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公開日 2016/11/01 13:37
アプリも連動
ボーズ、ワイヤレススピーカー「SoundTouch」にSpotify連携機能を追加
編集部:風間雄介
ボーズは、同社のネットワーク対応ワイヤレススピーカー「SoundTouch wireless music systems」3機種に、Spotifyとの連携機能を追加したと発表した。本日都内で、ボーズとSpotifyの連携に関する発表会が行われた。
Spotifyとの連携に対応するのは、ボーズのワイヤレス/Bluetoothスピーカー「SoundTouch 10」「SoundTouch 20 series III」「SoundTouch 30 series III」の3機種。
今回の連携では、これらの製品をコントロールする「SoundTouch」アプリにSpotityの機能を統合できる。
なお、機能を統合できるのはSpotifyのプレミアム機能に登録している場合のみ。Spotifyの無料会員の場合は、スマホからBluetoothでSoundTouchへ音声を飛ばして再生する。
SoundTouchアプリにSpotityを統合すると、同アプリに「Spotify」アイコンが現れる。ここからSpotifyの楽曲やアルバム、アーティスト、プレイリストを検索することはもちろん、アプリの1〜6までの番号に、プレイリストなどをドラッグ&ドロップして直感的に登録できる。
SoundTouchの本体にも1〜6までのプリセットボタンが用意されているので、ボタンを押すだけで登録したものを再生開始できる。
なお登録できるのはプレイリストだけではなく、アーティストや楽曲単位などでも行える。
ボーズ(株)プロダクトマネジメント部 担当部長の中山健太郎氏は、「もはやスマホなどの端末すら必要ない。たとえばいま流行りの楽曲を集めたプレイリストを登録しておけば、本体のボタンを押すだけで最新のヒット曲を聴くことができる」とアピールした。
SoundTouchのプリセットボタンにはこれまで、インターネットラジオのチャンネルなどの登録が行えた。Spotifyとの連携後も、引き続きインターネットラジオなどの登録は行える。つまり、ほかの機能のプリセットとの混在も問題無く行える。
またプレイリストでは、かんたんに自分好みのプレイリストを作れるジェネレーター「パーフェクトプレイリスト」もアプリ内から利用できる。
パーフェクトプレイリストでは、まず初めに「過去や現在の巨匠」「ノンストップラップ&ヒップホップ」「フレッシュサウンド」「ポップタスティック」「エネルギッシュ」「現世のフィーリング」の6種類から楽曲のイメージを選択する。
その後、バイブレーションの好みを選択。「アップ」「お任せ」「ゆったり」の3種類から選べる。そしてトラック数を20/50/100の3段階から選択肢、最後に「実行」を押すと、自分だけのプレイリストが作られる。
▼SoundTouch × Spotify 連携動画
なお、SoundTouchは複数の端末を同期させ、同じ音楽を再生することもできる。このため、同じSpotify上の楽曲を、複数の部屋に置いたSoundTouchで再生し、家中を音楽で満たす…といった使い方ができる。
ちなみに、複数端末を接続した場合、上述した1〜6までの登録は、個別スピーカーごとに行うことはできない。あくまで複数を登録したグループ単位での登録となり、たとえば端末Aの3番を「トウキョウ スーパー・ヒッツ」というプレイリストに変更したら、端末Bの3番も同じプレイリストに書き換わるという仕様だ。
■「オーディオのIoT化が鍵を握る」
本日の発表会では、ボーズ(株)マーケティング本部 本部長の橋本理智氏が、リスニングスタイルの変化について説明。グローバルでは、2015年にダウンロード/ストリーミングなどのデジタル音楽の売上が、CDなど物理メディアの売上を上回ったことを紹介。
さらに橋本氏は、米国での状況も説明し、2015年にはストリーミングが34.3%、ダウンロードが34%、物理メディアが28.8%となり、ストリーミングが最大のシェアを占めるようになったと述べた。2015年上半期にストリーミング音楽サービスで再生された楽曲数は1兆を超えるという。
