トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > Gadgetニュース

公開日 2022/10/26 14:26
Appleシリコン版Mac Proもいよいよ視野に

次期MacBook Pro用「M2 Pro」「M2 Max」、TSMCの3nm技術で製造か

多根清史
アップルが「今後数ヶ月以内」に次期14/16インチMacBook Proを発売すると予想されるなか、それらに搭載される「M2 Pro」および「M2 Max」チップがTSMCの3nmプロセス技術により製造されるとのサプライチェーン情報が伝えられている。

これは台湾の経済メディアである工商時報が報じていることだ。一時、M2 ProとM2 Maxは5nmプロセスに留まるとの予想が有力となっていた。しかし8月、工商時報が「アップルが年末までに、3nmプロセスを使う最初の顧客となる」と伝えたことに続き、TSMCが年内に3nmでの量産開始を正式発表したことで風向きが変わっていた。

ここでいう「3nm」「5nm」などは半導体の回路線幅を意味しており、プロセスルールと呼ばれる。この数値が小さくなるほど、一般的に処理能力が向上し、消費電力は低減する傾向がある。現行のM2チップ(MacBook AirやiPad Pro等に搭載)は5nmチップである。

さて工商時報によれば、M2 ProやM2 Maxの製造にはTSMCの3nmプロセス技術(「N3」とも呼ばれる)が使われるという。M2チップはM1と同じく5nmプロセス製造だったが、設計や製造技術がこなれ、その結果GPUコアの追加やクロック数の向上が可能となり、性能が約20%向上していた。それが3nmとなれば、相当なパフォーマンスの改善が見込めそうだ。

またM2 Proのコード名は「Rhodes Chop」であり、10コアCPUと20コアGPUを搭載するとのこと。より強力なM2 Maxのコード名は「Rhodes 1C」とされ、最大12コアのCPUと38コアのGPUを搭載すると伝えられている。

さらにパワフルな「M2 Ultra」や「M2 Extreme」も投入される予定とのこと。M2 Ultraは「Rhodes 2C」というコード名で、M2 Maxと比べてCPUとGPUのコア数が2倍だと述べられている。特にどのMacモデルに搭載されるか言及されていないが、仕様から考えてMac Studio(M1 MaxあるいはM1 Ultra搭載)の後継モデルが想定されているかもしれない。

興味深いのは、2つのM2 Ultraを統合した、最大48コアのCPUと152コアのGPUを搭載した「M2 Extreme」の噂だろう。この仕様は、先日BloombergのMark Gurman記者が次期Mac Pro用として述べたものと一致している。

ただし工商時報は「チップ設計が成熟し、TSMCの高度なパッケージング技術が順調に進めば」と但し書きを付けており、開発が難航している可能性もありそうだ。

Source: 工商時報
via: Wccftech

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新

WEB