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公開日 2024/04/18 11:48
業界初の試み
ソニー、香港・台湾向け大型液晶テレビ「BRAVIA 9」で発泡スチロール梱包を廃止
編集部 : 伴 修二郎
ソニーは、香港・台湾向けの大型液晶テレビにおいて、業界で初めて大型テレビに採用している発泡スチロール製の緩衝材を撤廃することを発表した。
対象となる商品は、香港・台湾向けのMini LEDバックライト搭載85型液晶テレビ「BRAVIA 9」。緩衝材には発泡スチロールに代わり、株式会社カネカ製のカネカ生分解性バイオポリマー「Green Planet」を使用する。
同素材は、バイオマス由来で様々な環境下での生分解性を有しており、土壌中に加え海水中でも分解されてCO2と水に戻るため、プラスチックによる環境汚染問題の解決に貢献するとしている。
緩衝材は、大型で重量のあるテレビの輸送時の耐衝撃性を確保するため、商品のデザインに合わせた複雑な形状に成型される。Green Planetの採用に向けては、発泡スチロールとは異なる素材の特性に合わせて、耐衝撃性を維持する設計と緩衝材の安定的な生産を両立する金型構造を実現したという。
併せて、これまでに培った包装設計のノウハウとシミュレーション技術の活用により、緩衝材の形状をシンプルにし、部品点数も削減するなど工夫を施したと説明している。
ソニーグループでは、2050年までに環境負荷ゼロを目指す環境計画「Road to Zero」を策定しており、この達成に向けて、段階的に環境中期目標を設定しながら行動していくとのこと。
「今後も環境に配慮した素材の開発や採用を通じた、環境負荷低減の取り組みを推進していく」とコメントしている。
対象となる商品は、香港・台湾向けのMini LEDバックライト搭載85型液晶テレビ「BRAVIA 9」。緩衝材には発泡スチロールに代わり、株式会社カネカ製のカネカ生分解性バイオポリマー「Green Planet」を使用する。
同素材は、バイオマス由来で様々な環境下での生分解性を有しており、土壌中に加え海水中でも分解されてCO2と水に戻るため、プラスチックによる環境汚染問題の解決に貢献するとしている。
緩衝材は、大型で重量のあるテレビの輸送時の耐衝撃性を確保するため、商品のデザインに合わせた複雑な形状に成型される。Green Planetの採用に向けては、発泡スチロールとは異なる素材の特性に合わせて、耐衝撃性を維持する設計と緩衝材の安定的な生産を両立する金型構造を実現したという。
併せて、これまでに培った包装設計のノウハウとシミュレーション技術の活用により、緩衝材の形状をシンプルにし、部品点数も削減するなど工夫を施したと説明している。
ソニーグループでは、2050年までに環境負荷ゼロを目指す環境計画「Road to Zero」を策定しており、この達成に向けて、段階的に環境中期目標を設定しながら行動していくとのこと。
「今後も環境に配慮した素材の開発や採用を通じた、環境負荷低減の取り組みを推進していく」とコメントしている。