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公開日 2022/04/15 15:00
新デザインで装着性、通話性能も向上
Bang & Olufsen、ステム採用のANC完全ワイヤレス「Beoplay EX」。大口径ドライバーで低音強化
編集部:川田菜月
Bang & Olufsenは、アクティブノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホン「Beoplay EX」を発表。4月22日より順次発売する。価格は39,900円(税込)。
本体色は3色を用意。4月22日に登場するAnthracite Oxygen(アンスラサイト・オキシジェン)をはじめ、Gold Tone(ゴールド・トーン)を5月12日以降、Black Anthacite(ブラック・アンスラサイト)を6月2日以降に展開する。
Beoplay EXでは、カスタマイズしたφ9.2mmネオジムマグネットドライバーを搭載。従来モデル「Beoplay EQ」と比較して35%大きくなっており、同社製完全ワイヤレスイヤホンの中でも最大口径を実現した。これにより、原音に忠実ながらも、全帯域にわたる解像度の高さと力強い低音を実現し、表現力豊かに音楽再生できるとする。
アクティブノイズキャンセリング機能は、環境に合わせて自動調整する「アダプティブANC」を搭載。外音取り込みモードも備える。専用アプリから3段階でレベル調整も可能だ。その他、EQによる音質カスタマイズもアプリから行える。
デザインも一新され、従来の円形から、イヤホン部にステムを採用したデザインに変更。ドライバー部分にスペースを設け、他のコンポーネントをステム部分に配置するなど内部設計を最適化している。
イヤホン部分のサイズは従来よりも小型化。具体的には高さは33%、面積は20%ほど縮小しており、よりさまざまな耳の形に合わせてフィットする、安定した装着感を実現するとのこと。
マイクは片側に3基ずつ内蔵。上述の通りステム部分を活用した配置とすることで、高い通話性能を実現したという。
フェイスプレート部分には強化ガラスを採用。タッチパネルになっており、音楽再生や一時停止、音量アップダウン、ANC/外音取り込みモード/OFF(ニュートラル)の切り替えなどが行える。
本体はIP57準拠の防塵・防滴仕様を備え、ワークアウトなど運動時にも使用できるとする。充電ケースは傷や汚れがつきにくいというアルマイト仕上げのアルミニウムを採用。USB-C端子を装備、Qi規格のワイヤレス充電にも対応する。
Bluetoothはバージョン5.2、コーデックはSBC/AAC/aptX Adaptiveをサポート。連続再生時間はANCオン/AAC再生時で最大6時間、ケース併用で最大約20時間(ANCオフ/AAC再生時は最大8時間、ケース併用で最大約28時間)。また20分の充電で2時間使用できる。
片側イヤホンのみの使用も可能。ほか、近接センサーを内蔵しており、イヤホンを外すとミュートする仕様。また2台までのマルチポイント機能に対応する。イヤーチップはシリコン製のXS/S/M/Lサイズと、コンプライフォームイヤーチップMサイズを付属する。
同社はメディア向けに製品発表会を開催した。Bang & Olufsen Japan代表の水尾正人氏は、「完全ワイヤレスイヤホン市場は各社が注視しているカテゴリー」であるとし、Bang & Olufsenは初代モデル「E8」を2017年に投入するなど、早い段階から参入してきたと説明。以来、同社の製品カテゴリーの中でも他にはないスピードで、ユーザーの声を活かしながら製品開発を行なってきたという。
5世代目となるBeoplay EXでは、ブランドの一貫した開発思想である「アコースティック・デザイン・クラフトマンシップ」の3つを軸としながら、Bluetoothアイテムながら豊かな音質・再現性や、昨今のライフスタイルに合わせた利便性などを追求し、「価値を再定義」したとアピールする。
音質面では、デンマーク本社のトーンマイスターと音響エンジニアによって、音響設計およびチューニングが施され、立体感のあるサウンドを追求。同社製ハイエンドスピーカーで鳴らすような音のディテールや奥行き、明瞭感などをワイヤレスイヤホンでも再現することを目指した。
