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公開日 2021/11/17 22:02
実地開催は11/19(金)まで
<Inter BEE>NHK&JEITAブースで8K/AR/VRの最新技術を体験。JVCケンウッドはリモートカメラ軸に提案
編集部:松永達矢
Inter BEE2021(2021年国際放送機器展)が本日11月17日(水)から19日(金)にかけて幕張メッセにて開催されている。昨年はオンラインのみの開催であったが、本年はリアルとオンライン(12/17まで)の2会場での実施となる。本稿ではNHK/JEITA、JVCケンウッド、システムファイブ、EIZOブースの様子を紹介する。
■NHK/JEITA
NHKとJEITAの共同出展ブースでは、「つながる、つなげる 〜あなたと紡ぐ!メディアの新時代へ〜」をコンセプトに新4K8K衛星放送の魅力をアピールする展示を実施。「8K文化財プロジェクト」は、高解像度で3Dスキャンした文化財を8Kモニターに表示し、ゲームパッドを操作して好きな角度から見ることができるという体験型展示で、多くの賑わいを見せていた。
隣接するNHKテクノロジーズのブースでは、4K伝送装置4台を活用して8Kライブ伝送を可能とする「可搬型8Kライブ伝送システム」を紹介。これにより、これまで映像の伝送に固定回線の敷設が必要だった8Kの映像中継を、屋外や固定回線敷設が難しいエリアからでも行うことができるという。
NHKエンジニアリングシステムのブースでは、今年6月実施の技研公開2021にて披露されたAR/VR応用技術「空間共有コンテンツ視聴システム」が体験可能。カメラトラッキング技術を用い、VR空間に居る自分のそばに、離れた場所で同じコンテンツを視聴している他者の姿を等身大で表示することで、視聴者同士が実際に隣り合っているかのような感覚が味わえるとしている。
また同ブースでは、折り曲げられる超薄型4K有機ELディスプレイ“フレキシブルディスプレー”を用いたシステム「未来の没入型ディスプレー」も展示された。映像デモは海外の路面電車の運転席視点を映したもので、走行に合わせて振動する椅子の効果と、約180度の視野角をカバーする高繊細な映像により臨場感溢れる体験が可能だ。なお、これらのデモ体験についてはブース内で予約が必要となっている。
■JVCケンウッド
JVCケンウッドでは、同社のリモートカメラを軸に据えた、リモートプロダクションやリアルタイム配信を実現する独自技術「Robo Production」を展示。スポーツ中継、音楽ライブ、会議、大学講義など幅広い映像制作/配信シーンに対応できるシステムとして紹介されている。
ブース担当者は、放送や学校、官公庁からのニーズに対応するだけではなく、企業のライブコマースや、個人で収入を得るクラスの配信者からもアプローチできるシステムとして、スイッチャーを介さないPCによる映像切替と低価格なリモートカメラを組み合わせたソリューションを訴求していきたいと意気込みを語っていた。
■システムファイブ
システムファイブでは、同社が取り扱うDJI製品を多数展示。シネマカメラ「DJI Ronin 4D」の実動機が初展示されていたほか、11月発表の5.1K/50fpsの動画撮影に対応するドローン「Mavic3」や、モジュラー設計を採用するアクションカム「Action2」など、今年発表された製品が多数展示。ライバー/Vロガーの増加傾向も影響してか、ブースは常に活況を呈していた。
■EIZO
EIZOブースでは、4K HDRコンテンツの制作・納品という観点からHDRモニターの展示および表示デモを実施。ブース内ではキャリブレーションセンサー内蔵の31.1型4K HDRリファレンスモニター「ColorEdge PROMINENCE CG3146」の実機パフォーマンスや、SDR/HDR両方式での納品というクリエイター目線のニーズに応える“スタンダードシリーズ”「ColorEdge CS2740-X」を展示。
