マランツからSACDおよびDVDオーディオに対応したセパレートアンプが登場
(左)SC-7S1(右)MA-9S1 |
まずはステレオコントロールアンプ・SC-7S1の特徴であるが、驚異的なチャンネルセパレーションを実現していることが挙げられる。SACDやDVDオーディオの膨大な情報量を欠落、変質させることなくパワーアンプに伝えるためにフルバランス構成の2chコントロールアンプとして開発。新方式のボリュームコントロール回路とあいまって20kHzにおいても100dB以上というチャンネルセパレーションを実現。また、本機を複数台連動コントロールすることにより、最新のマルチチャンネルにも対応している。
一方、モノラルパワーアンプ・MA-9S1の特徴は、瞬時電流供給能力を向上させている点にある。同じパワースペックを持ったアンプでも瞬時電流供給能力の違いにより、スピーカードライブ能力はまったく異なってくるが、本機はパワーアンプ回路や電源、給電ライン等を徹底的に見直し、従来の約3倍(同社SM-5比)の瞬時電流供給能力を実現している。さらに、フルバランス・モノブロック・パワーアンプを採用。パワーアンプの増幅回路をフルバランス構成のボルテージアンプ(電圧増幅回路)23dB/パワーバッファーアンプ(電力増幅回路)6dBの2アンプ構成とし、これにより強力な磁気回路を持ったスピーカーからの逆起電力による影響を最小限に抑えることが可能になった。(AVレビュー編集部)