ニュース
HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2024/04/02 10:00
「推し活リスト」と「番組こねくと」も新採用
REGZA、2年ぶりモデルチェンジの4K有機ELテレビ「X8900N」。ゲーム専用GUIとネット動画高画質機能を追加
編集部:長濱行太朗
TVS REGZAは、4K有機ELテレビの2024年モデル「X8900Nシリーズ」を4月12日に発売する。画面サイズは、48/55/65型の3モデル。価格は全てオープンで、ラインナップと税込みの市場予想価格は以下の通り。
<X8900Nシリーズ>
・65型 「65X8900N」 440,000円前後
・55型 「55X8900N」 330,000円前後
・48型 「48X8900N」 264,000円前後
本シリーズは、2022年モデル「X8900Lシリーズ」の後継機種であり、2年ぶりのモデルチェンジとなる。最上位機の9000番台は「X9900M」が2023年春に発売されていたが、8000番台は継続していた。映り込みを防止する低反射有機ELパネルを表面に設置し、高冷却インナープレート/メタルバックカバーをパネル内部に盛り込んだ、新開発の有機ELパネルモジュールを採用したことで、明るく色鮮やかで高コントラストな映像を実現しているという。
X8900Nシリーズは、同日に発表されたMini LED搭載の4K液晶テレビ「Z870Nシリーズ」と同様に、2024年版の「レグザエンジン ZR」を搭載。ネット動画の特性に合わせた精細感/コントラスト/色階調の向上、あわせてノイズ制御やフレームレートの低いコンテンツでも滑らかに再生する「ネット動画ビューティ」が投入された。
ネット動画で効果を発揮する高画質機能として「ネット動画バンディングスムーサー」にも対応。2023年の最上位4Kテレビ「X9900Mシリーズ」などに採用されていた機能で、ネット動画で発生する圧縮ノイズやバンディングを抑制する。
放送番組の高画質技術「地デジAIビューティ」では、地デジやBSの放送番組のノイズ抑制をはじめ、精細感復元技術などによって画質向上を実現。クラウド上にデータベース化した地デジやBS番組のジャンルや番組タイトルごとの映像調整パラメーターを、視聴中の放送番組の映像に反映することで、最適な高画質処理を可能とする「クラウドAI高画質テクノロジー」も備える。
あわせて、人肌の立体感や質感の向上、黒ずみや白飛びの抑制、撮影環境によるカラーシフトへの処理などによって、自然な人肌の表現を可能とする「ナチュラルフェイストーン」や、「32色軸カラーイメージコントロール」を搭載する。
視聴環境の明るさや照明を検知して映像バランスの最適化を自動で行う「おまかせAIピクチャー」も採用。また2023年のフラグシップ4Kテレビに採用していた、室内照明の色温度の違いを認識してホワイトバランスを自動調整する機能も追加された。
X8900Nシリーズには、高音質技術「レグザ重低音立体音響システム XP」が搭載されている。メタルドームトゥイーター、ダブルフルレンジスピーカー、ダブルパッシブラジエーター、計6個のスピーカーを72Wマルチアンプで駆動する構造を採用しており、確かな重低音と伸びのある高音を表現できるとしている。
他にもサウンド面の機能として「オートキャリブレーション」も採用。テレビを置いている環境の音響特性をテレビリモコンマイクで測定し、室内音響特性に適したサウンドに自動調整することができる。また、サウンドモードには、「スポーツ」が新たに追加されており、スタジアムにいるような歓声の聴こえ、音の広がりや響きを得られるという。Dolby Atmosの3Dオーディオフォーマットにも対応する。
録画関連機能では、番組ジャンルやタレント・アーティスト名を登録するだけで出演番組を自動録画する「おまかせ録画」、好きなジャンルやアーティストの出演作品を放送番組からネット動画までシームレスに検索することができる「新 ざんまいスマートアクセス」、見たいシーンをすぐに再生できる「シーンリスト」を採用する。
