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公開日 2023/07/07 20:36
上映第1弾は『君たちはどう生きるか』

イオンシネマ徳島など3劇場、DTS:Xやドルビーアトモスを相互運用できる音声規格「IAB」に対応

編集部:小野佳希
DTS Inc.は、イオンシネマ徳島など3つの劇場を、DTS:Xやドルビーアトモスなどの異なるイマーシブサウンドシステムを相互運用できる音声規格「IAB」(イマーシブ・オーディオ・ビットストリーム)に対応させたと発表した。

DTS:Xのロゴ

GDC社製のDTS:Xシネマサーバー「SX-4000」のソフトウェアアップデートを実施し、SMPTEの規格であるIABに対応。これにより、IABフォーマットにて提供される映画作品のDCP (digital cinema package) をDTS:Xスクリーンにて上映することが可能になった。

IAB DCPのDTS:X上映が可能となったのは、イオンシネマ徳島、TOHOシネマズ熊本サクラマチ、シネマサンシャインららぽーと沼津の3劇場。IAB DCPによる最初のDTS:X上映は、7月14日から公開されるスタジオジブリ宮崎駿監督最新作『君たちはどう生きるか』に決定しており、邦画作品初のIAB DCP対応作品として、これらの3劇場にてDTS:Xで上映される。

DTSの親会社であるXperiのバイスプレジデント、ローレン・ニールセン氏は「今回のIAB対応で上映できる劇場や作品が増え、映画の世界に浸って楽しめる、より多くの機会を日本の映画ファンの皆様に提供できるようになると考えており、今回のIAB対応はその重要な足掛かりとなる」とコメント。

「1993年に映画に画期的なデジタルサウンドをもたらしてからちょうど30周年の節目を迎えた私たちは、これからもさらに、『かつてない驚きの体験』を提供するべく邁進いたします」としている。

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