【特別企画】ロシアオーディオを救うの巻
上坂すみれさんがロシアのヘッドホンに “問題がある” ペイントをした話
ということで、いよいよ試聴です。ここで聴いていただいての率直な感想が、まずはモデルの特徴付けになります。
どういう風にすれば良いですか?
音の傾向を表すキーワードを作ってきましたので、これを感じるままに選んでみてください。そして、「このモデルはこの曲が良かった」、「この曲は楽しく聴けると思う」というオススメ曲を挙げていただきたいと思います。これは完全に好みで大丈夫です!
ブランドが考える傾向と違っていたらどうするんですか?
それはブランドに考えを変えてもらいましょう。
分かりました! では、これから・・・。
Fischer Audio「Spiritoso(スピリトーソ)」 |
---|
フィッシャーオーディオのカナル型イヤホンですね。ハウジングには黒檀を使用していて、本体サイズは小ぶりです。これは人間工学の考えに基づいた設計ということで、実際に付け心地が良いです。音の印象はいかがですか?
これは、音のバランスが取れていて、程よい感じがしますね! 曲を選ばないというか、何でも丁度良く聴かせてくれます。
実際、ほかのイヤホンを聴くにあたって、これと比べてどうかという基準にもなるような、音のバランスの良いモデルです。
低音や高音もそうなんですが、楽器と声のバランスも良いので、歌ものの王道ポップスな曲が聴きたいですね。・・・じゃあ、このモデルはこれで!
Fischer Audio「Spiritoso(スピリトーソ)」 【SPEC】●型式:ダイナミック型 ●再生周波数帯域:20Hz〜24kHz●ドライバー口径:8mm ●インピーダンス:16Ω ●音圧感度:101dB ●ケーブル長:1.25m ●プラグ形状:3.5mmステレオミニ●ハウジング:黒檀(エボニー)●付属品:イヤーチップセット、ポーチ 商品の詳細はこちら |
KENNERTON「LAGUZ(ラグズ)」 |
---|
次は、このモデルを聴いてみたいです。
こちらはケンネルトンの中でも一番お手頃なモデルですね。とは言えフィッシャーオーディオの高級ラインだけあって、作りが丁寧ですし、豊富なイヤーチップや編み込みケーブルのおかげで実用性が高いです。そしてデザインが特徴的ですが、これには航空機グレードのアルミハウジングが採用されています。
航空機グレード、注目ですね! ・・・電子音が良く聴こえますし、生音も綺麗に聴こえます! デジタルとアコースティックって、両立するものなんですね。それに細かいところまで聴こえてくるクリアさがあって、見た目の印象通りのソリッドな感じがします。曲としてはエレクトリックなタイプがより良い気がします!
それなら上坂さんの新曲『恋する図形(cubic futurismo)』なんて、テクノサウンドでバッチリじゃないですか。
いえ、何でも。
押野さん、ヘタ過ぎます。
KENNERTON「LAGUZ(ラグズ)」 【SPEC】●型式:ダイナミック型 ●再生周波数帯域:20Hz〜20kHz●ドライバー口径:8mm ●インピーダンス:16Ω ●音圧感度:100dB ●ケーブル長:1.2m ●プラグ形状:3.5mmステレオミニ●ハウジング:航空機グレードのアルミ●付属品:シングルフランジ・シリコンイヤーチップ ブラック (S/M/L)、ダブルフランジ・シリコンイヤーチップ(M)、フォームイヤーチップ、レザーハードケース、3.5→6.3変換ブラグ 商品の詳細はこちら |
Fischer Audio「Coda(コーダ)」 |
---|
今度は、ヘッドホンを聴きたいです!
そちらは「Coda(コーダ)」ですね。フィッシャーオーディオのヘッドホンは基本的にハウジングに木材を使用していて、「Coda(コーダ)」には黒檀が採用されています。その素材感を活かすために、内部には吸音素材を効果的に配置しています。共鳴音を減らしてナチュラルな音を目指しているわけですね。セミオープン型なので、独特な音場を持つことも特徴です。
確かに、開放感がありますね! 凄く音が広がる感じがして、そのおかげか大音量で聴いても耳が痛くならないですね。それこそメタルのような激しいサウンドでも、耳に刺さらないです。音漏れは気を付けないといけないですが、銀のデザインもソ連っぽくてカッコいいですし、これはもうロシアンメタルです!
このオススメ曲は、なんてタイトルなんですか?
「SCARTOWN(スカータウン)」の『Там, Где Время Молчит』です!
え?
Там、Где、Время、Молчит、です!