会場ではリファレンスモニターと“スタンダードシリーズ”の製品を並べて配置。同一コンテンツをSDR/HDR両方式で表示する映像デモによって来場者の目を引いていた。また、ゲーミングの分野で増えつつある湾曲型モニターをビジネス向けに打ち出したという「FlexScan EV3895」も展示。フルHDの3倍の情報を1画面上に表示できる優れた一覧性が特徴で、映像制作における編集のタイムライン表示などに適していると紹介されていた。
■NHK/JEITA
NHKとJEITAの共同出展ブースでは、「つながる、つなげる 〜あなたと紡ぐ!メディアの新時代へ〜」をコンセプトに新4K8K衛星放送の魅力をアピールする展示を実施。「8K文化財プロジェクト」は、高解像度で3Dスキャンした文化財を8Kモニターに表示し、ゲームパッドを操作して好きな角度から見ることができるという体験型展示で、多くの賑わいを見せていた。
隣接するNHKテクノロジーズのブースでは、4K伝送装置4台を活用して8Kライブ伝送を可能とする「可搬型8Kライブ伝送システム」を紹介。これにより、これまで映像の伝送に固定回線の敷設が必要だった8Kの映像中継を、屋外や固定回線敷設が難しいエリアからでも行うことができるという。
NHKエンジニアリングシステムのブースでは、今年6月実施の技研公開2021にて披露されたAR/VR応用技術「空間共有コンテンツ視聴システム」が体験可能。カメラトラッキング技術を用い、VR空間に居る自分のそばに、離れた場所で同じコンテンツを視聴している他者の姿を等身大で表示することで、視聴者同士が実際に隣り合っているかのような感覚が味わえるとしている。
また同ブースでは、折り曲げられる超薄型4K有機ELディスプレイ“フレキシブルディスプレー”を用いたシステム「未来の没入型ディスプレー」も展示された。映像デモは海外の路面電車の運転席視点を映したもので、走行に合わせて振動する椅子の効果と、約180度の視野角をカバーする高繊細な映像により臨場感溢れる体験が可能だ。なお、これらのデモ体験についてはブース内で予約が必要となっている。
■JVCケンウッド
JVCケンウッドでは、同社のリモートカメラを軸に据えた、リモートプロダクションやリアルタイム配信を実現する独自技術「Robo Production」を展示。スポーツ中継、音楽ライブ、会議、大学講義など幅広い映像制作/配信シーンに対応できるシステムとして紹介されている。
ブース担当者は、放送や学校、官公庁からのニーズに対応するだけではなく、企業のライブコマースや、個人で収入を得るクラスの配信者からもアプローチできるシステムとして、スイッチャーを介さないPCによる映像切替と低価格なリモートカメラを組み合わせたソリューションを訴求していきたいと意気込みを語っていた。
■システムファイブ
システムファイブでは、同社が取り扱うDJI製品を多数展示。シネマカメラ「DJI Ronin 4D」の実動機が初展示されていたほか、11月発表の5.1K/50fpsの動画撮影に対応するドローン「Mavic3」や、モジュラー設計を採用するアクションカム「Action2」など、今年発表された製品が多数展示。ライバー/Vロガーの増加傾向も影響してか、ブースは常に活況を呈していた。
■EIZO
EIZOブースでは、4K HDRコンテンツの制作・納品という観点からHDRモニターの展示および表示デモを実施。ブース内ではキャリブレーションセンサー内蔵の31.1型4K HDRリファレンスモニター「ColorEdge PROMINENCE CG3146」の実機パフォーマンスや、SDR/HDR両方式での納品というクリエイター目線のニーズに応える“スタンダードシリーズ”「ColorEdge CS2740-X」を展示。
会場ではリファレンスモニターと“スタンダードシリーズ”の製品を並べて配置。同一コンテンツをSDR/HDR両方式で表示する映像デモによって来場者の目を引いていた。また、ゲーミングの分野で増えつつある湾曲型モニターをビジネス向けに打ち出したという「FlexScan EV3895」も展示。フルHDの3倍の情報を1画面上に表示できる優れた一覧性が特徴で、映像制作における編集のタイムライン表示などに適していると紹介されていた。