PR野村ケンジ×高橋敦 対談企画
AVIOT「TE-J1」は新解釈の"ジャパンサウンド"だ!音質特化型完全ワイヤレスの魅力を評論家が語る
■新解釈の「JAPAN TUNED」サウンド!著しい音質面の向上
─── では続いて、具体的に今回の “音質特化型” モデル「TE-J1」の魅力についてお伺いできればと思うのですが、まず率直に音質面での印象はいかがでしょうか?
野村 新しい解釈をした「JAPAN TUNED」のサウンドだと感じました。凄くポジティブな意味でこれまでと音の方向性が変わったと思いましたね。
─── それは本機で採用された金属ノズル一体型BAドライバーであったり、アドバンスド・ハイブリッドドライバー構成といったところが影響している感じでしょうか?
野村 金属ノズルでいえば、歪み感を減らすための手法のひとつとして使われていて、これは想像ですが、音の歪みに加えて、変化も防ごうという目的に作られたのかなと僕は解釈しています。クオリティ面でアップしていることは間違いなくて、音質がグッと向上していると感じましたね。
高橋 この金属製ノズルにBAドライバーが内蔵されていて、かつダイナミック型とのハイブリッド構成になっていますが、このドライバー構成からイメージされる、期待される音にちゃんとなっているとも思いましたね。上の帯域のカチッとした再現力に加えて、低域の支えもちゃんとある、という。
こういった技術的な内容と、再生される音が一致しているのって、イヤホンを買う方としては凄くありがたいんですよね。このハイブリッド構成で、凄く大人しくまとまったサウンドとなっていても、期待していたのと違う!ってなりがちだと思うので。
野村 たしかにそうですね。
高橋 あと、以前のJAPAN TUNEDは耳障りな音を出さない音作りが見事でしたが、このモデルの音作りではどういう音を出すかという、AVIOTとしての提案や主張もより強く感じられます。
野村 やっぱり、色々と製品を出していく上で研究が進んだっていうのはあるんでしょうね。最新の音を作っていくメーカーとして、確固たるものがあるなという気がしますね。
─── 今回、96kHz/24bitでの伝送が可能なコーデックであるLDACに対応しているのも、大きな特徴となっていますね。
高橋 そうですね。音質特化型らしく、ワイヤレスでもハイレゾ級サウンドを楽しめるという点を、しっかり目指した作りになっていると思います。
─── 実際に、TE-J1で聴くのにおすすめな音楽ジャンルだったり、楽曲などがあったりしますでしょうか?
高橋 まずは第一に、エレクトリック系がかなり合いますね。例えば、アタックがパンと立つような、細かい音が色々なところに置いてあるタイプの楽曲などは、相性が良いと思います。具体的に挙げれば、YOASOBIの楽曲などは、大体どれも合う印象です。
クラブミュージック系だと、密室に音を響かせるというより、開放的な空間に音を広く配置する表現の方が得意な印象です。リズム描写では、ハイハットシンバルの刻みとかギターのカッティングとか、縦軸のグリッドをカッチリ立たせてくれますよね。
野村 自分は米津玄師の『KICK BACK』がすごく相性が良いと思いました。あの曲の結構複雑なところ、コンプが強くてすごく圧力のある曲に仕上がっているんだけど、実は細部はつぶれてないとか、意外と音の広がりがあるといったところが、聴いていて全部分かるし、やっぱり日本人のボーカル、歌声がかっこよく聴こえますね。
あと、意外に弦が合うんですよね。低めの弦や木管などとの相性がすごく良くて。
高橋 チェロやオーボエなどですかね?
野村 そうですね。試聴のときにドヴォルザークの新世界第3楽章をよく聴かせてもらうんですが、ちょっと長めの木管も存在感がありながら、ちゃんと聴こえるというか。
高橋 それってボーカル帯域の聴かせ方が巧いということかもしれませんね。チェロなんかは、人の声に近い帯域や音色の楽器とも言われてますから。
野村 ほかにもEarth, Wind & Fireなんかも良いですね。やっぱり広がりであるとか、細かい音とかが印象的な楽曲とは相性良いのかなと。それって、考えてみると、日本人ってそういうところ聴いてるよね!とも思います。
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