【特別企画】良い声に慣れた人でも良く聴こえる?
良い声すぎる声優・武内駿輔さんに、男性ボーカルが得意なAKGイヤホンを聴いてもらった
■武内さんはいつもどんな音楽を聴いている?
−− 武内さんがよく聴かれる音楽ジャンルとはどういったものでしょうか?
武内:基本的にはオールジャンル好きですし、年代も問わなくて、一番古いとプレスリーくらいかな。特に聴くのは洋楽で、マイケル・ジャクソンとかプリンスが好きです。最近だとEDMとかのブームもあって、電子音楽を聴いたりしますね。
−− ご自身で作るDTMの方向性はどういったものになりますか?
武内:基本的には打ち込みなので、生楽器はサンプリングの音源を使います。最近は「EDMプラス生音」がシーン的にも流行りなので、4つ打ちをベースにしつつ色々と。R&Bも改めて好きになってきたので、オールドスクールな音楽も作れるようにしたいなと思っています。ですので、ヒップホップやR&B、ソウル系が好きですし、自分でも作れたらな、という感じです。
−− DTMはかなり本格的に取り組んでいらっしゃるんですね
武内:職業にしたいなと思って始めたので、毎日やっていますね。いまは曲を溜めて、アルバムを作ってみたりしています。本当は頑張って、来年くらいには出してみたいですけどね。良いと思っていたトラックが、次の日に聴くと「こんな感じだったっけな…」ということがしょっちゅうです。音楽業界の難しい部分のお話もうかがったりしますが、そんななかでも自分の好きな音楽を発信できたら良いな、と思っています。
−− 制作される楽曲に、ご自身の声を使うこともありますか?
武内:以前はインストで作れるということでEDMに取り組んでいたんですが、いまは歌詞を書いてくれる人を見つけて、歌ありきでやっています。だから歌も上手くならなきゃ、と(笑)。発声もまだまだ勉強中です。
−− 僕なんかは武内さんってめちゃくちゃ上手だと思っていたのですが、向上心が凄い…。ちなみに、作るにしても聴くにしても、好きな楽器を挙げるなら?
武内:うーん、ピアノも好きですが、弦楽器が一番好きかな? バイオリンが人間の声に近い楽器という説があって、僕は結構それを信じているんです。人には出来ない、人の表現が出来る。高音の伸びとか、きらびやかさが好きですね。生楽器はなんでもそうですが、なかでも弦楽器は、絶対打ち込みでは再現できないくらい繊細な楽器だと思います。ストリングスが使われる渋谷系の音楽を作っている作曲家の方とかも、皆さん口を揃えて「打ち込みは嫌」って言うほどですよね。あと、DJ SNAKEあたりがやり始めた感じの、ボーカルのフォルマントをいじったような音が好きで、自分の作る曲でもよく使っています。「これをやったら良い曲に聴こえる」って(笑)。
−− いま“フォルマントをいじった音”を実演してもらいましたが、それだけで格好良くて「良い曲に聴こえる」ことに納得しました。ちなみに、イヤホンはどういった時に使いますか?
武内:やっぱり仕事に行く前とか、仕事の帰りとか、移動中が多いです。特に音楽を聴きながら歩くのが好きですね。
−− なるほど。iPhoneをお使いのようですが、iPhone 7からはイヤホンの接続問題が出てきますね。
武内:そう、だからiPhone 6sです(笑)。iPhone 7にすると、コネクタを使わないとケーブル付きのイヤホンが聴けなくなってしまうから。でも、Bluetooth対応のモデルが増えてきましたよね。この間、店頭に行った時にびっくりしたんですが、いつのまにかBluetooth対応モデルばかりが並んでいて、端の方にケーブル付きのモデルがあって。シーンが変わってきたなって感じます。
−− そんな中で、N25はケーブル付きのモデルなんです。
武内:もちろんワイヤレスは時代が生んだもので、良いものだということを否定はしません。でも、ケーブルによって音が変わると言われているオーディオの世界ですから、ケーブルがある方が、個人的には良いと思うんです。
−− ケーブル付きのイヤホンにはどういったメリットがあると思いますか?
武内:個人的には “耳の一部と化す” というより、“イヤホンを使って聴いている” 感じが好きなんです。便利なあまり意識せずパッと聴くのではなく、音楽をちゃんと意識を持って聴く、という。イヤホンを取り出して、ケーブルをほどいて、「さぁ、今から音楽を聴くぞ」という作業も楽しかったりしますから。
−− 音楽を聴くことの特別感が保たれるわけですね。
武内:そういったところを、ファッションアイコン的にもケーブルというものは表現しているのかな、という気がしますね。あとワイヤレスだと遅延があったりもしますよね。ゲームには音が大事なので、そういった時にはケーブル付きの方が向いているんじゃないでしょうか。特にリズムゲームに関しては、人それぞれの音の捉え方もあるでしょうけれど、イヤホンを使った方が正確かなと思いますね。
−− スマホや携帯ハードのゲームも、イヤホンを使ったほうが音が良いと言われることがありますよね。
武内:いやもう、「それはそうじゃない?」って思います。イヤホンの良いところは、頭のなかに直接流れるような感覚で、凄く音楽が自分の中に浸透しやすい、というものだと思っているんです。例えばゲームであれば、よりその世界観に入れるんじゃないかな。
−− 声にスポットを当てると、イヤホンってどうなんでしょう?
武内:僕らの職業ではダミーヘッドマイクを扱ったりするんですが、それはイヤホンならではですよね。バイノーラルには体感という要素も入っていて、声を直で感じられる、凄く身近なものとして捉えられるんですが、これもイヤホンの良さかなと。業界的にはバイノーラルは定着化しているものと言えますし、これからも期待されるところだと思います。
−− ありがとうございました。では最後に話をN25に戻しまして、読者の方に向けて、武内さんからオススメコメントをお願いします。
武内:もちろん音は人の好みなので、感じ方に違いはあると思いますが、僕がこれでも僕なりにイヤホンを聴いてきたなかでの感想で言うと、N25は人にオススメ出来るイヤホンで間違いないです。音の位置が明瞭に分かるので、音楽だけじゃなく映像、ゲームにも使えるオールラウンダーで、ジャンルに関しても、どんなものでも聴きやすく、良い意味で色付けをしてくれるし、素直な音を鳴らしてくれるイヤホンだと思います。この価格帯でこれだけ良いイヤホンに巡り会えるというのは本当に探しても多くないですし、これを聴いてみて「あ、良いな」って思ったら、それ以外のイヤホンはもう試す必要はないと思います。ぜひ一度聴いてみてください!
−− ・・・ あと、今回は読者の方へのプレゼントとして「N25」を各カラー1個ずつご用意いただいているのですが、このイヤホンのパッケージにサインしてもらえませんか?
武内:はい、僕で良ければ!
ということで、100%ほかでは手に入らない『武内駿輔さんサイン入りAKG「N25」』を、3名の方にプレゼントします! 下記フォームにてご応募ください! 応募期間は2017年11月30日(木)まで。なお、色の指定はできず、当選の発表は発送をもって代えさせていただきます。(応募フォームが表示されない方はこちらから応募ください!)
*お寄せいただきました情報は、プレゼント発送以外の目的では利用しません。また、無断で第三者に情報を提供することはありません。
Main Photo:MFS 清水久嗣
Hair Make:fringe 大沢香織
(企画協力:ハーマンインターナショナル(株))