筐体には2つのベントを装備。前側のベントはマイクも兼ねており、ノイズキャンセリングの閉塞感を抑えて機能の安定化を図っている。さらに後ろ側のベントにより空気の流れが生まれることで、ドライバーの圧力を逃して適切に駆動させる役割を担っている。これにより低音も削れることなくパワフルな音質を実現するという。
デザインについては、大口径ドライバーの採用と装着性の両立を図ったことに加えて、従来モデルではフィット感の調整を行おうとした際に、タッチパネルに誤って触れてしまうというケースがあり、ステム形状とすることでそうした誤動作も回避できると説明する。
装着してみると、イヤホン部分が耳介にしっかり収まり、高いフィット感を実感。耳の凹凸部にはまるようなかたちでピタッと装着できる。またノズル部分の装着位置も変わったのか、従来製品ではイヤーチップのサイズを最小にしていた記者だが、Mサイズを試すと耳穴入口からぴったりと密着してフィットさせることができた。
おかげでパッシブな遮音性も高まり、ANCもより効果的に機能しているように感じた。音質面でも、強化された低音再生を体感できるだけでなく、伸びやかな中高音や、細やかな描写力などを体感できた。
このほか、タッチパネル部分の周囲にはアルミニウムのリングを配置しており、このリング部分の凹凸や、ステム部分とタッチパネル部分に段差を設けたことにより、イヤホン装着や脱着時などの誤動作も起きにくくなっているという。
ステム部分にはイヤホン片側に内蔵するマイク3基のうち、先端部とフェイスプレート部の下あたりに2基の通話用マイクを配置しており、ビームフォーミングの性能向上にも寄与している。
会場には同社のハイエンドスピーカー「Beolab 50」が用意され、Lono Brazil III(ロノ・ブラジル III)氏によるDJプレイが披露された。
Lono Brazil III氏は、「これまでもBang & Olufsenの製品は使っていて、透き通った音質で気に入っていた。Beoplay EXではさらに重低音が強くなった」とし、そんなBeoplay EXの性能を楽しめるようプレイリストも用意。柔らかい曲調から、グルーブ感のある、低音がしっかり楽しめる音楽へと流れるような曲順にしたと説明する。
選曲には女性ボーカルも多く取り入れられており、Beoplay EXで再生することで「重低音とボーカルの高音の両方を、バランス良く再現できると思う」とコメント。
また、普段からランニングなど運動をよくするというLono Brazil III氏。実際に使ってみて「長い距離を走っても、ずれることなく装着できた」「外の音を聞きたい時にもすぐに対応できて便利」と感想を語った。
本体色は3色を用意。4月22日に登場するAnthracite Oxygen(アンスラサイト・オキシジェン)をはじめ、Gold Tone(ゴールド・トーン)を5月12日以降、Black Anthacite(ブラック・アンスラサイト)を6月2日以降に展開する。
Beoplay EXでは、カスタマイズしたφ9.2mmネオジムマグネットドライバーを搭載。従来モデル「Beoplay EQ」と比較して35%大きくなっており、同社製完全ワイヤレスイヤホンの中でも最大口径を実現した。これにより、原音に忠実ながらも、全帯域にわたる解像度の高さと力強い低音を実現し、表現力豊かに音楽再生できるとする。
アクティブノイズキャンセリング機能は、環境に合わせて自動調整する「アダプティブANC」を搭載。外音取り込みモードも備える。専用アプリから3段階でレベル調整も可能だ。その他、EQによる音質カスタマイズもアプリから行える。
デザインも一新され、従来の円形から、イヤホン部にステムを採用したデザインに変更。ドライバー部分にスペースを設け、他のコンポーネントをステム部分に配置するなど内部設計を最適化している。
イヤホン部分のサイズは従来よりも小型化。具体的には高さは33%、面積は20%ほど縮小しており、よりさまざまな耳の形に合わせてフィットする、安定した装着感を実現するとのこと。
マイクは片側に3基ずつ内蔵。上述の通りステム部分を活用した配置とすることで、高い通話性能を実現したという。
フェイスプレート部分には強化ガラスを採用。タッチパネルになっており、音楽再生や一時停止、音量アップダウン、ANC/外音取り込みモード/OFF(ニュートラル)の切り替えなどが行える。
本体はIP57準拠の防塵・防滴仕様を備え、ワークアウトなど運動時にも使用できるとする。充電ケースは傷や汚れがつきにくいというアルマイト仕上げのアルミニウムを採用。USB-C端子を装備、Qi規格のワイヤレス充電にも対応する。