新採用の「みるコレ 番組ガイド」の「推し活リスト」では、ユーザーが好きなタレントやアイドル・アーティストなどを「推しタレントを見つけて登録」に、ドラマやバラエティー、スポーツなどよく見る番組ジャンルを「推しジャンルを見つけて登録」のリストにキーワード登録しておくことで、そのキーワードに絞った出演番組スケジュールを閲覧することができる。
アイドルやアーティストなどグループ名で登録していた場合、グループに所属するメンバー名が番組の出演者・スタッフ情報として含まれている番組も、自動的にリストにピックアップ。また、「推しタレントを見つけて登録」の項目では、具体的なタレント名だけでなく、音楽やお笑い、モデル、スポーツ、文化人などタレントのジャンルから、タレント名を検索することも可能だ。
新機能「番組こねくと」では、ドラマやアニメ、バラエティーなどで気になる番組を、録画していた過去番組だけでなく、VODサービスで配信されているかもチェックすることができ、見逃し配信先のコンテンツも検索することができる。なお、YouTubeは対応していない。
ゲームプレイ時に特化した「ゲーミングメニュー」も搭載。専用のGUIによって、表示中のゲーム映像のリフレッシュレートやHDRフォーマット、VRRのあり/なしを同時に確認でき、ゲームプレイ時での調整頻度が高い「バックライト」「暗部ガンマ調整」「明るさ検出」といった機能の調整がすぐ操作できる仕様となった。
「ゲームセレクト」では、スタンダード/シューティング/ロールプレイング/レトロゲームといった、ゲームタイトルのジャンルに最適化した映像モードの選択が可能。FPSなど反応速度を重視するならシューティング、ムービーシーンが多く高画質化も図りたい作品はロールプレイング、そして旧作のゲームタイトルなどをできるだけ超解像処理などを行わず、そのままの映像で楽しみたい場合はレトロゲームの選択を想定しているという。
新機能として、ポインター(カーソル)表示にも対応しており、照準のカラー/サイズ/タイプをカスタマイズできるようになった。
ネット動画は、YouTubeをはじめ、Apple TV、Prime Video、Netflix、Disney+、U-NEXT、NHK+など多数のVODサービスに対応しており、X8900Nシリーズではバンダイチャンネルも追加された。リモコンには、全13のVODサービスのダイレクトボタンを搭載する。
付属リモコンは、従来の赤外線接続に加えBluetooth接続に対応し、操作感を向上させた。また電源ボタン以外の、ネット動画ダイレクト/数字/チャンネルアップダウンボタンでの電源オンも可能としている。
設置性を高める機構として、高さ調整ができるスタンドが新たに採用された。通常設置と高位置設置の2段階に対応。高位置設置は、テレビ下にサウンドバーを設置したい場合などに最適だという。併せて回転スタンドも採用しており、左右水平15度の角度調整が可能だ。回転スタンドは、全インチサイズとも対応。ネットワーク機能では、AirPlay 2やミラーリング機能も搭載する。
メディア向けに開催された新製品発表会にて、TVS REGZA 副社長 R&Dセンター長である石橋泰博氏は、「昨年は、ラインナップの充実、豊富なパネルサイズ展開もでき、どのようなお客様の要望にも我社の製品が応えられる状況を作ることができた。そして2024年度も皆様に感動を提供するモデルを続々と商品化していく。今回は2024年度の第1弾モデル群であり、『レグザは有機ELも本気、Mini LED液晶も本気』で進んでいく」と強い意志を語ってくれた。
チューナーは、地上デジタル×3、BS・110度デジタル×3、BS4K・110度CS4K×2を搭載。接続端子は、HDMI入力×4基(eARC対応は入力2のみ、4K/120p・VRRは入力1・2のみ、ALLMは全入力が対応)、映像コンポジット入力×1、アナログ音声入力×1(L/R)、光デジタル音声出力×1、LAN×1、USB×2(録画用×1、汎用×1)を装備。パネル解像度は3840×2160、、HDRフォーマットはHDR10+/ADAPTIVE、Dolby Vision/IQ、HDR10、HLGに対応する。
