公開日 2016/12/01 10:53
ボーズから登場したノイズキャンセリング機能搭載ワイヤレスイヤホン「QuietControl 30 wireless headphones(QC30)」が人気だ。最近編集部に入ったボクも、先輩のQC30を使ってみたら「これはヤバい!」とすっかりノックアウトされてしまった。
どこがそんなに気に入ったのか? それをわかりやすくお伝えしたいと、今回「QC30着けっぱなし生活」にチャレンジしてみた。
AM 7:40 家を出る
身支度を整えてさて出発…となったら、QC30をカバンに入れてレッツゴー!
朝はなにかと時間がないから、スマートに出かけたいもの。ワイヤレスだから当たり前だけど、ケーブルが絡まってほどくのにモタモタ…なんてことがないのが本当にうれしい。
これはカバンから出すときも同じ。使いたいとき、スムーズに取り出せる。まさにノーストレス。これだけで「ワイヤレスで良かった! 」と思える。
これから一日使うわけだけど、QC30の連続使用時間は約10時間。一日中使ってもバッテリー切れは心配なし。もし朝になって充電が切れそうと気づいたら、15分の急速充電で約1時間は持つから、出掛けの充電で通勤時間くらいは再生できるはず(約2時間で満タン!)。
AM 8:05 電車移動
電車に乗って、いざ出勤。駅の中はいろんなノイズで満ちあふれている。そのノイズを自在にコントロールできるのがQC30のスゴいところで、なんと12段階のステップでノイズの量を調整できる。
通勤中に「今日は英語のトレーニングをしたいな」なんて日もあるはず。そんなときはノイズキャンセリングをMAXまで効かせればいい。あっという間に周囲の騒音がピタッと消えて、集中力がみなぎってくる。
慣れてる場所ならノイズを抑えても乗り過ごすことは少ないけど、初めてのところだとそうもいかない。車内アナウンスに注意しておく必要がある。とはいっても、音楽が聴けないのもさびしい…。
そんなわがままな願いも、QC30ならかなえてくれる。ノイズキャンセリングの効果を抑えれば、周囲の音がしっかり聞こえてくる。
このノイズキャンセリングの調整、手元でできるのも実にいい。ボリュームと違う大きさのボタンが用意されていて、指で触っただけでかんたんに区別できるのも「よくできているな」と感激した次第。
ここでQC30のちょっとしたポイントに気づく。ネックバンドから伸びているケーブルだけど、この長さが絶妙。これがあまり長いと、イヤホンを外したときに胸元でプラプラ邪魔だし、第一かっこ悪い。着けていてもケーブル部分が何かに引っかかるかもしれない。逆に短すぎたら、耳に着けた時にネックバンドが浮いてしまう。
イヤホンのケーブルをどこかに引っかけてしまうのは、わりとあるあるだと思う。ワイヤレスモデルでも、その心配はゼロじゃない。けれど、QC30の場合はそれが限りなくゼロになる。あと、本当に耳に着けるだけのタイプは落下が気になるけど、QC30だとネックバンドがあるから安心感がハンパない。
AM 11:30 打ち合わせで外出
午後に打ち合わせが2本あったので、早めに出て昼食がてらノマド。環境音って、適度にあると、むしろ仕事に没頭できる気がする。だから音楽を流さずに、少しノイズキャンセリングを抑えめにしてみた。
何もしないと騒音だけど、QC30を通すと“ちょうどいい”ノイズになってくれる。個人的に気に入ったのは、ノイズキャンセリングMAXで、あえて環境音アプリを使うこと。都会のカフェで森林の中にいるみたいな、不思議なトリップ感が楽しめる。これオススメです。
PM 3:10 ちょっと一休み
1本目の打ち合わせが終わったのでちょっとお散歩。音楽を再生しないでノイズキャンセリングを最弱にするとどうなるのか試してみたら、結構しっかり外音をシャットアウトしてくれる。独特な円錐形をしているシリコン素材のStayHear+QCチップの力だ。
ノイズキャンセリングには、アクティブとパッシブの2パターンがある。アクティブはノイズに対して電気的に逆位相信号を作ってキャンセルするもの(QC30のノイズコントロール機能もこれ)で、パッシブは物理的な耳栓のようなイメージ。つまり、StayHear+QCチップはパッシブノイズキャンセリング効果も高いってことが分かる。このおかげで、12段階の細かいコントロールがもっと実感できるのかも。
普通のイヤーチップより大きく見えるけど、耳に入れても圧迫感とかは一切ない。むしろ柔らかいし、フィット感が気持ち良いくらい。サイズもS/M/Lが用意されているから、誰の耳にもピッタリのはず。
