発売直前！“AV機器としてのPS Vita”の実力とは？ SCEスタッフに直撃インタビュー

なお、TwitterなどのクライアントはPSストアからダウンロードするアプリケーションと位置づけられており、標準搭載のアプリケーションとは区別される。Twitterなどのクライアントアプリの提供時期については「順次提供予定」とのことだ。また、インタビューの際には「少し前の仮のバージョン」という断り付きでTwitterクライアントが動作している様子のデモを確認できた。

若井　Twitterクライアントについては、本体ハードウェアの性能を活かしているので沢山のツィートも一度に見られます。もちろん新しいツィートもできますし、あとは＠やDMなど、いわゆる基本的なTwitterの機能には対応しています。

島田　今となってはゲームの感想などをTwitterに投稿するのは当たり前のことになっています。ゲームについての何かをTwitterに投稿するケースなどでは、一つのハードウェアで一連の動作を完結できるという点は便利で大きなメリットではないでしょうか。

アプリについては、こういったSNS系サービスがある一方で、将来的にはスタンドアロン的にゲームではないコンテンツも出てくるかもしれないですね。他のアプリではSkypeやflickrなども搭載することを発表済みですが、現在のスマートフォンやポータブルデバイスでマストアイテム的な存在になっているものをピックアップしています。このあたりについては海外も含めた色んなチームが開発をしていまして、なるべく各チームが近いタイミングで出していこうと動いています。

若井　日本国内向けのサービスとしては、ニコニコ動画への対応については、まずは視聴のみですが発売当初からスタートします。また、来年夏ごろには、PS Vitaからの中継にも対応するとお伺いしています。

Twitter、Facebookといった既存のSNSとゲーム機との連動部分にいては検討中の段階だ。ちなみに、PS Vitaにはスクリーンショット撮影機能を標準で搭載。「PSボタンとスタートボタンの同時押し」によりスクリーンショットを撮影できるため、そうして撮影した画像をすぐにSNSに投稿することも可能だ。

なお、ゲームコンテンツのメーカー側が、いわゆる“ネタバレ”になると判断した部分についてはスクリーンショット撮影を禁止するという制限をかけることもできる。また、ビデオプレイヤーで再生する動画コンテンツについても著作権保護の観点からスクリーンショットが禁止されているとのことだ。

■最大720pのHD動画再生対応 − BDレコーダー連携は「今後の対応を検討中」

ファイル・ウェブ読者のなかには、PSPに地デジなどの映像を持ち出してポータブル環境でコンテンツを視聴している人も多くいることだろう。PS Vitaでは表示ディスプレイの性能を活かすべくビデオプレイヤーの性能も大幅に向上している。