マランツ、DVI-D端子搭載のユニバーサルプレーヤー「DV8400」を発売
DV8400 |
本機は、「DV8300」をベースに、NSV(ノイズシェープド・ビデオ)技術、RS232C端子、HDCP対応DVI-D出力を加えたモデル。
本機のビデオDACは12ビット/108MHzのものを採用。さらにNSV技術により、ビデオノイズ成分を不要帯域にシフトさせ、アナログフィルターにより効果的にノイズを除去し、信号劣化や折り返しノイズを抑制することによりトータルでビデオS/Nを改善、高精細な画像を再現する。もちろんプログレッシブ出力に対応し、多彩な画質調整機能も備える。
また、国内メーカーとしては初めて、HDCP対応DVI-D出力端子を装備。導入力端子を持つプロジェクターやディスプレーとの接続により、映像信号の入り口から出口までをフルデジタルで伝送できる。またDVI.LEVEL切替スイッチを設けており、黒レベル設定の異なる映像機器との接続でも最適な映像が得られる。
ただし、DVD関連会社が加盟するDVD Copy Control Associationの現在の規格上では、DVIにDVDの画像を出力することが認められていない。従って本機のDVI端子は、発売時点においては機能しないが、規格承諾がおり次第アップグレード対応で使用を可能とする予定。また、HDCPに対応したDVI出力を持つ機器をHDCP非対応の機器に接続すると信号は出力されない。DVIで映像を見るためにはHDCPに対応したディスプレイ機器に接続する必要がある。
RS232C端子は、カスタムインストールに対応するためのもの。CRESTRONやAMX等からのコントロールが容易に行えるようになる。
メインシャーシには銅メッキ鋼板を使用し、シャーシの低インピーダンス化、電位の安定化を実現。さらに、高速電圧増幅モジュール「HDAM」を全チャンネルに採用し、オーディオ回路専用のトランスを備えるなど、アナログ回路も非常に充実している。
(Phile-web編集部)
関連リンク
トピック