春のHP祭・直前スペシャルインタビュー
SHURE開発者に聞く、新フラグシップ・イヤホン「SE846」誕生秘話
SHUREから4ドライバーを搭載したカナル型イヤホンの最上位機「SE846」が発表された(関連ニュース)。明日5月11日に開催される「春のヘッドフォン祭」に出展される目玉製品として話題を集める本機だが、米国本社から来日したマット・エングストローム氏とショーン・サリバン氏の両名に、「SE846」が開発された背景や秘話を訊ねた。
“全く新しいSHUREのフラグシップイヤホン”を目指して開発された「SE846」
−−SHUREの新しいハイエンドイヤホン「SE846」が発表されましたが、本機の開発をスタートするにあたって目指したゴールは「SE535の上位モデル」だったのか、あるいは全く別の到達点だったのでしょうか。
エングストローム氏:開発の基点には、「SE535」とは別の新しいハイエンド・イヤホンを作りたいというチャレンジがありました。昨日発表会の場でもお話ししましたが、この小さなハウジングの中に最高のイヤホン技術を搭載しながら、製品としてまとめ上げることが大きな課題になりました。開発の目標は「イヤホンサウンドの限界を超える」ことでした。一般的にイヤホンのノズル部分をコンパクトに成形すると、トレードオフとして高域のサウンドに影響が出てしまうため、その課題をイヤホンの中に2つのパスを設けるという手法でクリアできたことが「SE846」の大きな成果です。
サリバン氏:開発途中の段階でも、どのような技術とアプローチで高音質が実現できるか、常にトライ&エラーを繰り返してきました。ローパスフィルターやノズル交換によるカスタマイズというアイデアは開発の初期段階にはなかったものですが、幾度もの検証を重ねながら最終的な仕様を固めてきました。
“全く新しいSHUREのフラグシップイヤホン”を目指して開発された「SE846」
−−SHUREの新しいハイエンドイヤホン「SE846」が発表されましたが、本機の開発をスタートするにあたって目指したゴールは「SE535の上位モデル」だったのか、あるいは全く別の到達点だったのでしょうか。
エングストローム氏:開発の基点には、「SE535」とは別の新しいハイエンド・イヤホンを作りたいというチャレンジがありました。昨日発表会の場でもお話ししましたが、この小さなハウジングの中に最高のイヤホン技術を搭載しながら、製品としてまとめ上げることが大きな課題になりました。開発の目標は「イヤホンサウンドの限界を超える」ことでした。一般的にイヤホンのノズル部分をコンパクトに成形すると、トレードオフとして高域のサウンドに影響が出てしまうため、その課題をイヤホンの中に2つのパスを設けるという手法でクリアできたことが「SE846」の大きな成果です。
サリバン氏:開発途中の段階でも、どのような技術とアプローチで高音質が実現できるか、常にトライ&エラーを繰り返してきました。ローパスフィルターやノズル交換によるカスタマイズというアイデアは開発の初期段階にはなかったものですが、幾度もの検証を重ねながら最終的な仕様を固めてきました。