覚えられる気がしない。
Fischer Audio「Coda(コーダ)」 【SPEC】●型式:セミオープン型 ●再生周波数帯域:20Hz〜20kHz●ドライバー口径:40mm ●インピーダンス:32Ω ●音圧感度:103dB ●ケーブル長:1.25m ●プラグ形状:金メッキ3.5mmステレオミニ●ハウジング:黒檀(エボニー)●付属品:布スリーブケーブル、Android/iPhone対応のリモコン・マイク付きケーブル、ポーチ、3.5→6.3変換ブラグ 商品の詳細はこちら |
Fischer Audio「Con Amore - new (コン・アモーレ)」 |
---|
では続いて、このヘッドホンを!
今度は木材としてカリンを採用した、フィッシャーオーディオ「Con Amore - new (コン・アモーレ)」ですね。「Coda(コーダ)」と同価格帯ですが、こちらは密閉型になりまして、超薄型ダイアフラムを使用した50mmのドライバーを搭載している点などに違いがあります。また、名前にnewがつきますが、これは耐久性が改善されて一度リニューアルしているためです。
素晴らしい付け心地・・・! 一日中着けていられそうです。それにヌケが良くってクリアな音で、“もんわり”としない感じがしますね。
確かにこのモデルは、木琴などに使用される硬い木材であるカリンならではの、コンッという音のヌケ方がしますね。
見通しが良いから、メタルなんかでも、手数が多い人の曲の方が楽しいかもしれません。それに軽くって、ロシア好きガールにもイチ押し! これをプレゼントしたら、良い仲になれるはず!
まずは、ロシア好きガールに出会わないと・・・。
どこにいるんだろう・・・。
Fischer Audio「Con Amore - new (コン・アモーレ)」 【SPEC】●型式:密閉型 ●再生周波数帯域:20Hz〜20kHz●ドライバー口径:50mm ●インピーダンス:32Ω ●音圧感度:107dB ●ケーブル長:1.25m ●プラグ形状:金メッキ3.5mmステレオミニ●ハウジング:カリン●付属品:布スリーブケーブル、Android/iPhone対応のリモコン・マイク付きケーブル、ポーチ、3.5→6.3変換ブラグ 商品の詳細はこちら |
まだラインアップは大量にありますが、時間の都合からここまでということで。実際に聴いてみて、いかがでしたか?
ロシアって見かけがゴツイですけど、実際にはどれも軽くて、乙女ゴコロをときめかせるものだと思います。女子にはぜひゴツイヘッドホンを着けてもらいたいですし、見た目的にも“フィッシャー女子”はとても良いと思います。
ギャップ萌えがありますから、男目線でも嬉しいですね。
音的にも、そんなに高いものではなくても、良い音が追求出来るということが分かりました。私としては3万円を超えたら高いと思うんですが、これだったら全然、頑張れば買える気がします。持っていると街の人から一歩進んだ存在になれるはずです。
見る人が見たら、すぐ分かってもらえますね。
友達になれますよね。それに、もしライブでヘッドホンを着けているお客さんがいたら、積極的に発言していこうと思います。
ライブで着けている人とはつまり?
聴いてない人ですね(笑) ライブが始まったら、首にかけたりしてくだされば。私、お渡し会ではヘッドホンに注目しがちなので、全力で認知に向かいます。
では、ライブにいらっしゃるお客さんに向けてひと言。
「貴方が考えてきた話題を潰して話しかける気がするんですけど、それでも良いならヘッドホンを着けて、私とヘッドホントークをしてください!」
さらに、実現可否はともかく、こんなモデルが合ったら、というご意見などあれば教えてください。
ソ連的郷愁を感じさせるモデルなんかがあったら良いですよね。ミグっていう戦闘機が銀色に赤い星だったんですけど、そのモデルを作ったりしたら、ロシア者は大感激すると思うんです。
ロシアを押すのはありですよね。他には無いわけですから。
色んな航空機メーカーがありますから、ミグの他にも、スホーイのスカイブルーカラーみたいに、オシャレなソ連っぽさを出したら、ロシア好きJKにも大人気になるのではないでしょうか。
ロシア好きJK、聞いたことのない単語ですが、なんだか心躍りますね。
日本列島で1,000人くらいはいるんではないでしょうか。ロシアの畑は狭いですから、探し当ててくれると思うんです。あとは、星とかレーニンとか入れたら良いと思うんですよね! ロシアってことが分かりやすくなりますし。
確かに、星は良いですね。
革ブロのマークにも通じますしね。実現も夢ではないレベルですし。では、このフィッシャーオーディオのイメージをまとめてみてください。
“ロシア好き女子にもオススメ、フィッシャーオーディオ”!
2016年12月23日(金・祝)に開催される両国国技館での上坂さんのライブ、「上坂すみれのひとり相撲2016 〜サイケデリック巡業〜」にも男女問わず忘れずにお持ちください!