サエクはアナログスタビライザー「SRS-9」にターンテーブルシート「SS-300Mk2」、仮想アース「SGS-042」と既存製品を中心に展開。ラックスマンのアナログプレーヤー「PD-191A」をさまざまにカスタマイズする提案を行っていた。
担当者も「今回は新製品というよりは、いいレコードを皆さんにたっぷり聴いていただきたい!という気持ちでブースを用意しました」と語り、選りすぐりの名盤や名録音盤をたくさん持ち込んできたとのこと。なおサエクコマースは来年50周年を迎えるのを記念して、新プロダクトも計画中とのことなので期待したい。
オーロラサウンドは、PDN・アナログリラックスと共同出展。Paradigmの「Persona B」「Persona 7F」をメインスピーカーに、アナログやネットワークオーディオなどさまざまに聴き比べができるようになっている。
aurorasoundの「HFSA01」も昨今注目の高いプリメインアンプ。真空管と半導体のそれぞれの長所を生かしたハイブリッド構成となっており、MMのフォノイコライザーも内蔵。また多様なイコライザーカーブにもつまみの調整で対応できるようになっている。解像度が高く彫りの深いParadigmのスピーカーの魅力をしっかりと引き出しながら、真空管ならではの密度の高さも実現していると感じられた。
エミライは、ARETAIのスピーカー「Contra 100S」を参考出品。白い部分はホーンではなくトゥイーターのウェーブガイドであり、密閉型スピーカーだが、背面にもユニットを装着することで低域もしっかりサポートしているという。価格は200万程度を想定しているとのこと。
また、Artnovionの調音パネルにも今後力を入れていきたいと考えているという。環境に応じて吸音・反射板をそれぞれに組み合わせ可能で、木目の仕上げのパターンも複数から選択することができる。今回の部屋では中央に吸音担当のAndreaセット、左右に拡散+吸音機能を持つSienaセットを配置していた。
他にも、ポーランドのFerrum Audioは新しいブランドながら、USB-DACの「WANDLA」が非常に好評を博しており、さらにブランドを定着させていきたいと考えていると意気込んだ。
DYNAUDIOは同社のフラグシップライン「Confidence 30」に加えて、アクティブスピーカー「FOCUS 30」をデモ。アクティブスピーカーは担当者も驚くほど各地から引き合いがあるようで、新しいオーディオファンの獲得にも意欲を見せる。
ブライトーンは“オーディオ専用椅子”「Hi-Fi Lobster Chair」を展示するほか、ルーミンのネットワークプレーヤー類なども展示。またアナログ関連アイテムにも力を入れており、SOtMのフォノイコライザー「sPQ-100PS」については、シールドの追加と内部配線を銀線にしたオプション仕様で、「さらなる音質が追求できます」とアピールする。
ソニーのブースでは、プロジェクター「VPL-XW7000」「VPL-XW5000」と、AVアンプ「STR-AN1000」を中心に、5.1.2chのサラウンド環境をセット。
スクリーンにはエリートスクリーンのグレー系生地のスクリーンを組み合わせており、「明るいリビングの環境下でもしっかり色再現が可能」なことをアピールする。なかなかホームシアターの専用室を設けることは難しいため、家族が集まるリビングでも良質な映画やゲームなどが体験できるシステムとして提案しているという。
今年発売になったAVアンプ「STR-AN1000」も好調な売れ行きを見せているという。360 Reality Audio対応可能という点でも注目が高く、amazon musicなどからキャストして再生することも可能となっている。
デンソーテンとJVCケンウッドもホームシアターシステムを提案。ECLIPSEのスピーカーで7.1.4chの本格システムを構築、JVCのプロジェクター「DLA-V90R」「DLA-V80R」などの比較視聴ができるようになっている。
最新のファームウェアアップデートによる「Frame Adapt HDR」機能が第二世代に進化したということで、今回のデモではその比較視聴を中心に展開するという。HDRの魅力をさらに伝えていきたい、と語ってくれた。
PERFECTIONのアクセサリー聴き比べに注目
完実電気のブースでは、自社アクセサリーブランド「PERFECTION」の紹介のほか、Regaのアナログプレーヤー「NAIA」、ユキムが取り扱うELACの第六世代トゥイーターを搭載した小型スピーカー「BS312.2」、およびアワードでも非常に評価の高かったAURA「V40 Rebirth」などを展示した。
先日発表された、さらなる低価格を狙った電源タップ「PFT-T650C」「PFT-T850」もお披露目。担当者は「お客様からの要望も多く、以前から出したいと思っていたものをやっと発売にこぎつけました」と語る。アーススタビライザー「PFT-ES1」も含め、アクセサリー追加によるさまざまな聴き比べを行っている。
