トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > レビュー記事一覧

公開日 2019/07/02 06:00
テストコース走行で試聴

「MAZDA3」はオーディオの本気度が違う! パイオニア/ボーズのサウンドシステムをレビュー

会田 肇

前のページ 1 2 次のページ

マツダが放つ次世代商品群で最初のモデル、「MAZDA3」の発売がスタートした。日本ではこれまで「アクセラ」として親しまれてきたが、今回のモデルチェンジを機にグローバル市場と共通の名称に変更。マツダが満を持して投入する次世代モデルだけに、特に日本市場での名称変更は大きな意味を持つと見ていいだろう。

そのMAZDA3、発売からすでに1ヶ月を過ぎ、試乗する機会を心待ちにしていたが、今回ようやくテストコース内を走行して試聴する機会を得ることができた。これまで展示車での試聴をしたことはあったが、走行しての試聴は初めて。テストコースという路面状態がかなり良好な状態での試乗ではあったが、その試聴レポートをお届けしたいと思う。

「MAZDA3」(ハッチバック)

マツダの本気度が伝わるオーディオ仕様

MAZDA3に搭載されたオーディオシステムはどんな仕様なのか。システム名称は「MAZDA HARMONIC ACOUSTICS(マツダ ハーモニック アコースティックス)」。新世代のマツダコネクトを中核に、標準仕様にはパイオニア製8スピーカーを組み合わせ、オプションでBose製12スピーカーのシステムを選ぶことができる。

マツダによれば「必要な音だけが自然に心地よく聴こえる室内空間や各スピーカーの位置と方向を刷新」したシステムとし、そのためにタイヤからサスペンション、ボディに至るNVH(騒音・振動・ハーシュネス)を徹底して見直した。これにより、オーディオを楽しむために居心地の良さを感じる静粛性を実現できたという。

標準仕様のフロントドアスピーカー部

Boseサウンドシステムではフロントドアスピーカーにロゴがつく

MAZDA3で注目すべきはフロントスピーカーの配置だ。トゥイーターとミッドレンジはドア内にビルトインするが、ウーファーユニットは車両前方コーナーにあるカウルサイドに設置した。しかも、ユニットは専用エンクロージャー内に収めている。これにより、倍音効果も期待でき、低域の再現性を最適化することが可能となった。

標準仕様(パイオニア製)のユニット配置イメージ

エンクロージャー化は外部への音漏れ低減にもメリットを生むし、大きな振動が伴うウーファー部がドアになくなったことでビビリ音対策にも役立つ。しかも、この配置を標準仕様にも採用した。まさに、マツダのMAZDA3におけるオーディオへの本気度が伝わってくる仕様と言っていいだろう。

音楽再生の操作はコマンダーコントロールのほか、ステアリングのスイッチからも可能

快適なドライブBGMを楽しめるパイオニアの標準オーディオシステム

試聴はまずパイオニア製スピーカーを組み込んだ標準仕様から行った。車両は1.8Lディーゼルを搭載したハッチバック(XD PROACTIVE Touring Selection)だ。

走り出すとディーゼルらしい力強いトルクで軽々とスタート。テストコースの周回路でもグイグイと車体を引っ張り上げ、加速でのストレスはまったく感じない。ハンドリングも狙った方角へピタリと決まる。だから走っていて気持ちがいい。

そして驚かされたのが静粛性だ。ディーゼルと言うとガラガラとした音を出すイメージをお持ちかも知れないが、もともとマツダのディーゼルはスムーズで静かなディーゼルとして定評がある。MAZDA3ではその印象をさらに高めているのだ。

オプションのBoseサウンドシステムも

前のページ 1 2 次のページ

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新

WEB