TCL、Dolby Atmos対応サウンドバーのクラファンを開始。7.1.4ch/5.1.2ch/5.1chの3モデル
TCLジャパンエレクトロニクスは、Dolby Atmos対応サウンドバー「Q85H Pro」(7.1.4ch)「Q75H」(5.1.2ch)「Q65H」(5.1ch)の3製品を、GREEN FUNDINGにて先行支援受付を開始している。

GREEN FUNDINGでの先行販売では各モデルの支援プランを用意。4月2日12時現在、Q85H Proは在庫切れとなっているものもあるが、40%オフの76,800円となるプランのほか、Q75Hは37%オフである49,800円プラン、Q65Hは30%オフの29,800円など、最大オフ率のプランもラインナップされている(表記いずれも税込)。
Q85H Proはサウンドバー本体、サブウーファー、サテライトスピーカー(LR)がセットになった7.1.4ch対応モデル。7基のメインスピーカーと4基のアップファイアリングスピーカー、サブウーファーによって、頭上や背後からも音が降り注ぐ立体的な3Dサウンドを実現。まるで映画館にいるかのような臨場感を提供するとしている。
サウンドバーは86×52mmフルレンジ(メイン)を3基、80mm×56mmフルレンジ(メイン/サラウンド)を2基、80×54mmフルレンジ(アップファイアリング)を2基、1inchトゥイーターを搭載。サブウーファーは6.5mmウーファーを1基、サテライトは86×52mmフルレンジ(メイン)、80×54mmフルレンジ(アップファイアリング)をそれぞれ2基装備する。


Q75HとQ65Hはサウンドバーとワイヤレスサブウーファーがセットになったモデルで、Q75Hは5.1.2ch、Q65Hは5.1chに対応する。いずれもサウンドバーおよびワイヤレスサブウーファーのドライバー構成はQ85H Proと共通になっている。
共通の高音質技術として、独自の「RayDanz技術」を採用。特殊なスピーカー配置と曲面反射器を組み合わせて音を壁に反射させることで、部屋全体を包み込むような広がりと奥行きのある音場を形成。リスニング位置に関わらず高品質なサウンドを実現するとしている。一般的なDSP(デジタルシグナルプロセッサ)演算技術と比較して、より原音に近い自然な音響体験をもたらすという。
チューニングは同ブランドの「Golden Ear LabのGolden Ears認定」を受けた5人の専門家が率いる音響チームによって設計。多次元の音質研究開発システムを構築、厳格な音質基準を確立し、細かく繰り返し調整して、高水準の音響効果を実現したとする。「テレビのサウンドシステムの潜在能力を最大限に引き出し、完璧なリスニングの楽しみを生み出す」とアピールした。
さらに最先端の「AI音場適応技術(AI Sonic Adaptation)」を搭載。専用アプリ「TCL Home App」を通じて、部屋の広さや家具の配置、壁や天井からの反射音など、周囲の音響環境をリアルタイムで分析。AIによる音の最適化プロセスを経て、リスニングポイント(視聴位置)を自動検出、低音・高音のバランスやサラウンド効果の強弱、反響音の調整を制御することで、「特定の場所だけ音がこもる」「低音が響きすぎる」「セリフが聞こえづらい」といった問題を解消する。
また音場補正結果はユーザーの好みに応じて再調整も可能で、自宅リビング、寝室、書斎など設置環境が異なる場合や、家族での映画鑑賞、パーティー時のBGM、夜間の静かな視聴などシーンに応じてなど、さまざまなシチュエーションで常に最適な音響体験を実現するとした。
最大出力はQ85H Proが860W(サウンドバー420W+サブウーファー200W+サテライト240W)、Q75Hが620W(サウンドバー420W+サブウーファー200W)、Q65Hが580W(サウンドバー380W+サブウーファー200W)。
サウンドフォーマットはDolby Atmos/DTS:X/PCM/MP3/WMA/FLAC/WAVに対応。入出力端子はHDMI 2.1×3基(うち1基がeARC対応)、USB入力×1基、光デジタル出力×1基を装備。
外形寸法/質量はQ85H Proのサウンドバーが1054W×68H×123.5Dmm/5.6kg、サブウーファーが220W×368.66H×275Dm/6.38kg、サテライトスピーカーが100W×167H×122Dmm/1.19kg。
Q75Hのサウンドバーが1054W×68H×123.5Dmm/5.6kg、サブウーファーが220W×368.66H×275Dm/6.4kg。
Q65Hのサウンドバーが1054W×68H×123.5Dmm/4.22kg、サブウーファーが220W×368.66H×275Dm/6.0kg。