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【第55回】NHK『世界ふれあい街歩き』はどのようにしてつくられるのか −ステディカムによるハイビジョン撮影の秘密に迫る2010年 09月 3日 (金曜日)週に50本以上のテレビ番組を録画しては、せっせと視聴・保存に血道を上げている筆者だが、その中で欠かさず視聴しているのがNHKの紀行番組『世界ふれあい街歩き』だ。
この番組は旅行者の視点で世界各国を“街歩き”するという、実にシンプルな内容だ。全体の構成は一つのカメラで撮影し、長いワンカットで撮影する旅行者目線の「街歩きパート」と、その合間に2分×3回ほど入る、歴史や見どころをその街の人が解説する「インフォメーションパート」に分かれている。 効果音は無く、ただひたすらハイビジョン映像の美しい映像に合わせて、著名な俳優陣による、つぶやくようなナレーションで淡々と世界中の街の素顔を紹介している。 筆者も食材や飲食店の取材で日本各地に赴き、無理にでも時間を作って街歩きを楽しんでいる。観光に何を求めるかは人それぞれだが、筆者の場合は観光地ではなく、商店街や路地を散策し、市井の人々の生活感に触れるのがなによりの楽しみだ。客慣れした土産物屋の売り子と話すよりも、地元の人しか行かない、商店街の素朴な接客に旅情を感じたりもする。 さすがに海外をあちこちとさまようことはできないのだが、この番組を観ては、ちょっとした旅気分を味わって慌ただしい日常の毒を抜いている。 ■人気紀行番組の制作プロデューサーを訪ねた 『世界ふれあい街歩き』では、ナレーターが道行く人に「こんにちは」と声をかけるシーンがお決まりだ。すると街の人は「こんにちは」と受け答えし、身の上話や街の歴史などをとうとうと話し出す。“サンフランシスコ編”では、植木の手入れをしているおじさんに話しかけたところ「よかったら自慢の裏庭を見ないかい?」と、気さくに誘ってくるシーンが印象に残った。カメラはこのおじさんについていって、自慢のお庭を拝見させてもらい、ちょっとしたおじさんのエピソードを聞かせてもらう。そんな街の人とナレーターとの掛け合いが、この番組の妙で、あたかもその場にいるかのように錯覚させられる瞬間だ。 とはいえ、筆者もテレビ番組制作者に取材したことも多々あり、視聴者としてはちょっとスレている方だ。こういった出会いは「出来すぎてないだろうか?」と、スレた番組ファンの目線で筆者は見てしまう。「もしかして街の人は仕込み?」などと勘ぐってしまうのだった。そこで『世界ふれあい街歩き』はどのようにして制作されているのか、今回は番組制作者の方にインタビューを試みた。お話しを伺ったのは、番組のプロデューサーを務める、(株)NHKエンタープライズ 情報・文化番組 エグゼクティブ・プロデューサーの林敦史氏だ。 『世界ふれあい街歩き』ご担当のプロデューサー 林敦史氏 − 林さんは『世界ふれあい街歩き』をご担当されるまで、これまでどんな番組をつくって来られたのでしょうか。 林氏:2008年に放送された『世界一周!地球に触れる・エコ大紀行』という番組です。この番組は若いアナウンサーが北半球と南半球に分かれて、各地でエコツアーに参加して、その報告を各所からハイビジョン中継でご紹介するという番組でした。私は南半球担当で、13か国を8か月間かけてロケをしながら中継していました。NHKがハイビジョン中継をするのは初めての国ばかりだったので、実現できるかどうか当時は心配しながら制作していましたが、無事に成果を収められたので、ほっとしました。そのあと、今の番組を担当することになったんです。 − 『世界ふれあい街歩き』について、まずは番組のコンセプトを教えてください。 林氏:この番組はハイビジョン映像の素晴らしさを伝えるために、2005年にBShiでスタートして、その後地上波でも放送が始まりました。ですので、現在でも初回の放送はBShiとなっています。コンセプトは、ハイビジョンの映像を通して視聴者の方々に、世界各地の街の魅力を自分自身で発見してもらうことです。会話以外の字幕はほぼゼロですし、ナレーションによる説明も最小限にして、視聴者の方が自分なりに楽しめる“余地”を沢山残しておくことを心がけています。 − ハイビジョン映像ありきの番組、ということですね。 林氏:そうですね。画質がよくないと臨場感が伝わりません。ハイビジョンなら建物の壁の質感や、遠くを行く人の表情も確認できます。画質の良さで、被写体の“空気感”が伝えられると思います。 − 番組の企画はどのようにして立ち上がったのでしょうか。 林氏:番組を立ち上げた当時のボスが、ご夫婦で2005年にイタリアのベネチアを旅行した時の経験がヒントになっています。移動や買い物にせっせとお金を使うわけでもなく、ただ街を散歩するだけで、とても楽しい時間が過ごせたという体験が背景をベースに、ハイビジョン放送の高画質・高音質というメリットを組み合わせて、「従来にない街歩きの番組をつくってみてはどうか」という発想から、番組がスタートしたそうです。 ■カメラワークの秘密に迫る 「アルプスの小ベニス」とも呼ばれるフランス・アヌシー 林氏:撮影はハイビジョンカメラを、一般に「ステディカム」と呼ばれる、揺れを吸収する装置に乗せて行っています。この装置は、カメラマンが撮影しながら歩いてもブレが発生しない構造になっていますが、一方で本体だけで約10キロの重さがあり、カメラや付属部品を含めると20キロ以上にもなる大がかりなものです。扱うには経験と体力を必要とするのですが、熟練したカメラマンが撮影すると、画面を見つめる見る際の不快感、違和感の原因となるブレがない、滑らかな街歩きのシーンが撮れるのです。 映像は街を歩く人と同じ、自然な目線での撮影が基本ですので、お気づきの通り、ズームを使ってアップにする事はほとんどありません。歩きながらズームを使うと映像のブレの原因にもなりますし。街歩きのシーンはほとんどワイド系のレンズで撮り続けています。それでもしっかり見せたい被写体があった場合は、ズームではなく、そこにカメラマンが近づくことで、「気になるものには近づく」というリアリティのある街歩きの映像を撮影しています。 − 番組の映像はどれぐらいの画面サイズのテレビで見られることを想定していますか。 林氏:基本的にはテレビ番組ですので、どんなサイズのテレビでも楽しんでいただけるように制作しています。ただ、強いて挙げるなら、いま薄型テレビで多く普及している37〜42型ぐらいの大きめのテレビで見ていただけると、画面の隅々まで、細かな被写体を確認していただけるので、発見も多いものと思います。我々スタッフも同じで、見直すたびに「あ、ネコがいた」とか。 − なるほど、高画質・大画面のテレビで見るほどに発見がありそうですね。番組はどんな流れで制作されるのでしょうか。 林氏:この番組は年間34本のタイトルを制作しています。まず候補となる街の下調べを、国内で集められる情報を元に行ないます。視聴者の方々が、番組と同様の街歩きや路地歩きをしてみたいと思っていただけることを前提にしながら、訪れる街を選ぶ際には「旅の安全性」も十分考慮に入れています。 撮影場所を決めるロケハンに行くのは、ディレクターと、現地事情に詳しく、通訳兼ガイドでもあるコーディネーターです。ロケハンは通常1カ所に1週間ぐらいかけます。渡航費用などを節約するためもあり、1人のディレクターが1回の出張で番組2本分の素材を集めてきます。ですので、全体で約2週間かけて2カ所をロケハンするわけです。 − 林さんはロケハンには行かないのですか。 林氏:残念ながら私は行けず、ディレクターと現地のコーディネーターだけですね。私は日本で、映像を見てうらやましがりながら、番組全体の制作管理やディレクターたちとの情報交換を行っています。 アルプス最高峰のモンテ・ビアンコ(モンブラン)、チェルヴィーノ(マッターホルン)など、4千メートル級の名峰に抱かれたヴァッレ・ダオスタ州の州都、イタリア・アオスタ 現地のロケハンでは地図を片手に、細かな路地までチェックして歩き回りまわりながら、撮影ポイントを探します。このときに資料用とPR用にスチル写真も撮影するのですが、同じ場所でも時間帯を変えて何度も歩きますから、全部で約300から400枚の写真を撮ります。ディレクターがロケハンから戻って来たのち、撮影スタッフが集って地図と写真を付き合わせながら、より具体的に撮影の段取りなどを詰めていきます。たとえば「この場所で、こんな人と話ができたらいいね」とか、「この街の事をもっと深掘りして説明してくれる人はとの出会いはないだろうか」などですね。国内で大まかなプランニングを完成させてから、現地での撮影がスタートします。 現地での撮影は1カ所で約10日間が目安です。天気の状態や、予期せぬ人たちとの出会いなどがありますので、同じ場所でも繰り返し撮影して、より良い映像を集めます。その後日本に戻ってから、2週間かけて編集、翻訳、ナレーション原稿の作成、そしてナレーションの録音と作業を進めていきます。 − 撮影の前に絵コンテは描きますか。 林氏:絵コンテはないですね。それに、下見の段階で街の方に「こんな話をしてください」というような「仕込み」をしようとしても、大抵は失敗しますね。取材慣れしている方なら通用するかもしれませんが、話し終わったあとで、「こんな感じでいい?」なんて言われちゃいますよ(笑)。番組のコンセプトからも、あまり演出が過ぎてしまうと番組の雰囲気が台無しになりますので、そこは気をつけています。 − それにしても街の人たちとの会話がとても自然に交わされていて驚かされます。見ていてこれは演出かな?と思うこともあります。 林氏:基本的には日本人よりフレンドリーですし、自分の街への愛着や、「誇り」を自然に口にできる人が多いです。ロケハンの段階でディレクターとコーディネイターが入念に下見をして、顔なじみになることもあります。同じ場所を繰り返し歩いていると「この公園には夕方、必ず犬を連れた街の歴史に詳しいおじさんが現れる」といったこともわかってきます。そういう方を見つけたら、予め「今度撮影に来たら少しお話しを聞かせてもらってもいいですか」という程度に、緩やかにお願いをしておくことがあります。あくまで話す内容はその方の、その時の気分次第でお願いしています。だからこそ自然な雰囲気をもった街歩きの映像がお届けできるのだと思います。 スイス最古のリゾート地として知られている街、ルガーノ 撮影に関して、もちろんカメラマンも下見をしますが、「準備はすれどもぶっつけ本番」という状態です。対象物だけ撮るのではなく、必ず目的の地点のかなり手前からカメラを回し始めることで、より自然な雰囲気の映像を撮ることを心がけています。だから、その途中でいろんなハプニングが発生します。その場ごとで臨機応変に対応しています。 − カメラマンの方の役割も非常に大きいのですね。 林氏:そうですね。この番組の映像は、旅人の目線を基準にしています。また、一期一会の出会いが原則です。撮影のタイミングはディレクターが指示をしながらでは遅いので、不意にいい風景や面白い人との出会いが発生した時は、カメラマンの感性が頼りです。初めに街の人と目が合うのはカメラマンですし。ステディカムを使った撮影では、ファインダーを覗きませんから、カメラマンの顔が全部見えているんですよ。また、カメラマンがいま何を撮っているのかを、ディレクター、コーディネイターが把握していなければなりません。いま道ゆくどの人とカメラマンの目が合っているのか、ディレクターとコーディネイターが追いかけながら、愛想を振りまき、話しかけるなりしてフォローするのが重要です。ですので、撮影の時は全てのスタッフが満面の笑顔で移動しています(笑)。 − 大きなステディカムを携えているので、出で立ちもかなり目立つはずだと思うのですが、街の方たちが驚かないのはどうしてでしょうか。 林氏:あまりに変な姿すぎて、反応しないのではないでしょうか(笑)。ただ、撮影クルーも街の方々を驚かせないように、全員笑顔を絶やさないよう心がけながら、現地の言葉で必ずあいさつをしたりと、気を配りつつ取材をしています。 ■編集作業はどのようにして行われるのか − 撮影した素材の編集作業はどのように行われているのでしょうか。 林氏:『世界ふれあい街歩き』の番組は、「歩いていけば、道は進む」「朝から夕方へと、時間は進んで行く」という2つのシンプルな軸で進んでいきます。そして訪ねる場所にはいつも、「もう二度と来られないかもしれない」というイメージを持ち、旅先での一期一会の出会いを噛みしめることを大切にしています。街の人は「また来てね」と言ってくれますが、たいていの旅人は同じ街に2度は来れませんよね。だからこそ、出会いを大切にしたいし、寂しいんです。これらの要素以外には、編集作業によって制作者の意図したストーリーを視聴者の方々に押しつけてしまわないよう心がけつつ、番組を見る方々がそれぞれの旅を自由に楽しめるように編集しています。 ヨーロッパ・アルプス最大の古都、インスブルック 林氏:ナレーションの目線は、「はじめて行った人の目線で、映像を見た範囲でわかることしか伝えない」ことを決まりにしています。もし映像に映っていない事柄を加える必要がある場合は「ガイドブックによると…」といった具合に、説明を追加しています。もうひとつ、情報を断定してしまわないのも重要です。番組中で「あれは〜かな?」というナレーターの表現が多くあります。