今後のポータブルオーディオ戦略も
CHORDのキーマンが語る “全てが新しくなった” 「Hugo2」、そして「Poly」開発秘話
ーー ソフトウェアの開発ではどういうことが難しかったのですか?
ラジフ氏 DLNAとやMPD、AirPlay、Bluetootrhなどさまざまな接続を一緒に動作させつつ、うまく切り替えを行うのが難しかったですね。我々はLinuxベースでそれを独自に開発しました。
ーー Bluetoothについて、なぜaptXを採用しなかったのですか?
ラジフ氏 やはりスマートフォンではAppleが大きなシェアを占めており、AppleがaptXを採用していないので、あまり採用する必要性は高くないと考えています。
ーー Polyのソフトウェアは更新もできるのですね。
ラジフ氏 はい。Wi-Fi経由で可能になる予定です。
強力なパートナーを得て、CHORDの可能性はさらに大きくなった
想像力が続く限り、刺激的な製品開発ができる
ーー 最後にCHORDのこれからのポータブルオーディオ戦略について聞かせてください。
フランクス氏 今言えるのは、もっといろいろな製品が出てくるということです。それは約束します。いまや私はワッツのほかにラジフとも協業したことで、ものすごい可能性を手に入れたと思っています。私の想像力が続く限り、この可能性は持続するでしょう。CHORDはどんどん成長しているのです。
ーー 数年前には一部のハイエンド愛好家のみがCHORDを知っていましたが、いまやポータブルオーディオを楽しんでいる方であれば、高校生でもCHORDを知っていますよね。
フランクス氏 そうですね。そして彼らからどんどんフィードバックをもらっています。フォーラムのコメントも役に立っていますよ。そうしたものが次のCHORD製品の方向性に結びつくかも知れないし、本当にエキサイティングで面白い時代だと思っています。
ーー 本日はありがとうございました。
(インタビュー/構成:佐々木喜洋)