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公開日 2024/11/02 14:30
DITAの新IEM「Mecha」、ヘッドバンド型イヤホン試作機も登場
<ヘッドフォン祭>final、新旗艦ヘッドホン「D8000 DC」正式発表。完全ワイヤレス「ZE3000」後継機も
編集部:杉山康介
ポータブルオーディオ製品の展示会イベント「秋のヘッドフォン祭 2024」が、本日11月2日に東京・ステーションコンファレンス東京にて開催。本項ではfinal社ブースの模様を紹介する。
ファン待望のfinal新フラグシップヘッドホン「D8000 DC」「D8000 DC Pro Edition」が、ついに正式発表された。12月中旬の発売を予定しており、本日11月2日より予約受付を開始。価格はD8000 DCが548,000円、Pro Editionが598,000円となる(ともに税込)。
名称のDCはダ・カーポ(譜面の最初に戻るという意味の音楽用語)に由来するもので、その名の通り、前機種「D8000」から全てを見直して新開発したというモデル。
中でも振動板は製造技術から見直しており独自技術「AFDS(エアフィルムダンピングシステム)」はパンチングメタルの穴径・ピッチ・パターンの全てを再設計。ドライバー前方のマグネットを除去することで開口率を70%拡張したほか、設計自体の変更によって約100gの本体の軽量化を実現したという。
イヤーパッドはこれまでと比べて1.5倍の厚さとなっており、ケーブルはスタンダードモデルに新開発のOFCブラックケーブル、Pro Editionにシルバーコートケーブルを付属。
サウンド傾向は前機種と同じようにスタンダードモデルが低域厚め、Pro Editionが高域寄りだが、厳密に言うと、Pro Editionは音量が大きくなるにつれて低域が聴こえやすくなる人間の聴覚特性にあわせ、スタンダードモデルよりも大音量で聴くことを想定した調整になっているそうだ。
ブースでは先日ローンチされたばかりのハイレゾストリーミング・Qobuzを使った試聴ブースを用意。開幕直後から多くの方がその音を確かめに来ていた。
また、finalブランドの人気完全ワイヤレス「ZE3000」の後継モデル「ZE3000 SV」も登場。新たにノイキャン機能、それも音質優先の「コンフォートANC」を搭載、ドライバーも新設計の「f-Core SV(仮称)」を採用するといった形で進化を遂げたモデルとなっている。こちらは11月中旬以降の発売、12,800円程度の価格を予定しているとのこと。
ほか、長らく試作機の参考出展が行われてきたゲーミング完全ワイヤレス「VR3000 Wireless」も、ほぼ最終仕様のモデルを展示。15,800円程度の価格で今年中の発売を見込んでいるそう。新イヤーピース「Fusion G」の単品販売も今月中にはスタートする予定で、1サイズ2ペアで3,000円程度の価格になりそうだと語っていた。
そしてagブランドの“ちょうどいい”ヘッドホン「WHP01K」の後継モデル「WHP01K MK2」が登場。内部パーツの変更によってクリアな音質を実現したほか、単独使用も可能なハイブリッドANCを搭載する。発売時期は11月下旬頃を予定、価格は据え置きの12,800円程度を考えているという。
シンガポール発のDITAブランドからは、開発中の新IEM「Mecha」が登場。比重がアルミニウムの約半分という超軽量なLiMa(リチウムマグネシウム)合金振動板+高効率デュアルマグネットにより、楽曲のあらゆる細部が鮮明に描写される力強いサウンドを実現するとしている。価格は10 - 15万円程度で、早ければ今月中には発売する予定とのこと。
また、開発中だというヘッドバンド型のセミオープンイヤホン「KA-1」の試作品も参考展示。試聴などはできない状態なものの、MMCX端子と2pin端子を両方備えていたり、先端のイヤホン部分を取り外して付け替えられたりと、見た目以上にユニークなイヤホンのようだ。
