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フラグシップモデル「HD90」日本展開が明らかに

<特別インタビュー>“DLPプロジェクターの雄”オプトマに迫る − 強力新製品を日本に続々投入

公開日 2014/11/07 09:30 インタビュー/記事構成:ファイル・ウェブ編集部
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■オプトマがDLPプロジェクター市場に投入してきた“世界初”プロダクトの数々

林氏: まず、オプトマブランドが独立創業した翌年の2003年には、早くも質量1kgを切るDLPプロジェクター「EP725」を開発しました。コアトロニック社時代に開発した質量4.5kgのモデルから、さらに4分の1以下の軽量性を実現したわけです。

DLPプロジェクターの世界でいくつもの“世界初”を実現してきたオプトマ

その2年後の2005年には、空気清浄機能を搭載したプロジェクターや、DVDプレーヤー/スピーカーを内蔵した一体型プロジェクター「DV10」など、それぞれ当時としては世界初であった機能を搭載する製品を発表しました。

また、ハイエンドモデル「HD81」で採用した光学エンジンとデジタルプロセッシングを分離したシステムを開発したのも、実はオプトマが最初なんです。また、2006年には当時世界初のSXGA+高解像度を実現したモデルを発表しましたし、2008年には日本初の50万円を切る価格帯を実現した1080p対応DLPプロジェクター「HD803」を発表しました。さらに同時期に、当時として世界最小・最軽量のDLPポケットプロジェクター「PK101」も発売しています。

DVDプレーヤー/スピーカー一体型プロジェクター「DV10」

DLPポケットプロジェクター「PK101」


オプトマ製品開発の歩み(編集部)〜

ここでオプトマが実現してきた“世界初”プロダクトについてもう少しご紹介しよう。同社は2010年には、質量1,450g/輝度3,000ルーメンのウルトラモバイルプロジェクター「EP7155i/EP1691i」を発表。オプトマのビジネスモデルが日本国内で認められ、ベストセラーになった。そこから応用して、iPod/iPhoneなどのモバイルデバイスとドッキングして使えるプロジェクターも開発。また、2011年には、当時世界初のDLP Link採用の3D/フルHDプロジェクター「HD83」を発表している。

HD83

W304M

2012〜2013年には、文教向けとしてLEDとレーザーのハイブリッドモデルも開発(日本未発売)。最近の新しい製品では、10,000対1の高コントラスト比を実現したウルトラモバイルプロジェクター「W304M/X304M」が、EP7155i/EP1691iの後継機となっている。これらの様々な製品を通して、オプトマは世界中で非常に高い評価を得ている。



−− こうして改めて振り返ってみると、御社が“世界初”を実現する多くの製品を開発されてきたことがわかりますね。続いてはこれらの製品に搭載される御社の核心技術について伺っていきたいのですが、まずは数ある投写方式の中から、なぜ御社がDLPを採用したのかをお聞かせ頂きたいと思います。

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