トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2018/11/22 19:20
開局記念の南極4K生放送や『2001年宇宙の旅』8K完全版など

いよいよ12月1日に開始する新4K8K衛星放送。NHKチャンネル「BS4K/8K」オススメ番組を紹介

SP DIVISION
12月1日の放送開始を控え、各局の目玉番組がついに公開となった新4K8K衛星放送。4Kチューナーさえ揃えれば、“超高精細映像を手軽に楽しめるチャンネル”「NHK BS4K」は、目玉番組に加えて大河ドラマの放送も決定した。フルHDの16倍の8K解像度/最大22.2chサラウンドを楽しめる“最高級品質のフラッグシップチャンネル”「NHK BS8K」は、年末の紅白歌合戦や名作『2001年宇宙の旅』の8K完全版などが放送予定!本記事では、編集部がオススメするNHK 4K/8K番組を紹介する。

BS4Kは開局記念に南極から4K生放送!大河ドラマ新作なども

4Kチューナーがあれば簡単に受信ができる「NHK BS4K」放送。超高精細な映像を身近に楽しめるチャンネルとして、地上波や衛星波から選りすぐりの番組を4K制作・放送する。週末には4Kチャンネル独自の大型特集番組も予定されている。

大河ドラマ いだてん〜東京オリムピック噺〜
●2019年1月6日(日)放送開始 毎週日曜日 あさ9:00〜
“日本で初めてオリンピックに参加した男”金栗四三と“日本にオリンピックを呼んだ男”田畑政治。1964年東京オリンピックが実現するまでの日本人の“泣き笑い”が刻まれた激動の半世紀を描く。大河ドラマ初の4K制作で、日曜朝に先行放送される。
作:宮藤官九郎 出演:中村勘九郎、阿部サダヲ ほか

開局記念特番 世界初!南極4K生放送
●2018年12月1日(土)あさ10:00〜
BS4K/8K開局記念番組の中で“地球最後の秘境”、南極からの大型中継を放送。夏を迎えた南極半島では、様々なペンギンが子育ての真っ最中。巨大な氷山が浮かぶ南極海に現れるのは、クジラやシャチなど大型の海洋生物。ダイナミックな野生動物の営みと氷河や氷山が織りなす造形美を世界初の4K生中継でお届けする。


フロム・ザ・スカイ〜空から見た日本〜
●2018年12月1日(土)ひる11:00〜 他
「絶景」という言葉では伝えきれないニッポンの姿。「美談」という言葉では語りつくせない日本の物語。その一つ一つを空から拾い始め、線でつなぎ、四季折々に結ぶ空撮ドキュメンタリー。フランスとの国際共同制作により、心揺さぶる繊細な映像表現が誕生。見慣れたはずの日本の暮らしが、キラキラと輝き始める。


羅生門 4Kデジタル修復版
●2018年12月8日(土)よる9:00〜 他
主演・三船敏郎、監督・黒澤明、ベネチア映画祭グランプリ、アカデミー名誉賞(外国語映画賞)を受賞し、日本映画の世界的な評価を決定づけた名作。平安の乱世で起きた殺人事件をめぐって、侍を殺した盗賊、侍の妻、そして侍の霊が、それぞれ事件について語るが、その言い分は、まるで違っていた…。芥川龍之介の短編小説をもとに、人間の心の闇を、強烈な光と影のモノクロ映像と大胆な演出で描いた、黒澤監督の代表作の一つ。

(c) KADOKAWA 1950

雨月物語 4Kデジタル修復版
●12月22日(土)よる9:00〜 他
巨匠・溝口健二監督が、戦国時代を舞台に、人間の欲望がもたらす悲劇を、幻想的な映像美で描き、ベネチア映画祭銀獅子賞を受賞するなど、世界的にも高く評価された日本映画史上の傑作。上田秋成の短編とモーパッサンの小説をもとにした脚本、日本映画を代表する名カメラマン・宮川一夫の繊細で鮮烈なモノクロ映像、陶工を演じる森雅之、その妻を演じる田中絹代、そして、もののけを演じる京マチ子の妖艶な魅力が強烈な印象を残す。

(c) KADOKAWA 1953

4Kでよみがえるあの番組 新日本紀行
●12月1日(土)ひる12:00〜 他
昭和38年(1963)から昭和57年(1982)まで、放送期間18年半、シリーズすべての番組総本数が794本という息の長い紀行番組。地域に根ざして生きる人々を描く紀行ドキュメンタリーのスタイルを確立した。印象的なテーマ曲とともに、現在もファンがたくさんいるシリーズが4Kで蘇る。


全世界注目の“8K放送”、絶対見逃せない大作が勢揃い

1953年に開始した日本のテレビ放送から65年、8K放送が世界で初めて開始される。「BS 8K」では初日から超話題作を放送する。開局日はBS4Kと同様に、イタリアの人気観光スポットから生中継し、食や文化、歴史などを紹介。そして同日に、全世界が羨む、70mm撮影されたSF映画の金字塔『8K完全版 2001年宇宙の旅』が放送される。またサッカーやオリンピック、大相撲などのスポーツ、乃木坂46、Perfume、サカナクションなどの音楽ライブ、その他芸術や絶景まで楽しめるドキュメンタリーなども予定。さらに年末には『第69回 NHK紅白歌合戦』の放送が決定した。

