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公開日 2018/01/09 13:23
Google Assistantにも対応
<CES>LG、独自AI音声アシスタント「ThinQ」を搭載した有機ELテレビを披露。新プロセッサーで画質も強化
折原一也
■独自AI技術「LG ThinQ」を搭載した有機ELテレビを発表
LG Electronicsは現地時間8日、ラスベガスにてCES 2018開幕に先立ってプレスカンファレンスを開催。独自のAI音声アシスタント技術「LG ThinQ」や、2018年登場予定の有機ELテレビ、液晶テレビを披露した。
2018年の同社の有機ELテレビのラインナップは、「LG AI OLED TV ThinQ」と呼称。AI技術「ThinQ」が搭載された全5シリーズが展開される。シリーズ名はそれぞれ「W8」「G8」「E8」「C8」「B8」で、各シリーズで55/66/77型がラインナップされる。
プレスカンファレンスでは各シリーズの特徴について言及はなかったが、上映されたスライドによると「W8」は超薄型で壁掛けに対応、サウンドバー型チューナーユニットを備える。「G8」も別筐体のチューナーユニットを採用。「E8」「C8」「B8」についてはそれぞれデザインの異なるスタンドを採用しており、2017年のラインナップ構成を踏襲しているようだ。
なお、事前にCES 2018での公開が予告されていた88型の8K有機ELディスプレイ(関連ニュース)は、このプレスカンファレンスでは披露されなかった。
LGは同社の有機ELテレビについて、世界中の権威あるアワードを受賞していることに加え、ハリウッドのCGクリエイターによる使用実績や、テクニカラー社でマスターモニターとして採用されていることなどをアピールした。
2018年の同社の有機ELテレビの画質面の特徴についても紹介。新画像処理プロセッサー「α9」を採用し、CPU性能が35%、GPU性能が35%、メモリ性能は50%向上したという。同社は、こうしたプロセッサー性能の向上が有機ELテレビの画質をさらに引き上げると説明した。
4段階のノイズキャンセル技術、オブジェクトベースで映像を解析して最適なエンハンスを行う技術も搭載。色正確性を決める3Dルックアップテーブルは昨年モデルの17×17×17(合計4,913ポイント)から、2018年モデルでは33×33×33(合計35,937ポイント)へと強化してさらなる正確な色再現性も実現した。
また、HFR(ハイ・フレームレート)への対応と共にスムーズな動画再現も実現。HDRについては、「DolbyVision」「Adbanced HDR by technicolor」「HLG」「HDR10」と4フォーマットに対応する。
「Nano Cell」技術を用いた同社の液晶テレビについても紹介。広色域と広視野角を特徴とし、全面直下バックライトによる “フルアレイ・ローカルディミング・バックライト” 技術によって深い黒と豊かな色再現を実現するとしている。
■AI機能については独自の「LG ThinQ」と「Google Assistant」に両対応
目玉となるAI音声アシスタント機能として、テレビ向けスマート機能をふまえて独自に開発したAI「ThinQ」と自然言語解析技術を組み合わた独自機能と、Googleのプラットフォームによる「Google Assistant」の両方を1台に搭載している。
プレスカンファレンスで上映された紹介ムービーでは、「10年前にグランドキャニオンに行ったときの写真を見せて」と写真を呼び出したり、テレビ番組に出演している俳優に対して「この人は誰?」と呼びかけると結果がリストアップされたり、「この番組が終わったら電源を落として」という番組と連動したテレビ操作などの利用例が紹介された。
ほかにも、俳優名による映画検索、スポーツの試合結果、チャンネルの変更、天気予報の確認、ネット動画の検索、スマート機能に対応した照明のコントロール、音楽再生などの音声検索といった、多種多様な連携がデモムービーで上映された。
ムービーにはなかったが、「サウンドバーに接続して」「シネマモードに変更して」のように、これまでリモコン操作で行っていたような操作も音声での切り替えが可能。視聴中のコンテンツに連動したインテリジェンス機能としては、「この映画のサウンドトラックを検索して」「この映画の出演者を教えて」といった作品や番組に踏み込む連動も可能で、AVファンにとってもAI機能が便利に使えることが伝わる内容だった。
続いて行われた「LG AI TV」によるGoogle Assistantによる機能解説では、Googleニュース、Googleマップ、Google翻訳、Googleフォトという定番の機能をテレビ上で呼び出すデモを実施。「Google Assistantを利用した、AndroidTVとは異なるテレビのGoogle連携」という新しい形が提案された。
