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公開日 2017/02/01 13:07
プログラミングを学べる専用アプリも
ソニー、ブロックでロボットが作れるプログラミング学習キット「KOOV」【動画あり】
編集部:小野佳希
ソニーは、ブロックと電子パーツで自由にロボットを作って動かすことのできるロボット・プログラミング学習キット「KOOV(クーブ)」を2月18日に発売する。販売はソニーストアおよび各家電量販店のECサイトが中心になり、当初は店頭販売は行われない見込み。実機展示は銀座・名古屋・大阪・福岡天神の各ソニーストアで行われる。
・スターターキット「EKV-120S」36,800円(税抜)
(メイン基板、電子パーツ16個、ブロック等パーツ172ピース、レシピ14個)
・アドバンスキット「EKV-200A」49,800円(税抜)
(メイン基板、電子パーツ24個、ブロック等パーツ302ピース、レシピ22個)
・拡張パーツセット「EKV-080E」21,800円(税抜)
(電子パーツ8個、ブロック等パーツ130ピース)
■ブロックでつくったロボットを動かしてプログラミングを学ぶ
キューブ型や三角など7種類のブロックと電子パーツで好きなロボットを作り、専用アプリによってそのロボットを動かすプログラムを自分で作成するという製品。アプリはWindows7(64bit)以降、macOS 10.9以上、iOS 9以降に対応。なおiOSはiPad mini4/iPad Air/iPad Proのみの正式対応となる。例えば下記のようなロボットを作成し動かすことができる。
プログラム作成アプリは「LEDをオン」「サーボモーターの角度を○度にする」などといった項目をドラッグ・アンド・ドロップで並べていく方式で、初心者がプログラミングを直感的に学べるよう配慮している。
製品は、制御装置「KOOVコア」に各電子パーツをつないでプログラムの指示を実行する形。このコアは電子工作の世界では一般的なArduinoと互換性を持っており、今後順次仕様を公開していく予定だという。なお公式保証外となるがArduino IDも使用できるという。
指示通りにブロックを組み立てていくだけで複雑な構造のロボットを簡単に作れるようにした「ロボットレシピ」も各種用意。作成したロボットを動かすプログラムを最初から完成した状態で用意しており、これをロボットに転送するだけですぐに動かすことができる。
プログラミングを1から学べる「学習コース」メニューも用意。ステージごとに与えられるミッションをクリアしていきながら、プログラミングの基礎や電子パーツの使い方を学べるようにしている。なお学習コースやロボットレシピのコンテンツは今後追加していく予定。
ロボットレシピに頼らずオリジナルのロボットやプログラムを組める「自由制作」メニューももちろん用意。自由制作でつくった作品などを保存しておく「コレクション」機能や、オリジナル作品の写真や動画を他のユーザーに公開する機能も用意している。
なおロボットへのプログラム転送やプログラム開始指示などのため、利用にはインターネット環境が必要。またコアへの電力供給などのためにアルカリ単三電池3本とプラスドライバーも必要になる。
■各国で子供へのプログラミング教育導入の動き
KOOVは、ソニー・コンピュータサイエンス研究所が行っていた教育事業プロジェクトを前身に2015年4月に設立された(株)ソニー・グローバルエデュケーションによるもの。
同社はSTEM (Science,Technology,Engineering,Mathematics) 教育科目を初等教育向けに再編成した新たなカリキュラムSTEM101を策定。同カリキュラムはThink(思考力)、Make(創造力)、Feel(探究力)の3つのプログラムで構成され、Makeの第一弾となるのが本機KOOVだという。
開発の背景には世界的なITビジネス需要の高まりと、それに伴う人材不足問題があり、各国でプログラミング教育を学校カリキュラムに導入・検討する動きがあるとのこと。日本でも、文部科学省が2020年から小学校でのプログラミング教育の必修化を検討しており、これらを受けてKOOVの開発がスタートしたという。
そのため主なターゲット層は、そうした年代の親を持つ親を想定。ただしロボットやパソコンなどが好きな大人の趣味層や、老後の脳内トレーニングに活用したいシニア層にも訴求できる製品だとしている。
