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公開日 2023/02/16 06:40
【連載】ガジェットTIPS

人気のポータブルモニターを選ぶとき、“見落としがち”な注意点とは?

海上忍
薄くて軽量、コンパクトに持ち運びできる「ポータブルモニター」。画面は10インチから15インチ程度、ノートパソコンと変わらない程度の重量/サイズ感だから出張時も苦になりません。客先にディスプレイがあるかどうかわからないときのプレゼン用装備としても有効です。

ポータブルモニターを選ぶ基準は?(画像はASUS「MB16ACV」)

そんなポータブルモニターを選ぶ基準は、画面サイズに重量、解像度がフルHDか4Kか、表面が光沢か非光沢か、HDR対応か非対応か、そして内蔵スピーカーやスタンドの有無……確かにそれらも重要ですが、ついチェックし忘れてしまう項目もあるもの。ビジネス利用を前提に、いくつか例をあげてみましょう。

ひとつは、パソコンとの接続方法。デジタル映像はHDMIケーブルで入出力することが一般的ですが、ポータブルモニターの端子はひと回り小さい「Mini HDMI」または「Micro HDMI」が主流です。最近ではUSB-Cで映像入力/充電できる製品も増えてきましたから、携帯性を考えればそのほうが便利です。パソコンとどのケーブルで接続することになるか、USB-Cで接続予定の場合はパソコンがDisplayPort Alt Mode対応かどうか、充電のことも考慮しつつ確認しましょう。

縦置き利用が考慮されているかどうかも、見落としがちなポイントです。縦置きのほうが設置スペースが少なくすむうえ、縦長文書の表示がスムーズ。パソコン側の設定変更が必要ない、縦置きしただけで表示方向が自動回転する製品を選ぶと手間がかかりません。映像入力端子の位置も、縦置き利用が考慮されているとベターです。

縦置きに対応しているかもチェックポイント(画像はASUS「MB16ACV」)

将来的なアームスタンドの活用にも留意しましょう。ポータブルモニターでは、表示面の保護と携帯性で一石二鳥な折り畳み式カバースタンドが一般的ですが、高さを調整できないという欠点があります。そこで高さ調整可能なスタンドを導入しようとなると、種類豊富なタブレット用アームスタンドを流用できるサイズ/薄さのモニターが有利ということになります。アームスタンドはデスクワークに大活躍しますから、購入前に確認しておきましょう。

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