PHILE WEB

ニュース

HOME > ニュース > モバイル/PCニュース

公開日 2018/11/27 12:06
タワー型とキューブ型の2機種

レノボ、Core i9 9900KとRTX2080搭載のゲーミングPC「Legion T730/C730」

編集部:平山洸太
レノボ・ジャパン(株)は、ゲーミングPCブランド「LEGION」より、タワー型ゲーミングPC「Lenovo Legion T730」、キューブ型ゲーミングPC「Lenovo Legion C730」を11月30日より発売する。直販サイトにて販売が行われ、価格はT730は288,100円前後より、C530は273,000円前後より。

「Lenovo Legion T730」

「Legion C730」

また、これまで直販のみでの展開だったノート型「Legion Y530」・タワー型「Legion T530」の家電量販店での取り扱いも発表され、こちらはY530が179,800円(税抜)、T530は172,800円(税抜)となる。

T730・C730ともにプロセッサーにCore i9 9900Kを採用し、グラフィックにはNVIDIA GeForce RTX2080を搭載することが大きな特徴。ともにメモリーは32GB(16GB×2)、ストレージは512GB SSD(PCIe NVMe/M.2)と2TB HDD。Dolby Atmosに対応する。デザインは “ミニマリズム” なものを採用し、無駄を省き、機能美を追求したという。

現状はRTX2080のモデルのみのラインナップだが、RTX2080Ti、RTX2070のモデルもラインナップされる予定。

LEGIONのラインナップは今回発売された2モデルのほか、下位モデルとしてT530、C530、Y530がラインナップ。今回最上位モデルが発売されることで、「カジュアルゲーマーからプロゲーマーまでの製品ラインナップが揃った」と説明している。

T730はタワー型のゲーミングPCで、水冷の冷却方式を採用。DVDスーパーマルチドライブも搭載する。筐体の側面はアクリルになっているため内部が確認できるほか、1,680万色に対応したLEDライトアップが可能。

T730の製品概要

下位モデル「T530」とはLEDがレッド1色であったことと、水冷を標準搭載したこと、アクリルのサイドパネルといった点が大きな違いとなるが、筐体は基本的に共通。ハイエンドとエントリーモデルで同じ筐体を使っているのは、「エントリー機であっても、安かろう悪かろうではない」という意味があるとのこと。

T730内部の様子

サイドパネルはアクリになっており内部が見える

ゲーム「レインボーシックス シージ」のプロリーグにも採用されるモデルで、大会での利用も想定、場所を移動する際に役立つハンドルを上部に装備している。同社プロダクトマネージャーの藤井宏明氏は、「この間のAPAC大会でも50台くらい使用していたが、全く故障しなかった。大会を通じて製品の良さを感じた」とアピールした。

外形寸法は約185×456×440mmで、質量は約12kg。

C730はキューブ型のゲーミングPCで、冷却方式は空冷。水冷を搭載しなかったのは大きさが理由とのことだが、「従来から冷却性能を50%向上させた。これにより、空冷でも水冷のT730と同じCPU/GPUを搭載できた」と説明した。

C730の製品概要

トップはアクリルになっており内部が見える

筐体の構造は左右で2つの部屋に分かれる「デュアルチャネル」構造をとり、右側がマザーボード、グラフィックなど、左側が電源とHDDという設計になっている。この構造が冷却効率に大きな影響を与えているとのことだ。またHDDはレバーで取り外せるほか、サイドパネルもツールフリーで開閉できるようになっている。

C730の内部。デュアルチャネル構造によって2室にわかれており、片方はマザーボードやグラフィックカード、もう片方はHDDと電源が収められる。なお、HDDはレバーを引くだけで取り出すことが可能

外形寸法は約238×358×305mmで、質量は約11kg。

増加するPCゲーミング人口

発表会では、日本でのPCゲーミングユーザーについても言及。2015年からの2年間で日本のPCゲーム人口は1.5倍になっているという。またeSportsの参加者数はここ1年間で1.4倍、ゲーム配信サービス「Twitch」の視聴者数が世界第3位であることも挙げた。

日本市場ではPCゲーマーが増加している

ゲーミングPC普及の背景

海外と比べると5年ほど流れが遅れているとのことだが、この理由について日本ではプレイステーションなどのコンソールゲームが人気だからだと分析。そのうえで、近年日本でもPCゲーム人口が増加しているのは、PUBG、フォートナイトなどのスマートフォン、コンソールゲーム、PCなどの垣根なくゲームがプレイできるマルチプラットフォームやクロスプレイ対応のゲームの人気が大きいという。

これにより、PCゲームはスマートフォンなどと比べるとグラフィックが綺麗で、高いFPSを出すことが可能なため、「最高のプレイ環境を求めてゲーミングPCに移行するユーザー」が増加していると述べた。

PCゲームユーザーの年齢・性別についての調査結果(アメリカ)

レノボ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 デビット・ベネット氏

発表会ではアメリカでの調査データを映し、性別にかかわらず幅広い年代でPCゲームを楽しんでいることを説明。同社社長のデビット・ベネット氏も自宅では、子供とのコミュニケーションツールとしてPCゲームを楽しんでいることを明かし、プロゲーマーからカジュアルゲーマーまで多くのゲーマーへPCゲームの楽しさを伝えていきたいと話した。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 「この価格でいいの?」 ベルキンのヘッドホン「SoundForm Isolate」が破格の高コスパ機だった
2 「TAD-ME1」の衝撃再び。TAD最新ブックシェルフ「TAD-ME1TX」を国産プリメイン3機種で徹底試聴!
3 【Qobuzを楽しむ100万円プラン】リン×ソナス・ファベール、憧れのハイエンドオーディオ
4 中国イヤホンブランドの重鎮、DUNU。製品のこだわりと高品質の源泉を探る
5 “推せる”高コスパなイヤーカフ型イヤホン!「QCY Crossky C30」は“初めてのながら聴き”に最適だ
6 シャープ、アオイ電子と三重事業所・第1工場の売買契約締結。第2工場の譲渡も検討
7 BS松竹東急、6月30日をもって放送終了へ
8 タッチ操作ができる32型・4Kタブレット「adget Alternative」を使いたおしてみた!
9 “ながら聴き”イヤホンの新定番! オーディオテクニカ「ATH-AC5TW」を家族みんなで使ってみた
10 REGZAが勢いを見せつけテレビ3部門の1位を独占<ビジュアル&関連製品売れ筋ランキング2月>
4/1 9:26 更新

WEB