公開日 2017/04/24 10:24
ボーズが2013年に発表した「SoundLink Mini Bluetooth speaker」は、オーディオやホームシアターユースはもちろんのこと、デスクトップでパソコンとの親和性を図った小型スピーカーの分野でも高評を得てきたブランドだけに、満を持しての登場といった表現がふさわしいモデルだった。
さらに2014年には、ポップなカラーをまとった「SoundLink Color Bluetooth speaker(以下、SoundLink Color)」を発売。同社が培ってきた信頼感や安心感に加え、使い勝手の良さや低価格化も追求。単行本のような縦型フォルムで、持ち運びしやすく、設置場所の自由度も高いことともあいまって、さらに多くのボーズユーザーを生み出すこととなった。
その次世代モデルが「SoundLink Color Bluetooth speaker II(以下、SoundLink Color II)」である。ここではSoundLink Colorとの比較も交えて、この最新モデルをチェックしていきたい。
●シリコン筐体による持ち運びやすさと防滴性能
前モデルからの大きな進化点は、IPX4レベルの防滴性能を獲得したこと。IPXとはIEC(国際電気標準会議)やJISが定めた防水規格で、その等級を示す4は「防沫形/あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない」とされている。
水没はもちろんNGだが、多少の雨や水しぶきなら影響はないとされるレベル。ゆえに、アウトドアに積極的に持ち出せる。
また、ボディにシリコンを採用したおかげでマットな仕上げにもなっており、グリップしやすいのも特徴だ。前モデルよりも高さが低く、幅や厚みはアップしたが、いずれもわずかなもので、そのコンパクトな印象は変わらない。
カラーバリエーションは、アクアティックブルー、コーラルレッド、ソフトブラック、ポーラーホワイトの4つに絞られた。ビビッドな色合いで、インテリアのアクセントになるだけでなく、アウトドアでは、昨今のスポーツアパレルともコーディネートしやすいのではないだろうか。高い防滴性能を有しながら、決してヘビーデューティーになりすぎず、あくまで軽やかな雰囲気をもたらしているのも真骨頂といえよう。
ドライバーユニットは前モデル同様の構成で、2基のフルレンジと、デュアル・オポージング・パッシブラジエーターを搭載。後者はふたつのパッシブラジエーターを向かい合わせにマウントすることで、自然で重量感のある低域表現を目指したものだ。
小型の筐体でありながら生演奏の音楽体験を追求するという同社の創業以来の思想を、ここでもうかがい知ることができた。詳しいデータは公表されていないが、前モデルとの比較試聴では、低音の立体感が向上しているように感じられた。
トップパネルには電源のオンオフ、Bluetoothとのペアリング、入力切り替え、ボリューム調整、電話の着信応答などが行えるマルチファンクションボタンを装備。入力はBluetoothのほか、3.5mmステレオミニジャックも備えている。小型の液晶テレビのヘッドホンジャックと接続し、テレビの音声をより明瞭に楽しむといった用途も考えられる。
バッテリーはリチウムイオンで、約3時間の充電で、最大8時間の持続使用が可能としている。BluetoothのプロファイルはA2DP、AVRCPに準拠し、ワイヤレス通信距離は最大9m。また、NFCによるペアリングも可能になった。
【特別企画】向上したポータビリティ
防滴+カラフルに進化。ボーズのBluetoothスピーカー「SoundLink Color II」実力チェック
中林直樹さらに2014年には、ポップなカラーをまとった「SoundLink Color Bluetooth speaker(以下、SoundLink Color)」を発売。同社が培ってきた信頼感や安心感に加え、使い勝手の良さや低価格化も追求。単行本のような縦型フォルムで、持ち運びしやすく、設置場所の自由度も高いことともあいまって、さらに多くのボーズユーザーを生み出すこととなった。
その次世代モデルが「SoundLink Color Bluetooth speaker II(以下、SoundLink Color II)」である。ここではSoundLink Colorとの比較も交えて、この最新モデルをチェックしていきたい。
●シリコン筐体による持ち運びやすさと防滴性能
前モデルからの大きな進化点は、IPX4レベルの防滴性能を獲得したこと。IPXとはIEC(国際電気標準会議)やJISが定めた防水規格で、その等級を示す4は「防沫形/あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない」とされている。
水没はもちろんNGだが、多少の雨や水しぶきなら影響はないとされるレベル。ゆえに、アウトドアに積極的に持ち出せる。
また、ボディにシリコンを採用したおかげでマットな仕上げにもなっており、グリップしやすいのも特徴だ。前モデルよりも高さが低く、幅や厚みはアップしたが、いずれもわずかなもので、そのコンパクトな印象は変わらない。
カラーバリエーションは、アクアティックブルー、コーラルレッド、ソフトブラック、ポーラーホワイトの4つに絞られた。ビビッドな色合いで、インテリアのアクセントになるだけでなく、アウトドアでは、昨今のスポーツアパレルともコーディネートしやすいのではないだろうか。高い防滴性能を有しながら、決してヘビーデューティーになりすぎず、あくまで軽やかな雰囲気をもたらしているのも真骨頂といえよう。
ドライバーユニットは前モデル同様の構成で、2基のフルレンジと、デュアル・オポージング・パッシブラジエーターを搭載。後者はふたつのパッシブラジエーターを向かい合わせにマウントすることで、自然で重量感のある低域表現を目指したものだ。
小型の筐体でありながら生演奏の音楽体験を追求するという同社の創業以来の思想を、ここでもうかがい知ることができた。詳しいデータは公表されていないが、前モデルとの比較試聴では、低音の立体感が向上しているように感じられた。
トップパネルには電源のオンオフ、Bluetoothとのペアリング、入力切り替え、ボリューム調整、電話の着信応答などが行えるマルチファンクションボタンを装備。入力はBluetoothのほか、3.5mmステレオミニジャックも備えている。小型の液晶テレビのヘッドホンジャックと接続し、テレビの音声をより明瞭に楽しむといった用途も考えられる。
バッテリーはリチウムイオンで、約3時間の充電で、最大8時間の持続使用が可能としている。BluetoothのプロファイルはA2DP、AVRCPに準拠し、ワイヤレス通信距離は最大9m。また、NFCによるペアリングも可能になった。