なお、KOOVのロゴは、デジタルを示すIOと、数学的な記号の<>から構成しており、あらゆる形を生み出せるデジタル時代のブロックを表現。KとVはコンピュータサイエンスにおけるKeyとValueの概念も示しており、通常は一意に確定するKとVのペアが、OOからなる無限マークで接続されることで(K∞V)、無限の組み合わせが創作できる様子を表現しているという。
・スターターキット「EKV-120S」36,800円(税抜)
(メイン基板、電子パーツ16個、ブロック等パーツ172ピース、レシピ14個)
・アドバンスキット「EKV-200A」49,800円(税抜)
(メイン基板、電子パーツ24個、ブロック等パーツ302ピース、レシピ22個)
・拡張パーツセット「EKV-080E」21,800円(税抜)
(電子パーツ8個、ブロック等パーツ130ピース)
■ブロックでつくったロボットを動かしてプログラミングを学ぶ
キューブ型や三角など7種類のブロックと電子パーツで好きなロボットを作り、専用アプリによってそのロボットを動かすプログラムを自分で作成するという製品。アプリはWindows7(64bit)以降、macOS 10.9以上、iOS 9以降に対応。なおiOSはiPad mini4/iPad Air/iPad Proのみの正式対応となる。例えば下記のようなロボットを作成し動かすことができる。
プログラム作成アプリは「LEDをオン」「サーボモーターの角度を○度にする」などといった項目をドラッグ・アンド・ドロップで並べていく方式で、初心者がプログラミングを直感的に学べるよう配慮している。
製品は、制御装置「KOOVコア」に各電子パーツをつないでプログラムの指示を実行する形。このコアは電子工作の世界では一般的なArduinoと互換性を持っており、今後順次仕様を公開していく予定だという。なお公式保証外となるがArduino IDも使用できるという。
指示通りにブロックを組み立てていくだけで複雑な構造のロボットを簡単に作れるようにした「ロボットレシピ」も各種用意。作成したロボットを動かすプログラムを最初から完成した状態で用意しており、これをロボットに転送するだけですぐに動かすことができる。
プログラミングを1から学べる「学習コース」メニューも用意。ステージごとに与えられるミッションをクリアしていきながら、プログラミングの基礎や電子パーツの使い方を学べるようにしている。なお学習コースやロボットレシピのコンテンツは今後追加していく予定。
ロボットレシピに頼らずオリジナルのロボットやプログラムを組める「自由制作」メニューももちろん用意。自由制作でつくった作品などを保存しておく「コレクション」機能や、オリジナル作品の写真や動画を他のユーザーに公開する機能も用意している。
なおロボットへのプログラム転送やプログラム開始指示などのため、利用にはインターネット環境が必要。またコアへの電力供給などのためにアルカリ単三電池3本とプラスドライバーも必要になる。
■各国で子供へのプログラミング教育導入の動き
KOOVは、ソニー・コンピュータサイエンス研究所が行っていた教育事業プロジェクトを前身に2015年4月に設立された(株)ソニー・グローバルエデュケーションによるもの。
同社はSTEM (Science,Technology,Engineering,Mathematics) 教育科目を初等教育向けに再編成した新たなカリキュラムSTEM101を策定。同カリキュラムはThink(思考力)、Make(創造力)、Feel(探究力)の3つのプログラムで構成され、Makeの第一弾となるのが本機KOOVだという。
開発の背景には世界的なITビジネス需要の高まりと、それに伴う人材不足問題があり、各国でプログラミング教育を学校カリキュラムに導入・検討する動きがあるとのこと。日本でも、文部科学省が2020年から小学校でのプログラミング教育の必修化を検討しており、これらを受けてKOOVの開発がスタートしたという。
そのため主なターゲット層は、そうした年代の親を持つ親を想定。ただしロボットやパソコンなどが好きな大人の趣味層や、老後の脳内トレーニングに活用したいシニア層にも訴求できる製品だとしている。
なお、KOOVのロゴは、デジタルを示すIOと、数学的な記号の<>から構成しており、あらゆる形を生み出せるデジタル時代のブロックを表現。KとVはコンピュータサイエンスにおけるKeyとValueの概念も示しており、通常は一意に確定するKとVのペアが、OOからなる無限マークで接続されることで(K∞V)、無限の組み合わせが創作できる様子を表現しているという。
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