テレビ以外のLGプレスカンファレンスの内容については、追って更新する。
LG Electronicsは現地時間8日、ラスベガスにてCES 2018開幕に先立ってプレスカンファレンスを開催。独自のAI音声アシスタント技術「LG ThinQ」や、2018年登場予定の有機ELテレビ、液晶テレビを披露した。
2018年の同社の有機ELテレビのラインナップは、「LG AI OLED TV ThinQ」と呼称。AI技術「ThinQ」が搭載された全5シリーズが展開される。シリーズ名はそれぞれ「W8」「G8」「E8」「C8」「B8」で、各シリーズで55/66/77型がラインナップされる。
プレスカンファレンスでは各シリーズの特徴について言及はなかったが、上映されたスライドによると「W8」は超薄型で壁掛けに対応、サウンドバー型チューナーユニットを備える。「G8」も別筐体のチューナーユニットを採用。「E8」「C8」「B8」についてはそれぞれデザインの異なるスタンドを採用しており、2017年のラインナップ構成を踏襲しているようだ。
なお、事前にCES 2018での公開が予告されていた88型の8K有機ELディスプレイ(関連ニュース)は、このプレスカンファレンスでは披露されなかった。
LGは同社の有機ELテレビについて、世界中の権威あるアワードを受賞していることに加え、ハリウッドのCGクリエイターによる使用実績や、テクニカラー社でマスターモニターとして採用されていることなどをアピールした。
2018年の同社の有機ELテレビの画質面の特徴についても紹介。新画像処理プロセッサー「α9」を採用し、CPU性能が35%、GPU性能が35%、メモリ性能は50%向上したという。同社は、こうしたプロセッサー性能の向上が有機ELテレビの画質をさらに引き上げると説明した。
4段階のノイズキャンセル技術、オブジェクトベースで映像を解析して最適なエンハンスを行う技術も搭載。色正確性を決める3Dルックアップテーブルは昨年モデルの17×17×17(合計4,913ポイント)から、2018年モデルでは33×33×33(合計35,937ポイント)へと強化してさらなる正確な色再現性も実現した。
また、HFR(ハイ・フレームレート)への対応と共にスムーズな動画再現も実現。HDRについては、「DolbyVision」「Adbanced HDR by technicolor」「HLG」「HDR10」と4フォーマットに対応する。
「Nano Cell」技術を用いた同社の液晶テレビについても紹介。広色域と広視野角を特徴とし、全面直下バックライトによる “フルアレイ・ローカルディミング・バックライト” 技術によって深い黒と豊かな色再現を実現するとしている。
■AI機能については独自の「LG ThinQ」と「Google Assistant」に両対応
目玉となるAI音声アシスタント機能として、テレビ向けスマート機能をふまえて独自に開発したAI「ThinQ」と自然言語解析技術を組み合わた独自機能と、Googleのプラットフォームによる「Google Assistant」の両方を1台に搭載している。
プレスカンファレンスで上映された紹介ムービーでは、「10年前にグランドキャニオンに行ったときの写真を見せて」と写真を呼び出したり、テレビ番組に出演している俳優に対して「この人は誰?」と呼びかけると結果がリストアップされたり、「この番組が終わったら電源を落として」という番組と連動したテレビ操作などの利用例が紹介された。
ほかにも、俳優名による映画検索、スポーツの試合結果、チャンネルの変更、天気予報の確認、ネット動画の検索、スマート機能に対応した照明のコントロール、音楽再生などの音声検索といった、多種多様な連携がデモムービーで上映された。
ムービーにはなかったが、「サウンドバーに接続して」「シネマモードに変更して」のように、これまでリモコン操作で行っていたような操作も音声での切り替えが可能。視聴中のコンテンツに連動したインテリジェンス機能としては、「この映画のサウンドトラックを検索して」「この映画の出演者を教えて」といった作品や番組に踏み込む連動も可能で、AVファンにとってもAI機能が便利に使えることが伝わる内容だった。
続いて行われた「LG AI TV」によるGoogle Assistantによる機能解説では、Googleニュース、Googleマップ、Google翻訳、Googleフォトという定番の機能をテレビ上で呼び出すデモを実施。「Google Assistantを利用した、AndroidTVとは異なるテレビのGoogle連携」という新しい形が提案された。
テレビ以外のLGプレスカンファレンスの内容については、追って更新する。