あと、QC30をコントロールできるアプリ「Bose Connect」は絶対入れておきたい。キャンセリングレベルや音量がどんな状態なのか分かりやすくて、再生したい音楽を選ぶ時、ついでにスッと調整できるのはかなり便利だ。このアプリからも確認できることだけど、QC30は同時に2台の機器と接続できる。たとえばPCから再生してスマホのバッテリーを節約なんてのも、覚えておきたい使いこなしの一つだ。
PM 5:40 オフタイム
2本目の打ち合わせがちょっと長引いたから、今日は直帰! オフタイムを満喫したいから、気分を切り替えるために音楽を本気でリスニング。どんな場所にいても、すぐ音楽だけに集中できるのってめちゃくちゃ便利と、ここでも実感。
ノイズキャンセリング機能があるからだけじゃなくて、QC30の音が良いってことが大事なんだと思う。じっくり聴いても、嫌なところが見つからない。「こんな音が鳴ってたんだ」なんて発見があったりして、最近聴いてなかったタイトルを流してみたくなる。
アップテンポな曲だけじゃなくて、アコースティックも、エレクトロも、ジャズもブルースも何でもこい。低音がしっかりした音作りだけど、ボーカルがベースやリズム隊に埋もれてしまうなんてこともない。ストリングス系はきれいに鳴らすし、ピアノの一音一音が明瞭。音の出から消え際までボヤけないから、情報量が多くて驚く。
あと、ノイズキャンセリングレベルによってノイズの聴こえ方はもちろん変わるけど、流れる音楽自体はどのノイズキャンセリングレベルであってもハイクオリティ。バランスが崩壊してしまうようなことはない。
これまでは「ワイヤレスって“そこそこ”な感じでしょ」とか思っていたけど、QC30を使ったらそんなイメージは完全になくなった。
PM 11:10 就寝前にリラックス
食事もシャワーも済ませたし、あとは眠るだけ。安眠に良いらしいから、この時間からはネットサーフィンはしないで本を読むことに。こんな時も、QC30を使うメリットは大きいと思う。
だって、夜も遅いからスピーカーだと音量が気になるし、ケーブルがあるとページをめくる時にわずらわしい。ちょっとコーヒーでも淹れようかな、なんて時にスマホと一緒に移動しなくてよくて、やっぱり作業の邪魔にならない。
しかも外音をブロックしてくれるから、小音量再生にかなりマッチする。ノイズがないとボリュームを絞っても音の粒が聴き取れるから、逆に音楽に気を取られない程度にバランス調整が必要だけど、上手くイメージに合った音楽を流すとより物語に没頭できる。
それと、この時間になって気付いたことがある。今日はほとんどの時間QC30を着けていたけど、全然首も肩も疲れてない。これ、どうやらネックバンドに秘密があるらしい。
首にフィットするよう人間工学に基いて設計されているらしく、肌触りの良いソフトな素材が使われている。確かに軽いし、肌に当たっていても不快感がないのと、冷たくてヒヤッとすることがない。細かいことかもしれないけど、そんなちょっとしたことって結局気になっちゃうから、やっぱり着け心地がいいのはすごくうれしい。
「QC30着けっぱなし生活」、一日が終わって思うのは、色々書いておいておかしな話だけど、“着けていることを意識させないモデル”だった。いろんなシーンで快適な音楽再生を実現できるから、ストレスが全然ない。再生能力を表現するのに“オーディオ機器の存在が消える”なんてフレーズがあるけど、着け心地みたいな物理的な理由で存在が意識から消えるのは、ポータブルオーディオではすごいメリットだ。
それに、単純に機能も音も優れている。すぐに使いこなせるくらいシンプルなのに効果は絶大だし、これまでそれなりの数のイヤホンを試してきたつもりだけど、QC30は聴いていて楽しいと思えるサウンドだ。
ワイヤレスイヤホンをこれまで試したことがない人も、バリバリ使っている人も、みんなにオススメしたい。QC30は、ワイヤレスイヤホンならこれ、と言って間違いのないモデルだから。
(特別企画 協力:ボーズ)
【特別企画】実感レポート
ボーズのNCワイヤレスイヤホン「QC30」“着けっぱなし生活”でわかった本当の価値
編集部:押野 由宇どこがそんなに気に入ったのか? それをわかりやすくお伝えしたいと、今回「QC30着けっぱなし生活」にチャレンジしてみた。
身支度を整えてさて出発…となったら、QC30をカバンに入れてレッツゴー!
