192kHz/24bitハイレゾ再生にも対応
LG「isai」開発者インタビュー − KDDIと共同開発し日本のニーズに対応
■isaiのデザインテーマは「水面」
isaiの本体は5.2インチの大型ディスプレイを搭載しながら、片手で持ちやすいデザインを実現している。質感とグリップ感を高めるため、サイドにはアルミニウムのメタルフレームを配置している。カラーバリエーションはメインカラーの「アクア」をはじめ、ブラック/ホワイト/ブルーの4色。
インターフェースをはじめとしたソフトウェアを、本機専用にカスタマイズしたことも大きな特徴だ。そのデザインコンセプトは「ピュアな湧き水で、ゆっくりと静かに揺れ動く水面」。新鮮な最新情報が湧き水のように、絶えず集まる水面をスマートフォンで再現している。「水は上から下へと、当たり前の動作で流れ落ちて行くものです。isaiではユーザーがスマートフォンの各機能を指で触れながら、自然な導線を辿ってスムーズに使えるようにしたいという思いを込めて、筐体やユーザーインターフェースのデザインを水面というコンセプトで統一しました」(金氏)。
ちなみにホーム画面のテーマ色も、4色の本体カラーごとに違う色が使われている。KDDIのデザインチームとディスカッションを繰り返したという4色のカラーバリエーションは、どのようにして決定されたのだろうか。
「はじめは7〜8色の候補から、3色ぐらいに絞り込むかたちで開発を進めました。ところがauの他の機種と差別化を図るために、isaiには4色めのカラーバリエーションを作ろうという声が上がったことから、最後に“アクア”をつくることが決まりました。アクアは今までのスマートフォンに無いカラーだったので、生産体制を整えるための手間とコストがかかり、リスクも想定しなければなりませんでした。しかしながら、KDDIからの強いリクエストを受けてチャレンジしたことで、異才のあるカラーバリエーションができたと自負しています」(金氏)