トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > モバイル/PCニュース

公開日 2022/05/10 11:29
横幅はそのまま縦に長くなる

モトローラ、巻き取り式デバイス「Felix」を開発中? 小さなスマホを広げて通常サイズに【Gadget Gate】

Kiyoshi Tane
米モトローラは折りたたみ式スマートフォン「Razr」シリーズで存在感を示しており、第3世代の実機とされる画像も流出していた。それに続き、より野心的な巻き取り式デバイス「Felix」の開発に取り組んでいるとの噂が伝えられている。

巻き取り式とは、デバイス内部に “巻き取っていた” ディスプレイを引き出すと画面が広がり、また巻物のように縮められるというものだ。カテゴリーとしては開発の初期段階にあり、たとえばOppoはコンセプトモデル「X2021」の実機を披露し、LGも昨年スマートフォン事業から撤退する直前に「LG Rollable(ローラブル)」をCES 2021にてチラ見せしていた。

OPPO「X2021」

これら2つは「通常サイズのスマートフォンが横に拡大してタブレット風になる」ものだった。が、Felixは大きく異なり「横幅はそのままで、縦方向に長くなる」という、一般的な折りたたみ式デバイスに近いようだ。

すなわち、コンパクトな状態ではディスプレイの約3分の1が底部のスピンドルに巻きついて背部に収納されている。それが電動で展開され、デバイス全体が縦長になるという仕組みだという。他社の巻き取り式スマートフォンは通常サイズのまま画面を広げるのに対して、Felixは(同社のRazrラインアップのように)スマホ本体を小さくしてポケットに入れやすくすることを意識していると思われる。

モトローラの折りたたみスマホ「razr 5G」

ただしFelixはまだ開発が始まったばかりであり、製品化までの道のりは容易くないようだ。噂話を伝えたインドメディアの91mobilesは、実際に販売されるのは少なくとも1年先であるとの見通しを述べつつ、発売までにまったく別のフォームファクタになるか、あるいは市場に投入できないと判断される可能性もあると指摘している。

もしも実現すれば、サムスンの折りたたみ式製品「Galaxy Z Foldシリーズ」「Galaxy Z Flip」のように、「通常サイズのスマートフォンが横に広くなる」と「小さなスマートフォンが展開すると通常サイズになる」という2本立てが、巻き取り式でも出現するかもしれない。期待して続報を待ちたいところだ。

Source: 91mobiles



※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 月額3万円の最強ChatGPTに「電源で音質が変わるか」と聞いたら意外な展開に
2 その男を怒らせてはいけない! “絶対に死なない”伝説の老兵がツルハシ1本で敵を討つ
3 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
4 QobuzもAmazonもこれ一台!コスパ抜群、機能も満点。ストリーマーの決定版「WiiM Ultra」を徹底ハンドリング
5 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
6 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
7 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
8 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
9 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
10 トップウイング、ネットワークオーディオの光絶縁を手軽に試せる「OPT ISO BOX」
12/23 10:35 更新

WEB