PASS、パワーアンプ2機種「XA 160」「X150.5」を発売
左:X150.5 右:XA160 |
◆モノラルパワーアンプ「XA 160」/4月20日発売/280万円(ペア)
◆ステレオパワーアンプ「X150.5」/4月20日発売/70万円
PASSでは、Xアンプの新しいシリーズとしてシングルエンドのピュアClass A動作を特長とするXAシリーズを販売している。このXAシリーズはSuper SymmetricフロントエンドとAleph Class A出力ステージを最高のキャラクターとして結合。本機は、モノ・ブロック・シャシー、8オーム負荷で160ワットを出力する。
広大なダイナミックレンジとXシリーズアンプの制御された低音、Alephシリーズの暖かいミッドレンジそして甘いトップエンドを備える。また本機は、常ににClass Aバイアスで動作するため、600ワットのX600アンプと同じ大きいシャシーにセットされている。
X150.5ステレオパワーアンプは、同社より販売されているX150シリーズのマイナーチェンジモデルとなる。スーパーシンメトリー回路のトポロジーは、2つのバランスしたアンプの各半分の特性を精度高くマッチさせることでバランスアンプの性能を向上。スーパーシンメトリー技術によって、歪みとノイズを極めて小さくすることができる。
アンプは単純なバランスしたA級回路に超高精度でマッチさせた部品を使用。ゲインステージを2つのみ備え、バランスしたシングルエンドのA級電圧ステージが、出力ステージでフォーローワーとして動作している高出力のMOSFETのブロックを最小のフィードバックでドライブしている。バランスドClass A電圧ステージは、ハイパワーのMos-FET出力段を含めて最小のフィードバック量でオペレーションする。X150.5は、シングルエンド/アンバランスまたはバランスで入力でき、信号経路にはコンデンサーを使用しない完全なDC結合で、チャンネルあたり8オームで150ワット、4オームで300ワットを定格出力するパフォーマンスを持つ。
外観はXシリーズ同様、出力段のバイアス電流値を示す丸いメーターを装備し、フェースプレートは厚いアルミ材を機械加工してインスツルメントグレイのアルマイト処理を施してある。メイン電源スイッチはアンプの後側にあり、便利なスタンドバイスイッチはフロントパネルにあり上下のスナップタイプを採用。入力端子、出力端子、AC電源ソケットもアンプの後側に配置。シングルエンドの入力にはRCAコネクター、バランス入力にはXLRコネクターを使用している。スピーカー接続端子はヘービーデューティーのバタフライバインディングポストを採用。
(Phile-web編集部)
トピック