情報番組だと制作者がリサーチした客観情報をナレーションで足すことがほとんどですが、当番組の基本スタンスである「見てわかることしか言わない」というルールからすると、その場で確認できないことは断定しないほうが、視聴者の方のイマジネーションに結びつくと考えています。 ナレーターは、女性的な街か、男性的な街かというイメージや、どちらの方がお宅にお邪魔しやすいか、などを考え選んでいます。かわいらしい街なら女性に、職人さんが多い下町なら男性に、小さな女の子しかいないお宅が大切な場面なら女性に、とか(笑)。ナレーターはこの番組の最終的な砦だと思っています。ナレーターの方の個性を活かしながら、視聴者が自分で旅している気分になりきれるかどうかを大事にしながら台本を作っています。例えば、この番組では俳優の矢崎滋さんにナレーターをお願いする事が多いのですが、矢崎さんはこの番組をとても大切にして下さっていて、視聴者の目線に立ちながら、言葉選びや、ニュアンスを指摘していただいたりしています。 − 人気のある番組ですが、再放送のリクエストが多いのはどの街ですか? 林氏:初期の頃の街もけっこう多いですね。最近見て下さるようになって、番組ホームページのリストを見てとか。新しいものでは「フランス/パリ・オペラ座界隈」「イタリア/アマルフィー」「イギリス/コッツウォルズ」「ニュージーランンド/クライストチャーチ」など美しく、印象的な出会いのあった街の放送回の人気があります。 − 最近、民生機でも手ぶれ補正付きムービーやデジカメが登場して、素人でも歩きながらのクオリティの高い動画を撮影しやすくなってきました。一般の方が街を歩き撮りする際に自然な映像を撮るためのコツはありますか。 林氏:コツがあるとすれば、ズームを多用しないことですね。撮りたいものがあったら、自分から被写体に近づいて撮影すると、自然な映像が撮れると思います。 せっかくなので、ソニーのムービーのHDR-XR550VとデジカメのDSC-HX5Vを持参し、林氏に触ってもらった。撮影の際にズームを使わない、というテクニックはかなり参考になった。ズームを使うとどうしても手ブレがひどくなり、落ち着かない映像になってしまう。街歩き的な動画を撮るなら、ワイド側で撮影するのがコツなようだ。このほかにピンポイントでのアドバイスはいただけなかったが、インタビュー全体を読み解くと、素人でも参考になる話を聞くことができた。このインタビューで得た情報から、筆者も街歩き撮影に挑戦してみた。近日中にその成果をお伝えするので楽しみにしていただきたい。 番組を一度でもご覧になった方ならお分かりだろうが、あののんびりとした「世界ふれあい街歩き」が、こんなにも多くの人の努力と工夫を集めて制作されていたとは、驚くばかりだった。 この番組のファンなら、番組の最後にふと切ない気持ちになることはないだろうか。筆者など、意味もなく目頭が熱くなるときもあって「歳のせいか涙腺が…」という気持ちになっていたのだが…。今回のインタビューで、それはこの番組が「二度とその街には来ない旅行者」の目線で作られているからだと知った。ナレーターが話す「さよなら」という言葉には、そんな気持ちが込められていたのだ。 たった45分で、旅には出発と到着があり、出会いと別れを繰り返す、まさに人生の縮図だと、筆者のような雑な人間にも再認識させる番組が『世界ふれあい街歩き』だ。良質な番組には、必ず優秀なスタッフがいる。まさにこの番組も林氏をはじめとする、番組スタッフが力を合わせて紡いだ集大成だった。これからの放送も楽しみにせずにはいられない。そしていつか、カメラマン、ディレクターなど現場スタッフの声も伺ってみたいと思っている。 【世界ふれあい街歩き】(BS hi) 毎週日曜 PM 10:00〜10:44 再放送 毎週火曜(月曜深夜) AM 0:00〜0:44 9月の放送は毎年恒例の「4回連続シリーズ」。過去には「巡礼の道」「ルート66」「ドナウ川」「イギリス南西部 小さな街を巡る」と放送されてきたが、今年はヨーロッパ・アルプスをぐるりと1周しながら、山麓の街ならではの魅力と、美しい風景とを満喫する旅となる。 <放送予定> 9月5日(日)「アヌシー(フランス)」 9月12日(日)「アオスタ(イタリア)」 9月19日(日)「ルガーノ(スイス)」 9月26日(日)「インスブルック(オーストリア)」 番組ホームページ:http://www.nhk.or.jp/sekaimachi/ (インタビュー&レポート/鈴木桂水) |
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