「NAIA」は、Regaとしては初の200万円オーバーの製品であり、これまでの技術を引き継ぎなら新しい境地を切り開くモデルとなる。素材には特にこだわっており、本体はカーボン、また軸受には精度の高いセラミックを採用することで、REGAらしい「軽量」の思想を貫きながらレコードならではの旨味を引き出すプレーヤーになっているという。
「いいレコードをたっぷり聴いていただきたい」フォース
カジハラ・ラボは、IKEDAのトーンアーム「IT-407SS」とカートリッジ「AKIKO」、サエクはアナログスタビライザー「SRS-9」にターンテーブルシート「SS-300Mk2」、仮想アース「SGS-042」と既存製品を中心に展開。ラックスマンのアナログプレーヤー「PD-191A」をさまざまにカスタマイズする提案を行っていた。
担当者も「今回は新製品というよりは、いいレコードを皆さんにたっぷり聴いていただきたい!という気持ちでブースを用意しました」と語り、選りすぐりの名盤や名録音盤をたくさん持ち込んできたとのこと。なおサエクコマースは来年50周年を迎えるのを記念して、新プロダクトも計画中とのことなので期待したい。
パラダイムのスピーカー&オーロラサウンドアンプの魅力
オーロラサウンドは、PDN・アナログリラックスと共同出展。Paradigmの「Persona B」「Persona 7F」をメインスピーカーに、アナログやネットワークオーディオなどさまざまに聴き比べができるようになっている。
aurorasoundの「HFSA01」も昨今注目の高いプリメインアンプ。真空管と半導体のそれぞれの長所を生かしたハイブリッド構成となっており、MMのフォノイコライザーも内蔵。また多様なイコライザーカーブにもつまみの調整で対応できるようになっている。解像度が高く彫りの深いParadigmのスピーカーの魅力をしっかりと引き出しながら、真空管ならではの密度の高さも実現していると感じられた。
ARETAIのスピーカーを参考出品したエミライ
エミライは、ARETAIのスピーカー「Contra 100S」を参考出品。白い部分はホーンではなくトゥイーターのウェーブガイドであり、密閉型スピーカーだが、背面にもユニットを装着することで低域もしっかりサポートしているという。価格は200万程度を想定しているとのこと。
また、Artnovionの調音パネルにも今後力を入れていきたいと考えているという。環境に応じて吸音・反射板をそれぞれに組み合わせ可能で、木目の仕上げのパターンも複数から選択することができる。今回の部屋では中央に吸音担当のAndreaセット、左右に拡散+吸音機能を持つSienaセットを配置していた。
他にも、ポーランドのFerrum Audioは新しいブランドながら、USB-DACの「WANDLA」が非常に好評を博しており、さらにブランドを定着させていきたいと考えていると意気込んだ。
ブライトーン&DYNAUDIO JAPAN
DYNAUDIOは同社のフラグシップライン「Confidence 30」に加えて、アクティブスピーカー「FOCUS 30」をデモ。アクティブスピーカーは担当者も驚くほど各地から引き合いがあるようで、新しいオーディオファンの獲得にも意欲を見せる。
ブライトーンは“オーディオ専用椅子”「Hi-Fi Lobster Chair」を展示するほか、ルーミンのネットワークプレーヤー類なども展示。またアナログ関連アイテムにも力を入れており、SOtMのフォノイコライザー「sPQ-100PS」については、シールドの追加と内部配線を銀線にしたオプション仕様で、「さらなる音質が追求できます」とアピールする。
リビングでも楽しめるホームシアターを提案するソニー
ソニーのブースでは、プロジェクター「VPL-XW7000」「VPL-XW5000」と、AVアンプ「STR-AN1000」を中心に、5.1.2chのサラウンド環境をセット。
スクリーンにはエリートスクリーンのグレー系生地のスクリーンを組み合わせており、「明るいリビングの環境下でもしっかり色再現が可能」なことをアピールする。なかなかホームシアターの専用室を設けることは難しいため、家族が集まるリビングでも良質な映画やゲームなどが体験できるシステムとして提案しているという。
今年発売になったAVアンプ「STR-AN1000」も好調な売れ行きを見せているという。360 Reality Audio対応可能という点でも注目が高く、amazon musicなどからキャストして再生することも可能となっている。
デンソーテン&JVCケンウッドは本格ホームシアターを展開
デンソーテンとJVCケンウッドもホームシアターシステムを提案。ECLIPSEのスピーカーで7.1.4chの本格システムを構築、JVCのプロジェクター「DLA-V90R」「DLA-V80R」などの比較視聴ができるようになっている。
最新のファームウェアアップデートによる「Frame Adapt HDR」機能が第二世代に進化したということで、今回のデモではその比較視聴を中心に展開するという。HDRの魅力をさらに伝えていきたい、と語ってくれた。