ニュース
HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2018/01/17 16:03
まずはB2Bからスタート
メガネスーパーが作ったウェアラブルディスプレイ「b.g.」を装着した。5月頃発売へ
編集部:風間雄介
本日1月17日から19日まで、東京ビッグサイトで開催している「第4回 ウェアラブルEXPO」。本項ではメガネスーパーが展示していた、メガネ型のウェアラブルディスプレイ「b.g.」(ビージー)についてレポートする。
「b.g.」は、メガネ量販店「メガネスーパー」を展開する(株)ビジョナリーホールディングスの子会社、(株)エンハンラボが、数年前から商品企画を進めてきたメガネ型ウェアラブル端末。メガネスーパーが過去40年にわたり培ったアイケアのノウハウや知的資産を用い、「視覚拡張」をコンセプトに開発した。なおb.g.は「beyond glasses」の頭文字。
今回のウェアラブルEXPOでは、「b.g.」の量産デザインを発表。また、発売時期が5月〜6月であることも明らかになった。
まずはB2B向けに販売を開始するが、将来的にはB2B2Cのようなかたちで、一般コンシューマーへ届けるようなことも想定しているという。なお、パートナー企業へのデベロッパーキットの提供は、2月〜3月に開始するという。
この「b.g.」の大きな特徴は、左右に2つのディスプレイを備えていることと、ディスプレイ部が透けていない「ノンシースルー型」であること。これは「見え方のクオリティを追求した結果」とのことだ。
ディスプレイ部は1/2インチの有機ELで、解像度は1,280×960ドット。1m先に12インチの画面があるような見え方になるという。またディスプレイユニット部を上下に移動することができ、これにより視野内の画面位置を使用シーンに応じて変えられる。
シースルー型にしなかったのは、シースルー型だと外部の景色と画面が重なって見えてしまい、視認性が下がってしまうことを避けたから、とのこと。ノンシースルーであれば、たとえば製品のマニュアルをディスプレイに表示した際、情報を見間違えるといったことがない、と同社では説明している。
ウェアラブル製品だけに装着感にもこだわった。フレームに福井県鯖江の技術を活用し、素材にはベータチタンを採用。頭部を包み込むような形状とし、頭部全体で重さを支える構造となっている。これによって前方へ集中することを防ぎ、装着感を高めている。
またメガネスーパーが作った製品らしく、視力矯正用のメガネを装着したうえからかけられる「オーバーグラスタイプ」であることも特徴。記者もふだんから使っているメガネの上から「b.g.」を付けてみたが、まったく違和感を覚えなかった。
映像の入力にはHDMI端子を使う。また給電はUSBケーブルで行い、電源は5V。モバイルバッテリーなどを接続することを想定しており、10,000mAhのモバイルバッテリーを接続した場合、約6時間の使用が可能という。
「スマホやラズパイなど、なるべくいろいろなものとつなげられるよう、あえてメジャーな端子であるHDMIやUSBを採用した」(同社説明員)という。なおHDMIケーブルはHDCPには非対応で、著作権保護がかかった映像は表示できない。
本日は実際の映像を見ることはできなかったが、装着してみると、ディスプレイ部がどのように見えるかは想像することができた。視界の中央に小さめのディスプレイがあるような感覚だ。だがその専有面積は小さく、それほど視界を妨げられる感覚はない。
ただし、その中央のディスプレイを見るときは、当然ながらその都度、ディスプレイにフォーカスを合わせなければならない。何度も繰り返すと目が疲れそうだが、同社によると、「様々な測定を行った結果、シースルー型に比べ目の負担が軽いことがわかっている」という。
同社ではこの「b.g.」について、製造業でのマニュアルやトレーニングメニューの表示のほか、医療用途、観光地などでの情報表示、ドローン操縦の際の画面表示など、様々な用途を想定。外部パートナーと連携してソリューション開発を行っていく。
「b.g.」は、メガネ量販店「メガネスーパー」を展開する(株)ビジョナリーホールディングスの子会社、(株)エンハンラボが、数年前から商品企画を進めてきたメガネ型ウェアラブル端末。メガネスーパーが過去40年にわたり培ったアイケアのノウハウや知的資産を用い、「視覚拡張」をコンセプトに開発した。なおb.g.は「beyond glasses」の頭文字。
今回のウェアラブルEXPOでは、「b.g.」の量産デザインを発表。また、発売時期が5月〜6月であることも明らかになった。
まずはB2B向けに販売を開始するが、将来的にはB2B2Cのようなかたちで、一般コンシューマーへ届けるようなことも想定しているという。なお、パートナー企業へのデベロッパーキットの提供は、2月〜3月に開始するという。
この「b.g.」の大きな特徴は、左右に2つのディスプレイを備えていることと、ディスプレイ部が透けていない「ノンシースルー型」であること。これは「見え方のクオリティを追求した結果」とのことだ。
ディスプレイ部は1/2インチの有機ELで、解像度は1,280×960ドット。1m先に12インチの画面があるような見え方になるという。またディスプレイユニット部を上下に移動することができ、これにより視野内の画面位置を使用シーンに応じて変えられる。
シースルー型にしなかったのは、シースルー型だと外部の景色と画面が重なって見えてしまい、視認性が下がってしまうことを避けたから、とのこと。ノンシースルーであれば、たとえば製品のマニュアルをディスプレイに表示した際、情報を見間違えるといったことがない、と同社では説明している。
ウェアラブル製品だけに装着感にもこだわった。フレームに福井県鯖江の技術を活用し、素材にはベータチタンを採用。頭部を包み込むような形状とし、頭部全体で重さを支える構造となっている。これによって前方へ集中することを防ぎ、装着感を高めている。
またメガネスーパーが作った製品らしく、視力矯正用のメガネを装着したうえからかけられる「オーバーグラスタイプ」であることも特徴。記者もふだんから使っているメガネの上から「b.g.」を付けてみたが、まったく違和感を覚えなかった。
映像の入力にはHDMI端子を使う。また給電はUSBケーブルで行い、電源は5V。モバイルバッテリーなどを接続することを想定しており、10,000mAhのモバイルバッテリーを接続した場合、約6時間の使用が可能という。
「スマホやラズパイなど、なるべくいろいろなものとつなげられるよう、あえてメジャーな端子であるHDMIやUSBを採用した」(同社説明員)という。なおHDMIケーブルはHDCPには非対応で、著作権保護がかかった映像は表示できない。
本日は実際の映像を見ることはできなかったが、装着してみると、ディスプレイ部がどのように見えるかは想像することができた。視界の中央に小さめのディスプレイがあるような感覚だ。だがその専有面積は小さく、それほど視界を妨げられる感覚はない。
ただし、その中央のディスプレイを見るときは、当然ながらその都度、ディスプレイにフォーカスを合わせなければならない。何度も繰り返すと目が疲れそうだが、同社によると、「様々な測定を行った結果、シースルー型に比べ目の負担が軽いことがわかっている」という。
同社ではこの「b.g.」について、製造業でのマニュアルやトレーニングメニューの表示のほか、医療用途、観光地などでの情報表示、ドローン操縦の際の画面表示など、様々な用途を想定。外部パートナーと連携してソリューション開発を行っていく。
- トピック
- ウェアラブルデバイス