世界三大オーケストラの響き
●12月1日(土)夕方5:00〜 他
世界最高峰のオーケストラの本拠地で、ベートーベンの「第九」、ブラームスの「交響曲第1番」などクラシックの名曲を収録しました。22.2チャンネルの立体音響で、それぞれのホールの特性を忠実に再現。現地の特等席に一瞬で旅をしたような感覚をお楽しみください。


第69回 NHK紅白歌合戦
●12月31日(月)夜7:15〜
今年で69回目を迎える年末恒例の『NHK紅白歌合戦』が、ついに8Kで放送決定! 昨年は「夢を歌おう」をテーマに掲げ、特別歌手として、安室奈美恵と桑田佳祐が出場したことでも、話題になりました。今年の大みそかも目が離せません。

8K完全版 2001年宇宙の旅
●12月1日(土)昼1:10〜
謎の物体・モノリスと人類との出会い、宇宙船ディスカバリー号の木星への旅…、哲学的な物語と、リアリティとイマジネーションにあふれた映像で見るものを圧倒した映画「2001年宇宙の旅」(1968)。今回、70mmフィルムのポテンシャルを十分に活かしきることができる8Kでのテレビ放送は世界初となります。

(c) Turner Entertainment Company

ルーブル美術館 永遠の美
●12月1日(土)昼12:00〜 他
フランス・ルーブル美術館。世界屈指の美の殿堂は、歴代の王たちやナポレオンら権力者が次々にコレクションを充実させ、建物に改修を加えることで形作られました。名作の数々を圧倒的な臨場感で紹介しながら、美術館誕生までの壮大な物語を紐解いていきます。


乃木坂46 神宮球場 8Kライブ!
●12月2日(日)夜8:00〜 他
神宮球場で行われたライブを収録。3日間で18万人を動員するという乃木坂46史上最大規模のライブとなりました。番組では、白昼から夕焼け、そして夜へと移ろいゆく時の中で行われた神宮球場でのライブの模様を、ヘリコプター中継映像を含めてお送りします。


「Perfume×TECHNOLOGY」presents“Reframe”
●12月16日(日)夜7:00〜 他
「Perfume×TECHNOLOGY」presents“ Reframe”3月にNHKホールで開催しました。Perfumeのこれまでの作品やパフォーマンスを一旦解体し、それを再構築した演目で構成されたスペシャルライブ。アート作品のような精緻なパフォーマンスの魅力を美しい8Kの映像で届けします。


MISIA SOUL JAZZ LIVE〜One Mic,One Band〜
●12月23日(日)夜8:30〜 他
2018年、デビュー20周年を迎えたMISIAが、ニューヨーク在住のトランペット奏者・黒田卓也率いるスペシャルバンドを迎えて行った、一夜かぎりのライブを8K映像と臨場感あふれる22.2chサウンドで放送します。


究極ガイドTV 2時間でまわるヴェルサイユ宮殿
●放送日未定
2時間でまわる究極のルートを案内する番組。今回訪れるのは、フランス・ヴェルサイユ宮殿。絢爛豪華な鏡の回廊やルイ14世の寝室から、王妃マリー・アントワネットが愛した離宮まで、厳選した見所を8Kで映し出し、圧倒的な臨場感でお届けします。


究極ガイドTV「2時間でまわるローマ・コロッセオ」
●放送日未定
西暦80年、闘技場として作られたコロッセオは、時代の変遷と共にお墓、居住用アパート、採石場、キリスト教の聖なる場など、その役割も大きく変化してきました。細部から見えてくる当時の面影や現代人をうならせる建築技術、人類初の混雑解消策など見どころ満載。


440インチ“マイクロLEDスクリーン”での8K先行上映イベントも開催

なお11月30日(金) - 12月4日(火)には、さまざまなコンテンツが楽しめる「4K・8K スーパーハイビジョンパーク」を渋谷ストリームホールにて開催する。8Kスーパーハイビジョンシアターでは、世界最先端の440インチ「マイクロLEDスクリーン」によるNHK BS8Kの放送番組の先行上映も決定! 極上の映画、音楽、エンターテイメントをいち早く楽しめるイベントに注目だ。

◯日時:11月30日(金) - 12月4日(火)
◯会場:渋谷ストリームホール
◯住所:〒150-0002東京都渋谷区渋谷3-21-3
◯TEL:03-6419-9500

また、12月1日(土)、2日(日)にNHKが実施する4K/8K放送の公開会場も発表(詳細はこちら)。開局日の注目番組を楽しめる貴重な機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

最新情報はNHKのホームページで随時更新中!



本記事はAV REVIEW Vol.271からの転載です。本誌の詳細および購入はこちらから。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新

WEB