公開日 2019/07/11 20:20
Lマウント/Eマウントがラインナップ
シグマ、「35mm F1.2」などフルサイズミラーレス専用レンズ3本。EF-M用レンズも発売予定
編集部:平山洸太
シグマは、フルサイズミラーレス用交換レンズ3本を発表した。それぞれLマウントとEマウントがラインナップされる。
・「14-24mm F2.8 DG DN Art」(190,000円・税抜/8月下旬発売)
・「35mm F1.2 DG DN Art」(190,000円・税抜/7月26日発売)
・「45mm F2.8 DG DN Contemporary」(75,000円・税抜/7月26日発売)
いずれも、DG(フルサイズ用)、DN(ミラーレス用)のレンズ。従来もEマウント用レンズはラインナップされていたが、一眼レフ用のレンズのマウント部を交換しただけのものだった。
今回発売された3モデルはフルサイズミラーレスに合わせて専用設計されたモデル。同社では初のラインナップとなる。
14-24mm F2.8 DG DN Artは圧倒的な解像感で「星景写真用レンズの決定版」とするレンズであり、Artラインとして画質が追求された。ミラーレス専用設計とすることで、小型化も実現したという。
レンズは13群18枚の構成で、FLDガラス1枚とSLDガラス5枚を用いることで、色収差の抑制を図った。また最前面を含めて3枚の非球面レンズも使用される。
コーティングには従来のスーパーマルチレイヤーコートはもちろん、本モデルで初搭載となる「ナノポーラスコーティング」を採用。ナノポーラスコーティングはコーティング剤に多孔質シリカを採用。ナノサイズの微細な穴をもつことで、反射を抑制、ゴーストやフレアを防ぐという。
本体には防塵・防滴機構を備えるほか、レンズ最前面には撥水・防汚コートが施される。またAFモーターにはステッピングモーターを採用する。星景撮影を想定し、シートタイプのリアフィルターも搭載可能。フィルター脱落防止のロック機構も備えている。
最大径はφ85.0mmで、長さは131.0mm。絞りは11枚羽根の円形絞り、最短撮影距離は30cmとなっている。
35mm F1.2 DG DN Artは、AFレンズとしてフルサイズのLマウント/Eマウントにおいて世界初の35mm F1.2となるレンズ。
レンズは12群17枚の構成で、SLDガラス3枚と両面非球面レンズを含めて3枚の非球面レンズを用いることで、色収差の抑制を図った。ショートフランジバックの特性を活かした光学設計に加えて、歪曲収差や周辺減光はカメラ内補正を効果的に利用するという。
5,000万画素オーバーに耐えうる解像感も実現したとのこと。さらにサジタルコマフレアのように、後処理での補正が困難な諸収差は光学的に追求されたという。
本体には防塵・防滴機構を備えるほか、レンズ最前面には撥水・防汚コートが施される。またAFモーターには超音波モーターHSMを採用する。動画撮影を想定し、絞りリングのクリックを有効/無効で切り替えることもできる。
最大径はφ87.8mmで、長さは136.2mm。絞りは11枚羽根の円形絞り、最短撮影距離は28cmとなっている。
45mm F2.8 DG DN Contemporaryは、フルサイズのカメラに対応できる画質を保ちつつ、コンパクト化を実現したレンズ。「小型だが品位のあるレンズ」を目指したという。
外装を含めて多くの部分に金属が採用され、品位と堅牢性を追求したとのこと。フォーカスリングのガタやフードの仕上がりなどにも何度も試作を重ね、こだわったとしている。また絞りリングに関しては、クリック音にもこだわったという。
レンズは7群8枚。描写面ではあえて球面収差を残すことで、「柔らかく美しいボケ」を追求したとアピールする。F2.8という明るさでF1.4のようにボケの量に頼ることができないため、ボケの質を追求。例えば堅いボケや2線ボケなどを抑えることで、被写体が浮かび上がるような立体感が得られるという。
最大径はφ64.0mmで、長さは46.2mm。絞りは7枚羽根の円形絞り、最短撮影距離は24cmとなっている。
そのほか、すでにマイクロフォーサーズ用として発売されているレンズ「16mm f1.4」「30mm f1.4」「56mm f1.4」について、秋頃をめどにキヤノンのEF-Mマウントでも展開すると発表。EF-Mマウントレンズの展開は同社では初めてのことだ。
そしてこちらも同社初として、「ビンテージルックシネレンズ」を9月にアムステルダムで開催されるIBC2019において正式発表すると明かした。このレンズは同社がこれまで発売してきたシネマ用レンズ10本に別バージョンとしてリリースするもので、ノンコートレンズの採用が大きな特徴。
コーティングを施さないため、フレアやゴーストが出やすく、オールドレンズのような表現が行える。また暖色の色味を出すことも追求しているという。
このレンズをリリースするにあたって、近年シネマトグラファーの間では50-70年代のオールドレンズを最近のカメラで使用することがトレンドになっていることが大きいとのこと。本レンズでは最新設計による解像感といった現代的な側面を持ちながらも、ビンテージ的な写りも得られるとアピールされた。