朝はなにかと時間がないから、スマートに出かけたいもの。ワイヤレスだから当たり前だけど、ケーブルが絡まってほどくのにモタモタ…なんてことがないのが本当にうれしい。
これから一日使うわけだけど、QC30の連続使用時間は約10時間。一日中使ってもバッテリー切れは心配なし。もし朝になって充電が切れそうと気づいたら、15分の急速充電で約1時間は持つから、出掛けの充電で通勤時間くらいは再生できるはず(約2時間で満タン!)。
電車に乗って、いざ出勤。駅の中はいろんなノイズで満ちあふれている。そのノイズを自在にコントロールできるのがQC30のスゴいところで、なんと12段階のステップでノイズの量を調整できる。
通勤中に「今日は英語のトレーニングをしたいな」なんて日もあるはず。そんなときはノイズキャンセリングをMAXまで効かせればいい。あっという間に周囲の騒音がピタッと消えて、集中力がみなぎってくる。
慣れてる場所ならノイズを抑えても乗り過ごすことは少ないけど、初めてのところだとそうもいかない。車内アナウンスに注意しておく必要がある。とはいっても、音楽が聴けないのもさびしい…。
そんなわがままな願いも、QC30ならかなえてくれる。ノイズキャンセリングの効果を抑えれば、周囲の音がしっかり聞こえてくる。
ここでQC30のちょっとしたポイントに気づく。ネックバンドから伸びているケーブルだけど、この長さが絶妙。これがあまり長いと、イヤホンを外したときに胸元でプラプラ邪魔だし、第一かっこ悪い。着けていてもケーブル部分が何かに引っかかるかもしれない。逆に短すぎたら、耳に着けた時にネックバンドが浮いてしまう。
イヤホンのケーブルをどこかに引っかけてしまうのは、わりとあるあるだと思う。ワイヤレスモデルでも、その心配はゼロじゃない。けれど、QC30の場合はそれが限りなくゼロになる。あと、本当に耳に着けるだけのタイプは落下が気になるけど、QC30だとネックバンドがあるから安心感がハンパない。
午後に打ち合わせが2本あったので、早めに出て昼食がてらノマド。環境音って、適度にあると、むしろ仕事に没頭できる気がする。だから音楽を流さずに、少しノイズキャンセリングを抑えめにしてみた。
何もしないと騒音だけど、QC30を通すと“ちょうどいい”ノイズになってくれる。個人的に気に入ったのは、ノイズキャンセリングMAXで、あえて環境音アプリを使うこと。都会のカフェで森林の中にいるみたいな、不思議なトリップ感が楽しめる。これオススメです。
1本目の打ち合わせが終わったのでちょっとお散歩。音楽を再生しないでノイズキャンセリングを最弱にするとどうなるのか試してみたら、結構しっかり外音をシャットアウトしてくれる。独特な円錐形をしているシリコン素材のStayHear+QCチップの力だ。
ノイズキャンセリングには、アクティブとパッシブの2パターンがある。アクティブはノイズに対して電気的に逆位相信号を作ってキャンセルするもの(QC30のノイズコントロール機能もこれ)で、パッシブは物理的な耳栓のようなイメージ。つまり、StayHear+QCチップはパッシブノイズキャンセリング効果も高いってことが分かる。このおかげで、12段階の細かいコントロールがもっと実感できるのかも。
普通のイヤーチップより大きく見えるけど、耳に入れても圧迫感とかは一切ない。むしろ柔らかいし、フィット感が気持ち良いくらい。サイズもS/M/Lが用意されているから、誰の耳にもピッタリのはず。
あと、QC30をコントロールできるアプリ「Bose Connect」は絶対入れておきたい。キャンセリングレベルや音量がどんな状態なのか分かりやすくて、再生したい音楽を選ぶ時、ついでにスッと調整できるのはかなり便利だ。このアプリからも確認できることだけど、QC30は同時に2台の機器と接続できる。たとえばPCから再生してスマホのバッテリーを節約なんてのも、覚えておきたい使いこなしの一つだ。
