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公開日 2021/09/17 14:09
AWAがアンケートを実施

違法音楽アプリの利用者が減少、理由は「アーティストに還元されない」

編集部:杉山康介
AWAは、学生プランユーザーを対象に行なった違法の無料音楽アプリの利用経験や、コロナ禍でのアーティスト貢献意識についてのアンケート結果を発表した。

AWA学生プランユーザーを対象にアンケートを実施

AWAでは昨年4月より、中学生以上を対象とした全機能を半額以下の月額480円(税込)で利用できる学生プランをスタート。会員数は今年8月時点で、1年前と比べ約7倍に増加しているという。

また、一般社団法人日本レコード協会が今年3月に発表した「違法音楽アプリに関する利用実態調査」によると、2020年10月時点での違法音楽アプリ利用者数は2020年3月時点と比べて約4分の1に減少。これらの事象から、AWAでも学生の音楽に対する意識が変化しているのではないかと考え、アンケート実施に至ったとのこと。

アンケートは2021年8月23日(月)-8月27日(金)の期間に行われ、AWA学生プラン利用者456人(男性264人、女性184人、その他8人)が回答した。

違法音楽アプリの利用経験については回答者の約40%が「あり」と回答。利用を辞めた理由として最も多かったのは「好きなアーティストへ還元されないこと(違法性)」で46.5%、次いで「使いづらさ」(21.2%)、「配信曲ラインナップ」(9.9%)が挙げられた。

一方、合法音楽アプリの良かった点として最も多かったのが「使いやすさ」(37.6%)で、「好きなアーティストへ還元されること(合法性)」が26.8%、「配信曲ラインナップ」が26.8%と続いている。

「違法音楽アプリを辞めた理由」内訳

「合法音楽アプリの良かったところ」内訳

同社ではこれらの結果から、違法音楽アプリがアーティストへと貢献しないことが徐々に浸透しているほか、サービスの根幹の問題により利用者が減っていると指摘。合法音楽アプリを使ってみてサービスの良さに気づいたユーザーも多く、違法音楽アプリで不満に思っていた点を解消できていると考察している。

また、コロナ禍でのアーティストへの応援意識については、全体の66%が「増えた」「どちらかといえば増えた」と回答。実際の応援・還元方法としては「物販購入」が49.7%、「オンラインライブ鑑賞」が37.2%を占めており、学生のアーティスト応援意識が高まっていること、CDやグッズ購入以外でも、オンラインライブ鑑賞でアーティストを応援したい学生が多くいることが見受けられるとしている。

「コロナ禍のアーティストへの応援意識」内訳

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