発売時期は完全に未定としつつ、若者をターゲットとしたモデルのようで、DITAとしてはお手頃な299ドル程度の価格を考えているという。今後の展開に期待したい。
■final新フラグシップヘッドホン「D8000 DC」正式発表
ファン待望のfinal新フラグシップヘッドホン「D8000 DC」「D8000 DC Pro Edition」が、ついに正式発表された。12月中旬の発売を予定しており、本日11月2日より予約受付を開始。価格はD8000 DCが548,000円、Pro Editionが598,000円となる(ともに税込)。
名称のDCはダ・カーポ(譜面の最初に戻るという意味の音楽用語)に由来するもので、その名の通り、前機種「D8000」から全てを見直して新開発したというモデル。
中でも振動板は製造技術から見直しており独自技術「AFDS(エアフィルムダンピングシステム)」はパンチングメタルの穴径・ピッチ・パターンの全てを再設計。ドライバー前方のマグネットを除去することで開口率を70%拡張したほか、設計自体の変更によって約100gの本体の軽量化を実現したという。
イヤーパッドはこれまでと比べて1.5倍の厚さとなっており、ケーブルはスタンダードモデルに新開発のOFCブラックケーブル、Pro Editionにシルバーコートケーブルを付属。
サウンド傾向は前機種と同じようにスタンダードモデルが低域厚め、Pro Editionが高域寄りだが、厳密に言うと、Pro Editionは音量が大きくなるにつれて低域が聴こえやすくなる人間の聴覚特性にあわせ、スタンダードモデルよりも大音量で聴くことを想定した調整になっているそうだ。
ブースでは先日ローンチされたばかりのハイレゾストリーミング・Qobuzを使った試聴ブースを用意。開幕直後から多くの方がその音を確かめに来ていた。
また、finalブランドの人気完全ワイヤレス「ZE3000」の後継モデル「ZE3000 SV」も登場。新たにノイキャン機能、それも音質優先の「コンフォートANC」を搭載、ドライバーも新設計の「f-Core SV(仮称)」を採用するといった形で進化を遂げたモデルとなっている。こちらは11月中旬以降の発売、12,800円程度の価格を予定しているとのこと。
ほか、長らく試作機の参考出展が行われてきたゲーミング完全ワイヤレス「VR3000 Wireless」も、ほぼ最終仕様のモデルを展示。15,800円程度の価格で今年中の発売を見込んでいるそう。新イヤーピース「Fusion G」の単品販売も今月中にはスタートする予定で、1サイズ2ペアで3,000円程度の価格になりそうだと語っていた。
そしてagブランドの“ちょうどいい”ヘッドホン「WHP01K」の後継モデル「WHP01K MK2」が登場。内部パーツの変更によってクリアな音質を実現したほか、単独使用も可能なハイブリッドANCを搭載する。発売時期は11月下旬頃を予定、価格は据え置きの12,800円程度を考えているという。
■DITA新IEM「Mecha」登場。ユニークなヘッドバンド型イヤホンも参考出展
シンガポール発のDITAブランドからは、開発中の新IEM「Mecha」が登場。比重がアルミニウムの約半分という超軽量なLiMa(リチウムマグネシウム)合金振動板+高効率デュアルマグネットにより、楽曲のあらゆる細部が鮮明に描写される力強いサウンドを実現するとしている。価格は10 - 15万円程度で、早ければ今月中には発売する予定とのこと。
また、開発中だというヘッドバンド型のセミオープンイヤホン「KA-1」の試作品も参考展示。試聴などはできない状態なものの、MMCX端子と2pin端子を両方備えていたり、先端のイヤホン部分を取り外して付け替えられたりと、見た目以上にユニークなイヤホンのようだ。
発売時期は完全に未定としつつ、若者をターゲットとしたモデルのようで、DITAとしてはお手頃な299ドル程度の価格を考えているという。今後の展開に期待したい。
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