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公開日 2023/08/16 06:40
【連載】ガジェットTIPS

知ってた? 乾電池を“サイズアップ”する方法

海上 忍
一言で「乾電池」といっても種類はいろいろ。形状だけを見ても、単1、単2、単3などの種類があり、サイズが違えば装着できません。夜中にガスコンロ着火用の電池が切れたけど、買い置きは単3のみだった...という経験がある人も多いのではないでしょうか。

Image:mariva2017/Shutterstock.com

そんなとき役立つのが「サイズ変換スペーサー」(以下、スペーサー)。乾電池の外側を大きくすることで、単1や単2など大きめの乾電池の代役にしようという一種のアイデア商品です。使い切りの乾電池の電圧は基本的に1.5Vですから、容量差を除けば問題なし。入手性に優れた単3電池を、いろいろなサイズの乾電池として流用できるメリットがあります。乾電池メーカーが想定していない方法での利用となるため、基本的に動作保証はありませんが、そこに納得できれば意外な乾電池の活用方法が見えてきます。

たとえば、単1型のボディに単3電池×3本を内蔵できるというスペーサー。製品により差はあるものの、平均的な単1アルカリ乾電池の容量は10,000mAh程度のところ、単3アルカリ乾電池は2,500mAh前後。スペーサーで底上げした単3電池を単1電池用機器で使用すると、あっという間に電池が切れてしまいますが、3本にすればまずまず満足な時間利用できます。

「サイズ変換スペーサー」(Chaslean)

1本でしか動作しないスペーサーも、見方を変えれば「軽量化」に役立ちます。単1乾電池の重量が150g前後のところ単3乾電池は25g程度、スペーサーの重量が20gとしても合計45gですから、3分の1以下の水準にまで軽量化できます。吊り下げて使う照明器具のように、軽いほうが都合のいい機器にはピッタリです。

ただし、いくつか注意点が。プラス/マイナス極を正しく装着する、そして2つ以上使うときは性能を等しくするため銘柄を統一すること。単2型スペーサーの場合、単3乾電池を内蔵すると少し高さが増す(JIS基準では単2より単3が+0.5mm)ため、複数を直列にして使用する機器の場合、収まらない可能性があることにも留意しておきましょう。

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