各モデルの消費電力/外形寸法/質量(スタンド含む)は、65X8900Nは359W/1,449W×894 -924H×300Dmm/30.0kg、55X8900Nは288W/1,226W×768 - 798H×265Dmm/22.5kg、48X8900Nは233W/1,068×667 - 697H×265Dmm/19.5kgとなる。
<X8900Nシリーズ>
・65型 「65X8900N」 440,000円前後
・55型 「55X8900N」 330,000円前後
・48型 「48X8900N」 264,000円前後
本シリーズは、2022年モデル「X8900Lシリーズ」の後継機種であり、2年ぶりのモデルチェンジとなる。最上位機の9000番台は「X9900M」が2023年春に発売されていたが、8000番台は継続していた。映り込みを防止する低反射有機ELパネルを表面に設置し、高冷却インナープレート/メタルバックカバーをパネル内部に盛り込んだ、新開発の有機ELパネルモジュールを採用したことで、明るく色鮮やかで高コントラストな映像を実現しているという。
X8900Nシリーズは、同日に発表されたMini LED搭載の4K液晶テレビ「Z870Nシリーズ」と同様に、2024年版の「レグザエンジン ZR」を搭載。ネット動画の特性に合わせた精細感/コントラスト/色階調の向上、あわせてノイズ制御やフレームレートの低いコンテンツでも滑らかに再生する「ネット動画ビューティ」が投入された。
ネット動画で効果を発揮する高画質機能として「ネット動画バンディングスムーサー」にも対応。2023年の最上位4Kテレビ「X9900Mシリーズ」などに採用されていた機能で、ネット動画で発生する圧縮ノイズやバンディングを抑制する。
放送番組の高画質技術「地デジAIビューティ」では、地デジやBSの放送番組のノイズ抑制をはじめ、精細感復元技術などによって画質向上を実現。クラウド上にデータベース化した地デジやBS番組のジャンルや番組タイトルごとの映像調整パラメーターを、視聴中の放送番組の映像に反映することで、最適な高画質処理を可能とする「クラウドAI高画質テクノロジー」も備える。
あわせて、人肌の立体感や質感の向上、黒ずみや白飛びの抑制、撮影環境によるカラーシフトへの処理などによって、自然な人肌の表現を可能とする「ナチュラルフェイストーン」や、「32色軸カラーイメージコントロール」を搭載する。
視聴環境の明るさや照明を検知して映像バランスの最適化を自動で行う「おまかせAIピクチャー」も採用。また2023年のフラグシップ4Kテレビに採用していた、室内照明の色温度の違いを認識してホワイトバランスを自動調整する機能も追加された。
X8900Nシリーズには、高音質技術「レグザ重低音立体音響システム XP」が搭載されている。メタルドームトゥイーター、ダブルフルレンジスピーカー、ダブルパッシブラジエーター、計6個のスピーカーを72Wマルチアンプで駆動する構造を採用しており、確かな重低音と伸びのある高音を表現できるとしている。
他にもサウンド面の機能として「オートキャリブレーション」も採用。テレビを置いている環境の音響特性をテレビリモコンマイクで測定し、室内音響特性に適したサウンドに自動調整することができる。また、サウンドモードには、「スポーツ」が新たに追加されており、スタジアムにいるような歓声の聴こえ、音の広がりや響きを得られるという。Dolby Atmosの3Dオーディオフォーマットにも対応する。
録画関連機能では、番組ジャンルやタレント・アーティスト名を登録するだけで出演番組を自動録画する「おまかせ録画」、好きなジャンルやアーティストの出演作品を放送番組からネット動画までシームレスに検索することができる「新 ざんまいスマートアクセス」、見たいシーンをすぐに再生できる「シーンリスト」を採用する。
新採用の「みるコレ 番組ガイド」の「推し活リスト」では、ユーザーが好きなタレントやアイドル・アーティストなどを「推しタレントを見つけて登録」に、ドラマやバラエティー、スポーツなどよく見る番組ジャンルを「推しジャンルを見つけて登録」のリストにキーワード登録しておくことで、そのキーワードに絞った出演番組スケジュールを閲覧することができる。