このようにリスニングスタイルが変化する中、新機能として追加したのが今回のSpotifyとの連携だ。米国ではSpotifyだけでなくDeezer、iHeartRadio、Pandora、amazon musicなどのストリーミングサービスとも連携しているとのことだが、国内ではまず第一弾としてSpotifyと連携した。
続いて登壇したボーズ(株)プロダクトマネジメント部 担当部長の中山健太郎氏は、今回の連携によって可能になった機能をくわしく紹介。「クラウドから音楽をストリーミングして再生できるし、複数端末の連携も可能。今回の新機能でSoundTouchは協力に進化する」と述べた。
発表会では、スポティファイジャパン 代表取締役社長の玉木一郎氏も挨拶した。
玉木氏はまず、Spotifyサービスの概要を紹介した。Spotifyは2008年にサービスを開始して以来、世界で1億人以上の音楽ファンが利用する音楽配信サービス。このうち約4,000万人がプレミアムユーザーであるとのこと。
現在のSpotifyの楽曲数は約4,000万曲で、プレイリストの数は個人が作成したものを含めると20億を超えるという。
世界で初めてのフリーミアムモデルを採用したサービスであるほか、ビッグデータを活用した複雑なアルゴリズムを用い、新しい音楽との出会い、新しいアーティストの発見の場を提供することも得意と紹介。またいつでもどこでも簡単操作で音楽にアクセスできることもSpotifyの特徴とした。
玉木氏は、年齢などによって音楽の楽しみ方が異なっており、それぞれに課題があると指摘した。若者はモバイルユーザーが圧倒的に多く、ヘッドホンなどで楽しむため、実際に部屋の空気を震わせて音楽を楽しむことが少ない。一方でホームオーディオユーザーは、新たな音楽との出会いの場を求めているのでは、と語った。
そのうえで、これらを解決する方策として玉木氏が挙げたのが「オーディオのIoT化」。「すべての機器がインターネットに接続されるのがIoTだが、オーディオ機器もそうなれば良い。それを実現するのが今回のボーズさんとの連携。SoundTouchのボタン一押しでSpotigyの世界を体験できる」とし、「音楽を高音質で、いつでもどこでも楽しめる。この追求こそが音楽ファンを育てる鍵だ」と述べた。
Spotifyとの連携に対応するのは、ボーズのワイヤレス/Bluetoothスピーカー「SoundTouch 10」「SoundTouch 20 series III」「SoundTouch 30 series III」の3機種。
今回の連携では、これらの製品をコントロールする「SoundTouch」アプリにSpotityの機能を統合できる。
なお、機能を統合できるのはSpotifyのプレミアム機能に登録している場合のみ。Spotifyの無料会員の場合は、スマホからBluetoothでSoundTouchへ音声を飛ばして再生する。
SoundTouchアプリにSpotityを統合すると、同アプリに「Spotify」アイコンが現れる。ここからSpotifyの楽曲やアルバム、アーティスト、プレイリストを検索することはもちろん、アプリの1〜6までの番号に、プレイリストなどをドラッグ&ドロップして直感的に登録できる。
SoundTouchの本体にも1〜6までのプリセットボタンが用意されているので、ボタンを押すだけで登録したものを再生開始できる。
なお登録できるのはプレイリストだけではなく、アーティストや楽曲単位などでも行える。
ボーズ(株)プロダクトマネジメント部 担当部長の中山健太郎氏は、「もはやスマホなどの端末すら必要ない。たとえばいま流行りの楽曲を集めたプレイリストを登録しておけば、本体のボタンを押すだけで最新のヒット曲を聴くことができる」とアピールした。
SoundTouchのプリセットボタンにはこれまで、インターネットラジオのチャンネルなどの登録が行えた。Spotifyとの連携後も、引き続きインターネットラジオなどの登録は行える。つまり、ほかの機能のプリセットとの混在も問題無く行える。
またプレイリストでは、かんたんに自分好みのプレイリストを作れるジェネレーター「パーフェクトプレイリスト」もアプリ内から利用できる。
