トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > Gadgetニュース

公開日 2022/10/06 15:59
ファミコン実機でも動くはず

ファミコン用のGUI搭載OS「NESOS」が公開。テキストエディタも使える

多根清史
もしも任天堂がファミコン用のOSを作っていたら?というifのもと、ファミコン実機およびエミュレータで動くGUI型のOS「NESOS」が公開された。これまで数々のレトロゲーム用ゲーム(改造版を含む)を送り出してきたInkbox Softwareによるものである。

本作の開発者がこだわったのは、80年代前半の任天堂が本当にファミコン用に作ったと感じられるようなGUI OSとすることだ。なぜグラフィカルにしたかといえば、すでにファミリーベーシックがコマンドライン型OSを実現した(と見なす)ためらしい。

このNESOSは2つのアプリ(テキストエディタと設定アプリ)と合計8ファイルに制約されながらも、小さなカービィ型のポインターを備え、アイコンを動かすこともでき、インターフェースの色もカスタマイズ可能である。

ファイルが1つあたり832バイトに限られているのは、スクロールさせずに1画面内に収めるためだ。さらにファイルは(仮想)カートリッジ内にあるNVRAMに保存され、ファミコン本体の電源がオフになっても消えないしくみだ。

開発する上での最大のハードルは、やはりグラフィックだったとのこと。ファミコンはスプライト(キャラクターを表示する単位)を256個持つことができるものの、一度に64個しかできない等の制約があるからだ。

また文字に使うキャラクターは『スーパーマリオブラザーズ』からインポートしており、文字の入力にはファミリーベーシック用のキーボードを使うことが可能だ。標準のファミコンコントローラーを使う場合は、Aを連打して文字を選び、Bボタンでスペースを入力できる。

NESOSのエミュレータ用ROMはInkboxのサイトやRomHackingからダウンロード可能で、環境さえ用意すれば、誰もが楽しむことができる。おそらくROMカートリッジに焼けば、ファミコン実機でも動くはずだ。

保存容量が少ないため本格的な小説は書けず、また文字を入力すると非常にゆっくりと表示される。実用性はさておき、「無改造のファミコンでOS(らしきもの)を動かす」ことをやり遂げた努力には拍手を送りたいところだ。

Source: Inkbox
via: Engadget

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新

WEB