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PR野村ケンジ氏・岩井喬氏が対談

【対談】Bowers & Wilkins“高級”最新ヘッドホン / 完全ワイヤレスを評論家が語り尽くす!「Px8 / Px7 S2 / Pi7 S2 / Pi5 S2」の魅力とは?

公開日 2023/05/19 06:30 野村ケンジ/岩井喬(聞き手:編集部 小野佳希)
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岩井 「Pi7 S2」のほうはバイアンプだったりとかaptX Adaptiveにも対応していたりとか、ケースがBluetoothトランスミッター機能を備えていたりだとか、性能面に差はありますけど、ノイズキャンセリングの効き具合などは両モデルともほぼ同じと言えるクオリティですし、純粋にサウンドの好みでどちらかを選べるものになっているかなと思います。

Pi7 S2

野村 値段で選んじゃダメな2モデルだと思いますね、音で選ばないと。「Pi5 S2」の方が好きな人も確実にいると思います。僕も「Pi5 S2」の抜け感の良さやちょっとラフだけどメリハリの良さみたいなところが好きです。

Pi5 S2

一方で、総合的なクオリティや表現力はやっぱり「Pi7 S2」かなという部分もあるので、購入を検討している人はできれば両方聴いてみてからにしてほしいですね。ヘッドホンのときと同じことを言いますけど、試してみて「Pi7 S2」を気に入ってしまったのなら、もう覚悟してお金を貯めてくださいという(笑)。

岩井 他社にはもっと安いものもありますけど、「ブランドとしてこのラインは譲れない」みたいな部分をB&Wがしっかり持って作っているのが感じられますよね、「Pi5 S2」も「Pi7 S2」も。音について言えば、どのジャンルを聴いても破綻のない音に仕上がっていて、安心して聴いていられます。

例えば、ポップスではボーカルがちゃんと出ていることは大事ですが、オーケストラのような全体のダイナミックレンジが広いソースに対しても同じような出し方をしてしまうと音が破綻してしまいます。世の中にはそういう製品も少なくないなかで、「Pi7 S2」や「Pi5 S2」は楽器の粒立ちなどもすごく素直に出てきてくれるんですよ。 余韻の表現も両モデルともいいですし。

両者の違いという点で言うと、例えばジャズのウッドベースだったりピアノだったり、楽器の鳴りが「Pi7 S2」のほうがより際立つ感があって、全体的なバランスがより広がってくる印象です。クオリティの違いがちゃんと味わえるので、値段をプラスしてもこれがいいと言えるモデルに仕上がってますよね。

野村 ボーカルものも違いがわかりやすいかもしれません。「この人の声はこうでなきゃ」と考えている人は「Pi7 S2」に行きたくなるかなという気がします。全体の抜け感のようなものは「Pi7 S2」のほうが一段上かなと。

ノイズキャンセリング機能にも感じるB&Wのポリシー



編集部 個人的にはどちらかというと「Pi5 S2」のほうが低域の量感があるかなという印象もありますが、どうでしょうか?

岩井 見通しのいい世界を追求しつつも低音も欲しいなという、両取りみたいなイメージですかね。ラインナップ的に、「Pi5 S2」はながら聴きというか普段づかいも他のモデルより意識されているのかなと想像しますけど、そんな使い方をしているときでも「ちゃんと聴きたいな」と思ったら欲しいポイントがちゃんと感じられます。音量をちょっと下げ気味にしても低域がこれくらいあればちゃんと聴こえますし、普段づかいする上ではちょうどいいバランスかなと思いますね。

完全ワイヤレスイヤホンを試す岩井氏

野村 どちらかというと「Pi5 S2」は屋外での使用がメインになりそうかなという印象ですね。屋外の、騒音レベルが高い場所でノイキャンをオンにして使う、みたいなシチュエーションでも音楽を楽しめるバランスかなと感じます。岩井さんがおっしゃったように、音量もそんなに上げなくて済みますし。そんな使い方が想定されているのかなと感じたことはあります。

岩井 B&Wの “ど真ん中” が「Pi7 S2」なんだとすれば、その音をもっとカジュアルにというか、肩肘張らず場所を選ばずに楽しめるようにしたのが「Pi5 S2」なのかなと。

編集部 ノイズキャンセリング機能についてはどうでしょうか。B&Wはノイズキャンセリング性能をひたすら高めていくのではなく、音楽再生を最優先したノイズキャンセリングを意識しているそうです。

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