パーフェクトプレイリストでは、まず初めに「過去や現在の巨匠」「ノンストップラップ&ヒップホップ」「フレッシュサウンド」「ポップタスティック」「エネルギッシュ」「現世のフィーリング」の6種類から楽曲のイメージを選択する。
その後、バイブレーションの好みを選択。「アップ」「お任せ」「ゆったり」の3種類から選べる。そしてトラック数を20/50/100の3段階から選択肢、最後に「実行」を押すと、自分だけのプレイリストが作られる。
▼SoundTouch × Spotify 連携動画
なお、SoundTouchは複数の端末を同期させ、同じ音楽を再生することもできる。このため、同じSpotify上の楽曲を、複数の部屋に置いたSoundTouchで再生し、家中を音楽で満たす…といった使い方ができる。
ちなみに、複数端末を接続した場合、上述した1〜6までの登録は、個別スピーカーごとに行うことはできない。あくまで複数を登録したグループ単位での登録となり、たとえば端末Aの3番を「トウキョウ スーパー・ヒッツ」というプレイリストに変更したら、端末Bの3番も同じプレイリストに書き換わるという仕様だ。
■「オーディオのIoT化が鍵を握る」
本日の発表会では、ボーズ(株)マーケティング本部 本部長の橋本理智氏が、リスニングスタイルの変化について説明。グローバルでは、2015年にダウンロード/ストリーミングなどのデジタル音楽の売上が、CDなど物理メディアの売上を上回ったことを紹介。
さらに橋本氏は、米国での状況も説明し、2015年にはストリーミングが34.3%、ダウンロードが34%、物理メディアが28.8%となり、ストリーミングが最大のシェアを占めるようになったと述べた。2015年上半期にストリーミング音楽サービスで再生された楽曲数は1兆を超えるという。
このようにリスニングスタイルが変化する中、新機能として追加したのが今回のSpotifyとの連携だ。米国ではSpotifyだけでなくDeezer、iHeartRadio、Pandora、amazon musicなどのストリーミングサービスとも連携しているとのことだが、国内ではまず第一弾としてSpotifyと連携した。
続いて登壇したボーズ(株)プロダクトマネジメント部 担当部長の中山健太郎氏は、今回の連携によって可能になった機能をくわしく紹介。「クラウドから音楽をストリーミングして再生できるし、複数端末の連携も可能。今回の新機能でSoundTouchは協力に進化する」と述べた。
発表会では、スポティファイジャパン 代表取締役社長の玉木一郎氏も挨拶した。
玉木氏はまず、Spotifyサービスの概要を紹介した。Spotifyは2008年にサービスを開始して以来、世界で1億人以上の音楽ファンが利用する音楽配信サービス。このうち約4,000万人がプレミアムユーザーであるとのこと。
現在のSpotifyの楽曲数は約4,000万曲で、プレイリストの数は個人が作成したものを含めると20億を超えるという。
世界で初めてのフリーミアムモデルを採用したサービスであるほか、ビッグデータを活用した複雑なアルゴリズムを用い、新しい音楽との出会い、新しいアーティストの発見の場を提供することも得意と紹介。またいつでもどこでも簡単操作で音楽にアクセスできることもSpotifyの特徴とした。
玉木氏は、年齢などによって音楽の楽しみ方が異なっており、それぞれに課題があると指摘した。若者はモバイルユーザーが圧倒的に多く、ヘッドホンなどで楽しむため、実際に部屋の空気を震わせて音楽を楽しむことが少ない。一方でホームオーディオユーザーは、新たな音楽との出会いの場を求めているのでは、と語った。
そのうえで、これらを解決する方策として玉木氏が挙げたのが「オーディオのIoT化」。「すべての機器がインターネットに接続されるのがIoTだが、オーディオ機器もそうなれば良い。それを実現するのが今回のボーズさんとの連携。SoundTouchのボタン一押しでSpotigyの世界を体験できる」とし、「音楽を高音質で、いつでもどこでも楽しめる。この追求こそが音楽ファンを育てる鍵だ」と述べた。
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