アイドルやアーティストなどグループ名で登録していた場合、グループに所属するメンバー名が番組の出演者・スタッフ情報として含まれている番組も、自動的にリストにピックアップ。また、「推しタレントを見つけて登録」の項目では、具体的なタレント名だけでなく、音楽やお笑い、モデル、スポーツ、文化人などタレントのジャンルから、タレント名を検索することも可能だ。
新機能「番組こねくと」では、ドラマやアニメ、バラエティーなどで気になる番組を、録画していた過去番組だけでなく、VODサービスで配信されているかもチェックすることができ、見逃し配信先のコンテンツも検索することができる。なお、YouTubeは対応していない。
ゲームプレイ時に特化した「ゲーミングメニュー」も搭載。専用のGUIによって、表示中のゲーム映像のリフレッシュレートやHDRフォーマット、VRRのあり/なしを同時に確認でき、ゲームプレイ時での調整頻度が高い「バックライト」「暗部ガンマ調整」「明るさ検出」といった機能の調整がすぐ操作できる仕様となった。
「ゲームセレクト」では、スタンダード/シューティング/ロールプレイング/レトロゲームといった、ゲームタイトルのジャンルに最適化した映像モードの選択が可能。FPSなど反応速度を重視するならシューティング、ムービーシーンが多く高画質化も図りたい作品はロールプレイング、そして旧作のゲームタイトルなどをできるだけ超解像処理などを行わず、そのままの映像で楽しみたい場合はレトロゲームの選択を想定しているという。
新機能として、ポインター(カーソル)表示にも対応しており、照準のカラー/サイズ/タイプをカスタマイズできるようになった。
ネット動画は、YouTubeをはじめ、Apple TV、Prime Video、Netflix、Disney+、U-NEXT、NHK+など多数のVODサービスに対応しており、X8900Nシリーズではバンダイチャンネルも追加された。リモコンには、全13のVODサービスのダイレクトボタンを搭載する。
付属リモコンは、従来の赤外線接続に加えBluetooth接続に対応し、操作感を向上させた。また電源ボタン以外の、ネット動画ダイレクト/数字/チャンネルアップダウンボタンでの電源オンも可能としている。
設置性を高める機構として、高さ調整ができるスタンドが新たに採用された。通常設置と高位置設置の2段階に対応。高位置設置は、テレビ下にサウンドバーを設置したい場合などに最適だという。併せて回転スタンドも採用しており、左右水平15度の角度調整が可能だ。回転スタンドは、全インチサイズとも対応。ネットワーク機能では、AirPlay 2やミラーリング機能も搭載する。
メディア向けに開催された新製品発表会にて、TVS REGZA 副社長 R&Dセンター長である石橋泰博氏は、「昨年は、ラインナップの充実、豊富なパネルサイズ展開もでき、どのようなお客様の要望にも我社の製品が応えられる状況を作ることができた。そして2024年度も皆様に感動を提供するモデルを続々と商品化していく。今回は2024年度の第1弾モデル群であり、『レグザは有機ELも本気、Mini LED液晶も本気』で進んでいく」と強い意志を語ってくれた。
チューナーは、地上デジタル×3、BS・110度デジタル×3、BS4K・110度CS4K×2を搭載。接続端子は、HDMI入力×4基(eARC対応は入力2のみ、4K/120p・VRRは入力1・2のみ、ALLMは全入力が対応)、映像コンポジット入力×1、アナログ音声入力×1(L/R)、光デジタル音声出力×1、LAN×1、USB×2(録画用×1、汎用×1)を装備。パネル解像度は3840×2160、、HDRフォーマットはHDR10+/ADAPTIVE、Dolby Vision/IQ、HDR10、HLGに対応する。
各モデルの消費電力/外形寸法/質量(スタンド含む)は、65X8900Nは359W/1,449W×894 -924H×300Dmm/30.0kg、55X8900Nは288W/1,226W×768 - 798H×265Dmm/22.5kg、48X8900Nは233W/1,068×667 - 697H×265Dmm/19.5kgとなる。