2本目の打ち合わせがちょっと長引いたから、今日は直帰! オフタイムを満喫したいから、気分を切り替えるために音楽を本気でリスニング。どんな場所にいても、すぐ音楽だけに集中できるのってめちゃくちゃ便利と、ここでも実感。
ノイズキャンセリング機能があるからだけじゃなくて、QC30の音が良いってことが大事なんだと思う。じっくり聴いても、嫌なところが見つからない。「こんな音が鳴ってたんだ」なんて発見があったりして、最近聴いてなかったタイトルを流してみたくなる。
アップテンポな曲だけじゃなくて、アコースティックも、エレクトロも、ジャズもブルースも何でもこい。低音がしっかりした音作りだけど、ボーカルがベースやリズム隊に埋もれてしまうなんてこともない。ストリングス系はきれいに鳴らすし、ピアノの一音一音が明瞭。音の出から消え際までボヤけないから、情報量が多くて驚く。
あと、ノイズキャンセリングレベルによってノイズの聴こえ方はもちろん変わるけど、流れる音楽自体はどのノイズキャンセリングレベルであってもハイクオリティ。バランスが崩壊してしまうようなことはない。
これまでは「ワイヤレスって“そこそこ”な感じでしょ」とか思っていたけど、QC30を使ったらそんなイメージは完全になくなった。
食事もシャワーも済ませたし、あとは眠るだけ。安眠に良いらしいから、この時間からはネットサーフィンはしないで本を読むことに。こんな時も、QC30を使うメリットは大きいと思う。
だって、夜も遅いからスピーカーだと音量が気になるし、ケーブルがあるとページをめくる時にわずらわしい。ちょっとコーヒーでも淹れようかな、なんて時にスマホと一緒に移動しなくてよくて、やっぱり作業の邪魔にならない。
しかも外音をブロックしてくれるから、小音量再生にかなりマッチする。ノイズがないとボリュームを絞っても音の粒が聴き取れるから、逆に音楽に気を取られない程度にバランス調整が必要だけど、上手くイメージに合った音楽を流すとより物語に没頭できる。
それと、この時間になって気付いたことがある。今日はほとんどの時間QC30を着けていたけど、全然首も肩も疲れてない。これ、どうやらネックバンドに秘密があるらしい。
首にフィットするよう人間工学に基いて設計されているらしく、肌触りの良いソフトな素材が使われている。確かに軽いし、肌に当たっていても不快感がないのと、冷たくてヒヤッとすることがない。細かいことかもしれないけど、そんなちょっとしたことって結局気になっちゃうから、やっぱり着け心地がいいのはすごくうれしい。
「QC30着けっぱなし生活」、一日が終わって思うのは、色々書いておいておかしな話だけど、“着けていることを意識させないモデル”だった。いろんなシーンで快適な音楽再生を実現できるから、ストレスが全然ない。再生能力を表現するのに“オーディオ機器の存在が消える”なんてフレーズがあるけど、着け心地みたいな物理的な理由で存在が意識から消えるのは、ポータブルオーディオではすごいメリットだ。
それに、単純に機能も音も優れている。すぐに使いこなせるくらいシンプルなのに効果は絶大だし、これまでそれなりの数のイヤホンを試してきたつもりだけど、QC30は聴いていて楽しいと思えるサウンドだ。
ワイヤレスイヤホンをこれまで試したことがない人も、バリバリ使っている人も、みんなにオススメしたい。QC30は、ワイヤレスイヤホンならこれ、と言って間違いのないモデルだから。
(特別企画 協力:ボーズ)