PRさらなるブラッシュアップを経て登場
比類無き完成度。Bowers & Wilkinsの完全ワイヤレスイヤホン「Pi5 S2」「Pi7 S2」に迫る
名門Bowers & Wilkins(B&W)から同社完全ワイヤレスイヤホンの第2世代となる「Pi5 S2」「Pi7 S2」が登場する。初代「PI5」「PI7」で好評を得たサウンドやデザインを継承しつつ、使い心地や使い勝手に関わる部分を特に強化したブラッシュアップ・モデルだ。
前モデルが同ブランド初の完全ワイヤレスイヤホンでありながら、その完成度・サウンドクオリティの高さから厚い支持を受けたこともあり、装いも新たに登場する第2世代機にも期待が高まる。そんなPi5 S2/ Pi7 S2の魅力を本稿で詳細にお伝えしたい。
早速Pi5 S2から見ていこう。こちらの時点で一般的な「超ハイエンド」に相当するモデルとなる。
前述のように大枠はPI5から継承。ノイズキャンセリング&アンビエントパススルー搭載、機能美とフォーマルな落ち着きを兼ね備えるデザイン、ドライバーは9.2mmダイナミック型1基、同社アコースティック・エンジニアによるサウンド・チューニング。何の不足もない充実ぶりだ。
その充実を土台に、主には下記の3点の強化が「S2」としてのポイントとなる。
●接続安定性の強化
●駆動時間の改善
●アプリの機能向上
接続安定性の強化はアンテナ設計の刷新で実現。駅改札口など特に劣悪な電波環境を想定しての音切れ対策とのことだ。
本体のみでの駆動時間はPI5でノイキャンオフ時で4時間だったところS2は5時間に。ケースと合わせては5時間+19時間で24時間。バッテリー容量をアップしつつ本体サイズは変わらず、良好な装着感も維持されている。
アプリは従来のものに代えて「Bowers & Wilkins Music」アプリを使用する形に。こちらでノイキャンとパススルーのレベル調整、バッテリー残量詳細の確認などを行える。なおノイキャン性能も従来通り、現代ハイエンド機として普通に十分なレベルを確保。「音質重視モデルなのでノイキャン強度は控えめです」的な言い訳を必要としない性能だ。
ほか、カラーバリエーションは変更。旧モデルは明快なブラック/ホワイトだったが、今回はニュアンス豊かなクラウド・グレー/ストーム・グレー/スプリング・ライラックだ。サンプル機のクラウド・グレーはグレーとしては明るめで、ホワイト系が好みな人にもフィットしそうな色合いだった。
といった機能や美観の強化もありつつ、最大の魅力はやはり、ハイエンド・スピーカー「800 Series Diamond」も担当した同社チーフ・アコースティック・エンジニア、スティーブ・ピアース氏によるというサウンド・チューニング。
ダイナミック型らしい豊かな響きの低音を支えに、各楽器をバランスよく配置。ひとつひとつの音の描き込みもありつつ、楽曲やアンサンブルの一体感、なじみの良さこそが大きな魅力と感じられる。強調された解像感によるハイエンドっぽさの演出に走ることなく、音楽の全体像の見せ方が意識されている印象だ。
音楽とオーディオを見つめ続けてきたB&Wらしいチューニングと言える。例えばジャズのしっとりとしたボーカルものなどを聴くと特にハマるが、それに限らず、大人っぽさやジェントリーな雰囲気を感じさせる曲、音楽との相性は抜群だ。
前モデルが同ブランド初の完全ワイヤレスイヤホンでありながら、その完成度・サウンドクオリティの高さから厚い支持を受けたこともあり、装いも新たに登場する第2世代機にも期待が高まる。そんなPi5 S2/ Pi7 S2の魅力を本稿で詳細にお伝えしたい。
完全ワイヤレスとしての使用感を更に高めたハイエンド機「Pi5 S2」
早速Pi5 S2から見ていこう。こちらの時点で一般的な「超ハイエンド」に相当するモデルとなる。
前述のように大枠はPI5から継承。ノイズキャンセリング&アンビエントパススルー搭載、機能美とフォーマルな落ち着きを兼ね備えるデザイン、ドライバーは9.2mmダイナミック型1基、同社アコースティック・エンジニアによるサウンド・チューニング。何の不足もない充実ぶりだ。
その充実を土台に、主には下記の3点の強化が「S2」としてのポイントとなる。
●接続安定性の強化
●駆動時間の改善
●アプリの機能向上
接続安定性の強化はアンテナ設計の刷新で実現。駅改札口など特に劣悪な電波環境を想定しての音切れ対策とのことだ。
本体のみでの駆動時間はPI5でノイキャンオフ時で4時間だったところS2は5時間に。ケースと合わせては5時間+19時間で24時間。バッテリー容量をアップしつつ本体サイズは変わらず、良好な装着感も維持されている。
アプリは従来のものに代えて「Bowers & Wilkins Music」アプリを使用する形に。こちらでノイキャンとパススルーのレベル調整、バッテリー残量詳細の確認などを行える。なおノイキャン性能も従来通り、現代ハイエンド機として普通に十分なレベルを確保。「音質重視モデルなのでノイキャン強度は控えめです」的な言い訳を必要としない性能だ。
ほか、カラーバリエーションは変更。旧モデルは明快なブラック/ホワイトだったが、今回はニュアンス豊かなクラウド・グレー/ストーム・グレー/スプリング・ライラックだ。サンプル機のクラウド・グレーはグレーとしては明るめで、ホワイト系が好みな人にもフィットしそうな色合いだった。
といった機能や美観の強化もありつつ、最大の魅力はやはり、ハイエンド・スピーカー「800 Series Diamond」も担当した同社チーフ・アコースティック・エンジニア、スティーブ・ピアース氏によるというサウンド・チューニング。
ダイナミック型らしい豊かな響きの低音を支えに、各楽器をバランスよく配置。ひとつひとつの音の描き込みもありつつ、楽曲やアンサンブルの一体感、なじみの良さこそが大きな魅力と感じられる。強調された解像感によるハイエンドっぽさの演出に走ることなく、音楽の全体像の見せ方が意識されている印象だ。
音楽とオーディオを見つめ続けてきたB&Wらしいチューニングと言える。例えばジャズのしっとりとしたボーカルものなどを聴くと特にハマるが、それに限らず、大人っぽさやジェントリーな雰囲気を感じさせる曲、音楽との相性は抜群だ。
次ページハイエンドの上を行く規格外モデル「Pi7 S2」の進化に注目