・「14-24mm F2.8 DG DN Art」(190,000円・税抜/8月下旬発売)
・「35mm F1.2 DG DN Art」(190,000円・税抜/7月26日発売)
・「45mm F2.8 DG DN Contemporary」(75,000円・税抜/7月26日発売)
いずれも、DG(フルサイズ用)、DN(ミラーレス用)のレンズ。従来もEマウント用レンズはラインナップされていたが、一眼レフ用のレンズのマウント部を交換しただけのものだった。
今回発売された3モデルはフルサイズミラーレスに合わせて専用設計されたモデル。同社では初のラインナップとなる。
14-24mm F2.8 DG DN Artは圧倒的な解像感で「星景写真用レンズの決定版」とするレンズであり、Artラインとして画質が追求された。ミラーレス専用設計とすることで、小型化も実現したという。
レンズは13群18枚の構成で、FLDガラス1枚とSLDガラス5枚を用いることで、色収差の抑制を図った。また最前面を含めて3枚の非球面レンズも使用される。
コーティングには従来のスーパーマルチレイヤーコートはもちろん、本モデルで初搭載となる「ナノポーラスコーティング」を採用。ナノポーラスコーティングはコーティング剤に多孔質シリカを採用。ナノサイズの微細な穴をもつことで、反射を抑制、ゴーストやフレアを防ぐという。
本体には防塵・防滴機構を備えるほか、レンズ最前面には撥水・防汚コートが施される。またAFモーターにはステッピングモーターを採用する。星景撮影を想定し、シートタイプのリアフィルターも搭載可能。フィルター脱落防止のロック機構も備えている。
最大径はφ85.0mmで、長さは131.0mm。絞りは11枚羽根の円形絞り、最短撮影距離は30cmとなっている。
35mm F1.2 DG DN Artは、AFレンズとしてフルサイズのLマウント/Eマウントにおいて世界初の35mm F1.2となるレンズ。
レンズは12群17枚の構成で、SLDガラス3枚と両面非球面レンズを含めて3枚の非球面レンズを用いることで、色収差の抑制を図った。ショートフランジバックの特性を活かした光学設計に加えて、歪曲収差や周辺減光はカメラ内補正を効果的に利用するという。
5,000万画素オーバーに耐えうる解像感も実現したとのこと。さらにサジタルコマフレアのように、後処理での補正が困難な諸収差は光学的に追求されたという。
本体には防塵・防滴機構を備えるほか、レンズ最前面には撥水・防汚コートが施される。またAFモーターには超音波モーターHSMを採用する。動画撮影を想定し、絞りリングのクリックを有効/無効で切り替えることもできる。
最大径はφ87.8mmで、長さは136.2mm。絞りは11枚羽根の円形絞り、最短撮影距離は28cmとなっている。
45mm F2.8 DG DN Contemporaryは、フルサイズのカメラに対応できる画質を保ちつつ、コンパクト化を実現したレンズ。「小型だが品位のあるレンズ」を目指したという。
外装を含めて多くの部分に金属が採用され、品位と堅牢性を追求したとのこと。フォーカスリングのガタやフードの仕上がりなどにも何度も試作を重ね、こだわったとしている。また絞りリングに関しては、クリック音にもこだわったという。
レンズは7群8枚。描写面ではあえて球面収差を残すことで、「柔らかく美しいボケ」を追求したとアピールする。F2.8という明るさでF1.4のようにボケの量に頼ることができないため、ボケの質を追求。例えば堅いボケや2線ボケなどを抑えることで、被写体が浮かび上がるような立体感が得られるという。
最大径はφ64.0mmで、長さは46.2mm。絞りは7枚羽根の円形絞り、最短撮影距離は24cmとなっている。
そのほか、すでにマイクロフォーサーズ用として発売されているレンズ「16mm f1.4」「30mm f1.4」「56mm f1.4」について、秋頃をめどにキヤノンのEF-Mマウントでも展開すると発表。EF-Mマウントレンズの展開は同社では初めてのことだ。
そしてこちらも同社初として、「ビンテージルックシネレンズ」を9月にアムステルダムで開催されるIBC2019において正式発表すると明かした。このレンズは同社がこれまで発売してきたシネマ用レンズ10本に別バージョンとしてリリースするもので、ノンコートレンズの採用が大きな特徴。
コーティングを施さないため、フレアやゴーストが出やすく、オールドレンズのような表現が行える。また暖色の色味を出すことも追求しているという。
このレンズをリリースするにあたって、近年シネマトグラファーの間では50-70年代のオールドレンズを最近のカメラで使用することがトレンドになっていることが大きいとのこと。本レンズでは最新設計による解像感といった現代的な側面を持ちながらも、ビンテージ的な写りも得られるとアピールされた。
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