クレルが高品位の5.1chコントロールセンターを新発売
HTS2 (Home Theater Standard 2) |
このHTS2は、ピュアオーディオとホームシアターの境界線を超えたクレルならではのサウンドコンセプトを実現し、高い評価を得たHTS(Home Theater Standard)をベースに、新たに「プリアンプ・ポジション」機能を装備させたモデル。
ピュアオーディオと高品位ホームシアターの両立を実現するサラウンドサウンド・プロセッサー搭載のAVコントロールセンターとして、2チャンネルでの使用ではADコンバーターを経由せず、純アナログの高品位プリアンプとしても働く機能を搭載する。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●以下、HTS2の内容(リリースより掲載)
・Krell HTS2(Home Theater Standard2,ホームシアター・スタンダード2)は、オーディオファイルのために開発されたサラウンドサウンドプロセッサーを搭載。また、5.1チャンネルすべてに完全コンプリメンタリーのバランスオーディオ出力を装備。クレルならではの優れたサウンドコンセプトでピュアオーディオとホームシアター・サラウンドサウンドを高度に両立させるAVシステム・コントロールセンター。
・プラグイン・ボード構成によるフレキシビリティ、コントロール機能の発展的な対応力など、ユーザーフレンドリーで独創的な優れた資質を有しています。
・クレル・パフォーマンスの信号処理
ベーシックコンセプトは極めてシンプルです。それは、2チャンネルシステムに対して厳格に要求されるプリアンプリフィケーション、シグナルプロセッシング、そしてパワーアンプリフィケーションなどのデザインコンセプトとアプリケーションをハイレベルのままダイレクトにホームシアターに反映させること。つまり、音色の精度、広大なダイナミックレンジ、トランスペアレンシー、そしてディテールの再現に優れるなどの音の要素をすべて、そのままマルチチャンネルへと拡張して行くことなのです。Home Theater Standard2はこのようなデザインゴールに基づいて開発されました。ミュージックソースでもサウンドトラックでもあらゆる高品位ソースのクラリティ、ピュアリティ、そしてパワーを全てのチャンネルにおいて実現します。
●高度なオーディオ回路デザイン
1. Current Mode (カレント・モード)回路
6チャンネル全てのアナログプリアンプ部に、ローノイズ、ワイドバンド、高リニアリティの小信号用トランジスターを多数個パラレルに配し、理想的なクラスAのバイアスポイントで動作させる増幅回路をダイレクトカップリングで使用する構成によって、極めて低い歪率とノイズ、高いリニアリティ特性を発揮しています。
2. バランス出力
6チャンネル全てのオーディオ出力に徹底したフル・コンプリメンタリー回路構成の完全バランス出力を装備。フル・パワー・バランス・シリーズのアンプやKAVシリーズのアンプなどのバランス入力アンプとの万全な整合性を確保します。
3. 2チャンネル・アナログユースでは、ADコンバーターを経由せず、純アナログの高品位プリアンプとして働きます。
●ビデオ信号とオーディオ信号の相互干渉を徹底排除
放送局精度のビデオ信号スイッチング回路、信号通過回路の全てに徹底したアイソレーションと巧妙なワイヤリングを行ないビデオ信号とオーディオ信号の相互干渉を徹底排除し、高い映像品位とオーディオ品位を両立させています。
操作性に優れたクレル・システムコントロール機能
Home Theater Standard2はイージー・オペレーションてA/Vシステムの全てを集中的にコントロールするための優れた機能を持っています。
●入出力
バランス及びシングルエンデットのアナログステレオ入力
バランス及びシングルエンデットの6チャンネルオーディオ出力
TAPE&VCR入出力
同軸&光 デジタルオーディオ入出力
コンポジット&S−Video入出力
●プッシュ&プレイ・ファンクション
ワンボタンでソースセレクションとプレイ開始が行なえるシンプル操作。サラウンドモードなどの各種コンフィギュレーションの設定とオーディオ/ビデオそれぞれの入力がリンクして対応されるので、煩雑な操作を必要としません。
●オンスクリーン・メニューディスプレー
ディスプレーに表示されたコンフィギュレーションを見ながら適切な設定がよういに行なえます。
●入力端子名の表示は機器の名前に応じて選択設定可能です。
●ゲイン・マッチング機能
各オーディオ入力のレベル・コンペンセーション回路を搭載。接続した機器の出力レベルの相違に対していちいちボリウムを変えたりすることの煩わしさから解放します。
●デュアルゾーン機能
メインシステムと別の部屋にセットしたもう一組のオーディオシステムの二つのゾーンに対して、別々のソースが同時に再生するためのゾーン出力とゾーン・セレクション・キーを装備。
システム構築をフルカバーする豊富なインテグレーション機能
フルシステムのコントロール機能を拡張するさまざまなインターフェースが設けられています。
●RS-232Cシリアルポート
コンピューターベースのコントロールシステムと容易に接続できます。
●Phast Link入出力
Phast Linkスタンダード方式の通信ポートによるリモート操作のコマンド入出力端子を装備。
●RC-5入力
RC-5ベースバンド信号のための入力装備。カスタムにハードワイヤー・リモートを構築可能です。
●12VDC出入力
12VDCのトリガー・コマンドを使用する他のクレル機器と接続して、一つの機器のON/OFF操作で全ての機器がON/OFFできます。
発展性豊かなモジュラー・アーキテクチュア
入力、出力、ビデオ、デジタルシグナル・プロセッシングなど主要セクションはそれぞれ着脱可能なプラグイン・モジュール方式。フォーマットなどの仕様変更があった場合などの将来的なアップグレードなどが容易に行える構造となっています。
関連リンク
トピック