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公開日 2024/05/29 20:21
自分の耳にあった完全ワイヤレスを判定するWebアプリも登場

JBL、“完全ワイヤレスの新スタンダード” 「JBL LIVE BEAM 3」。ディスプレイ付きケースも継承

編集部:成藤 正宣
ハーマンインターナショナルは、JBLブランドよりハイレゾワイヤレス/ハイブリッドノイズキャンセリング対応の完全ワイヤレスイヤホン「JBL LIVE BEAM 3」を6月7日に発売する。価格はオープンだが、JBLオンラインストアでの直販価格は28,050円(税込)。カラーバリエーションはブラック/シルバー/ブルー/パープルの4色。

「JBL LIVE BEAM 3」(ブラック)

左からブルー/パープル/シルバー

多機能とコストパフォーマンスにより現在でも好評を博しているという2022年発売モデル「JBL LIVE FREE 2」と、完全ワイヤレスイヤホンのフラグシップとして音質/装着感/機能性を追求した2023年発売モデル「JBL TOUR PRO 2」の長所を取り入れ、さらに進化させたとするモデル。

本日メディア向けに開催された発表会において、同社は本モデルを今夏の主力製品と位置づけるとともに、完全ワイヤレスイヤホンの“新スタンダード”として普及しうるポテンシャルを持つと自信を見せた。

2つの人気モデルの長所を取り入れた、完全ワイヤレスイヤホンの“新スタンダード”

■「音質」「装着性」「機能性」をもう一段押し上げる


ドライバーユニットは10mm口径のダイナミック型を搭載し、振動板には剛性および耐久性に優れたPEEK(ポリエーテルケトン)と、PU(ポリウレタン)という2種類の樹脂素材を組み合わせて採用。

JBLブランドを特徴づける、力強い低音とクリアで伸びやかな中高音域を備えた“JBLシグネチャーサウンド” チューニングにより、音楽はもちろん動画、ゲームまで幅広く楽しめるとしている。

PEEK+PU振動板の10mmダイナミックドライバーを搭載

Bluetoothはバージョン5.3に準拠し、同ブランドの完全ワイヤレスイヤホンとしては初めてLDACコーデックをサポート。ハイレゾオーディオワイヤレス認証も取得し、対応する再生デバイスと組み合わせることで、より高品位なサウンドを再生できる。コーデックはAAC/SBCもサポートするほか、今後のアップデートによりLE AudioのLC3にも対応を予定する。

“ブランド史上最高クラス”の効き目を謳うハイブリッド方式のノイズキャンセリング機能(ANC)も搭載。左右合計6つのマイクを使い、周囲および耳内の騒音レベルを高精度に測定。打ち消すノイズの周波数帯と打ち消すレベルを調整する「リアルタイム補正」に対応する。

また本モデルのANCは、日常生活でさらされることが多い低〜中音域にかけてのノイズ減衰性能を特に強化しているとのこと。

イヤホン本体の外観は、TOUR PRO 2ゆずりのショートスティック型形状を採用。ケースからの取り出しや装着に配慮した細くつまみやすいスティック部と、耳にしっかりとフィットし密閉する本体部が融合した独自の「ハイブリッドデザイン」により、快適かつ密閉された理想的な装着環境を追求している。

持ちやすいスティック部と、耳をしっかり密閉する本体部のハイブリッドデザイン

加えて、本体部の耳に触れる部分とノズル部の両方を、外耳道の形状にあわせて楕円形とする「デュアル・オーバルシェイプデザイン」も採用。遮音性を一層高めた。

■「タッチディスプレイ付ケース」も国内ユーザーの声を取り入れ進化


充電ケースも、TOUR PRO 2で初採用された「スマートタッチディスプレイ」を継承する。充電ケースにタッチ操作対応のディスプレイが内蔵されており、イヤホン本体やケースのバッテリー残量確認、ANC/外音取り込み機能の切り替え、音量や音楽再生コントロール等々、スマートフォンアプリと同等の機能にアクセスすることができる。

最上位モデルで初採用の「スマートタッチディスプレイ」付ケースを受け継いだ

本モデルのスマートタッチディスプレイは、発売当初から日本語表示に対応。また、スマートフォンアプリ「JBL Headphones」を通じて画像データを同期することで、ユーザーお気に入りの画像を壁紙として表示することができる。JBL Headphonesでは、ユーザーの聴覚特性にあわせて再生音を最適化する「Personi-Fi 3.0」も利用可能。

ほか、TOUR PRO 2の充電ケースと比べて体積は6%、質量は5%削減。さらに日本のユーザーから多数の要望が寄せられていたという、ストラップホールも備えた。

国内ユーザーからの要望に応え、ストラップホールを追加

イヤホン本体の連続再生時間は、約10時間(ANCオン)/約12時間(ANCオフ)。LDAC接続時は約6時間(ANCオン)/約9時間(ANCオフ)となる。充電ケースにより約3回のフル充電が可能で、10分の充電で約4時間再生可能な急速充電も備える。

なお本モデルの発売を記念し、アクセサリーブランド「ARTISAN&ARTIST」製のオリジナルハンドストラップと、スマートタッチディスプレイ保護フィルムの両方をプレゼントするキャンペーンが実施される。

2024年5月30日から6月30日までの間に対象店舗にてJBL LIVE BEAM 3を購入し、7月7日までにキャンペーン特設サイトから申し込むことで、オリジナルハンドストラップ1本(全4色のうちいずれか)と保護フィルムが1つずつプレゼントされる。先着順となり、賞品がなくなり次第終了となる。

ストラップとディスプレイ保護フィルムを先着順でプレゼントするキャンペーンを実施

■自分の耳に最適な完全ワイヤレスが分かる「JBL Fit Checker」


またJBL LIVE BEAM 3とともに、ユーザーそれぞれに最適な形状の完全ワイヤレスイヤホンを判定するソフトウェア「JBL Fit Checker」が公開された。

「JBL Fit Checker」

これはWebアプリとして提供されるもので、カメラとインターネット接続が利用できるスマートフォン、タブレット、PCなどからアクセスが可能。

画面上の指示にしたがって自分の両耳の写真を撮影することで、AIが耳の形状を検証。その後、好みの装着感やイヤホンの利用スタイルについていくつかの質問に答えると、JBLのラインナップの中からユーザーにとって最適な形状のイヤホンをおすすめする。

体験中の筆者

ユーザーそれぞれに適した完全ワイヤレスの形状をおすすめ

JBLでは現在、カラーバリエーションを含めると約40種類の完全ワイヤレスイヤホンを展開している。この豊富なラインナップの中から、ユーザーそれぞれが満足できるスタイルを提案したい、という考えから開発されたそうだ。

JBLは、同社の完全ワイヤレスを「Buds」「Beam」「Flex」の3ラインに分類し、ユーザーに訴求する

このほかメディア向け発表会では、JBL LIVE BEAM 3の兄弟モデルにあたる「JBL LIVE BUDS 3」が参考出展された。発売日や価格は未定だが、国内での発売自体はすでに検討を進めているとのこと。耳にすっぽりと収まる形状が好みのユーザーは、こちらにも注目だ。

参考出展された「JBL LIVE BUDS 3」。国内導入はすでに検討段階とのこと

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