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公開日 2023/10/18 17:11
10ドライバー・ハイブリッド型
64 Audio、“TRUE ISOBARIC”で低域を大幅強化したハイブリッドIEM「Volur」
編集部:杉山康介
ミックスウェーブは、同社が取り扱う64 Audioの10ドライバー・ハイブリッド型IEM「Volur(ヴォリュール)」を10月20日より発売する。価格はオープンだが、市場では398,000円前後での実売が想定される。
9mm径のダイナミックドライバーを低域用に2基と、BAドライバーを中域用に6基、中高域と高域用にそれぞれ1基ずつ、計10ドライバーを搭載したハイブリッド型IEM。筐体の大きさは既存モデルのまま、内部構造を再設計することで、多数のドライバーや3Dプリントのチャンバー、チューニング機構の搭載を実現している。
特徴的な技術として、より良い低域応答を実現するための「TRUE ISOBARIC」構造を採用。これはダイナミックドライバー2基を音響的に不活性なカップリングチャンバーによって直列に接続したもので、一方の振動板は完全に密閉され空気だけを動かし、もう一方の振動板からのみ音圧が発生する。この構造により、優れたダンピング、低歪み、2倍のパワーハンドリング、低音レスポンスの拡張といった効果が得られるという。
ダイナミックドライバーの直列接続による感度低下を避けるため、ドライバーユニットも新開発。n54マグネットと25μm PU/115°C + 19μm Tiコーンを備えた、カスタム9mmドライバーを搭載した。さらに音を形作るため、限定モデル「Fourte Blanc」用に開発された高精度テキスタイルメッシュローパスフィルターも採用。未だかつてない低域の再生能力を発揮できるとしている。
高域用には従来モデルから引き続き、同社独自のオープン型BA「tiaドライバー」を採用。さらに今回、tiaドライバーの性能に磨きをかけるため、新開発の「tia waveguide」を取り付けた。tia waveguideは、前面と側面に備わる特殊な拡散窓により、高音域の効率と全体的な振幅を向上。それだけではなく、中域のドライバーハウジングにはめ合わせるためのマウントメカニズムとしても機能し、製造時に正確なドライバー配置が可能だという。
また、IEMの遮音性を維持しつつ密閉された外耳道の空気圧を解放する取り外し可能な「apexモジュール」や、音導孔を大口径のもの1つにする「tia シングルボアデザイン」、アンプとの相互作用を適切にすることでさまざまな接続機器でも安定したサウンドを実現する「LID」などの独自技術・設計も搭載。特に本機では、ミッドドライバーハウジングに組み込まれた低域用ボアのスペースを最大化するため、apexシステムの再設計が行われている。
フェイスプレートにはより滑らかな面取り加工を施し、マットブラック仕上げのアルミ製シェルとシームレスに融合。過去に発売したハイブリッド型IEM「Nio」へのオマージュとして、ニュージーランドのパウア貝から作られた紫色のチップを取り付ける。
周波数特性は5Hz - 22kHzで、インピーダンスは6.3Ω@1kHz、感度は103dB/mW@1kHz@1mW(94mV)。パッケージにはイヤーチップ(シリコン、Spinfit、TrueFidelity)や、3種類のapexモジュール(m20/m15/mX)などが付属。さらに期間限定で、追加のapexモジュールm12が付属するとのこと。
9mm径のダイナミックドライバーを低域用に2基と、BAドライバーを中域用に6基、中高域と高域用にそれぞれ1基ずつ、計10ドライバーを搭載したハイブリッド型IEM。筐体の大きさは既存モデルのまま、内部構造を再設計することで、多数のドライバーや3Dプリントのチャンバー、チューニング機構の搭載を実現している。
特徴的な技術として、より良い低域応答を実現するための「TRUE ISOBARIC」構造を採用。これはダイナミックドライバー2基を音響的に不活性なカップリングチャンバーによって直列に接続したもので、一方の振動板は完全に密閉され空気だけを動かし、もう一方の振動板からのみ音圧が発生する。この構造により、優れたダンピング、低歪み、2倍のパワーハンドリング、低音レスポンスの拡張といった効果が得られるという。
ダイナミックドライバーの直列接続による感度低下を避けるため、ドライバーユニットも新開発。n54マグネットと25μm PU/115°C + 19μm Tiコーンを備えた、カスタム9mmドライバーを搭載した。さらに音を形作るため、限定モデル「Fourte Blanc」用に開発された高精度テキスタイルメッシュローパスフィルターも採用。未だかつてない低域の再生能力を発揮できるとしている。
高域用には従来モデルから引き続き、同社独自のオープン型BA「tiaドライバー」を採用。さらに今回、tiaドライバーの性能に磨きをかけるため、新開発の「tia waveguide」を取り付けた。tia waveguideは、前面と側面に備わる特殊な拡散窓により、高音域の効率と全体的な振幅を向上。それだけではなく、中域のドライバーハウジングにはめ合わせるためのマウントメカニズムとしても機能し、製造時に正確なドライバー配置が可能だという。
また、IEMの遮音性を維持しつつ密閉された外耳道の空気圧を解放する取り外し可能な「apexモジュール」や、音導孔を大口径のもの1つにする「tia シングルボアデザイン」、アンプとの相互作用を適切にすることでさまざまな接続機器でも安定したサウンドを実現する「LID」などの独自技術・設計も搭載。特に本機では、ミッドドライバーハウジングに組み込まれた低域用ボアのスペースを最大化するため、apexシステムの再設計が行われている。
フェイスプレートにはより滑らかな面取り加工を施し、マットブラック仕上げのアルミ製シェルとシームレスに融合。過去に発売したハイブリッド型IEM「Nio」へのオマージュとして、ニュージーランドのパウア貝から作られた紫色のチップを取り付ける。
周波数特性は5Hz - 22kHzで、インピーダンスは6.3Ω@1kHz、感度は103dB/mW@1kHz@1mW(94mV)。パッケージにはイヤーチップ(シリコン、Spinfit、TrueFidelity)や、3種類のapexモジュール(m20/m15/mX)などが付属。さらに期間限定で、追加のapexモジュールm12が付属するとのこと。