Bluetoothはバージョン5.2、コーデックはSBC/AAC/aptX Adaptiveをサポート。連続再生時間はANCオン/AAC再生時で最大6時間、ケース併用で最大約20時間(ANCオフ/AAC再生時は最大8時間、ケース併用で最大約28時間)。また20分の充電で2時間使用できる。
片側イヤホンのみの使用も可能。ほか、近接センサーを内蔵しており、イヤホンを外すとミュートする仕様。また2台までのマルチポイント機能に対応する。イヤーチップはシリコン製のXS/S/M/Lサイズと、コンプライフォームイヤーチップMサイズを付属する。
同社はメディア向けに製品発表会を開催した。Bang & Olufsen Japan代表の水尾正人氏は、「完全ワイヤレスイヤホン市場は各社が注視しているカテゴリー」であるとし、Bang & Olufsenは初代モデル「E8」を2017年に投入するなど、早い段階から参入してきたと説明。以来、同社の製品カテゴリーの中でも他にはないスピードで、ユーザーの声を活かしながら製品開発を行なってきたという。
5世代目となるBeoplay EXでは、ブランドの一貫した開発思想である「アコースティック・デザイン・クラフトマンシップ」の3つを軸としながら、Bluetoothアイテムながら豊かな音質・再現性や、昨今のライフスタイルに合わせた利便性などを追求し、「価値を再定義」したとアピールする。
音質面では、デンマーク本社のトーンマイスターと音響エンジニアによって、音響設計およびチューニングが施され、立体感のあるサウンドを追求。同社製ハイエンドスピーカーで鳴らすような音のディテールや奥行き、明瞭感などをワイヤレスイヤホンでも再現することを目指した。
筐体には2つのベントを装備。前側のベントはマイクも兼ねており、ノイズキャンセリングの閉塞感を抑えて機能の安定化を図っている。さらに後ろ側のベントにより空気の流れが生まれることで、ドライバーの圧力を逃して適切に駆動させる役割を担っている。これにより低音も削れることなくパワフルな音質を実現するという。
デザインについては、大口径ドライバーの採用と装着性の両立を図ったことに加えて、従来モデルではフィット感の調整を行おうとした際に、タッチパネルに誤って触れてしまうというケースがあり、ステム形状とすることでそうした誤動作も回避できると説明する。
装着してみると、イヤホン部分が耳介にしっかり収まり、高いフィット感を実感。耳の凹凸部にはまるようなかたちでピタッと装着できる。またノズル部分の装着位置も変わったのか、従来製品ではイヤーチップのサイズを最小にしていた記者だが、Mサイズを試すと耳穴入口からぴったりと密着してフィットさせることができた。
おかげでパッシブな遮音性も高まり、ANCもより効果的に機能しているように感じた。音質面でも、強化された低音再生を体感できるだけでなく、伸びやかな中高音や、細やかな描写力などを体感できた。
このほか、タッチパネル部分の周囲にはアルミニウムのリングを配置しており、このリング部分の凹凸や、ステム部分とタッチパネル部分に段差を設けたことにより、イヤホン装着や脱着時などの誤動作も起きにくくなっているという。
ステム部分にはイヤホン片側に内蔵するマイク3基のうち、先端部とフェイスプレート部の下あたりに2基の通話用マイクを配置しており、ビームフォーミングの性能向上にも寄与している。
会場には同社のハイエンドスピーカー「Beolab 50」が用意され、Lono Brazil III(ロノ・ブラジル III)氏によるDJプレイが披露された。
Lono Brazil III氏は、「これまでもBang & Olufsenの製品は使っていて、透き通った音質で気に入っていた。Beoplay EXではさらに重低音が強くなった」とし、そんなBeoplay EXの性能を楽しめるようプレイリストも用意。柔らかい曲調から、グルーブ感のある、低音がしっかり楽しめる音楽へと流れるような曲順にしたと説明する。
選曲には女性ボーカルも多く取り入れられており、Beoplay EXで再生することで「重低音とボーカルの高音の両方を、バランス良く再現できると思う」とコメント。
また、普段からランニングなど運動をよくするというLono Brazil III氏。実際に使ってみて「長い距離を走っても、ずれることなく装着できた」「外の音を聞きたい時にもすぐに対応できて便利」と感想を語った。
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