ソニー「QUALIA(クオリア)」新商品発表会〜画期的なメカニズムを採用したSACDシステム〜
左)Q007-SCD 右)Q007-SSS |
本製品はスーパーオーディオCDの超高音質を忠実に、かつ豊かな表現力で再現するスペックを備えながら、ソニー独自の技術力と発想が活かされた、ユニークなディスクローディングメカニズムが特徴だ。
これまでのプレーヤーのように「ディスクをトレイにセットする」という感覚を、本機ではまったく新しいコンセプトに立脚しながら打ち壊している。
はじめに本機の「ディスク・ソーサー」と呼ばれる、ディスクを置くすり鉢上のトレイにディスクをセット。セットとはいっても、トレイ上の置き場所は気にせず、自由にディスクをセットすれば良いのだ。こちらには3つの光センサーが装備され、ディスクの反射面を感知し、ディスクが置かれたことを認識する。
つぎにディスク・ソーサーの内部にセットされた、3本のローターからなる「ディスク・リフター」が回転しながら上昇し、ディスクをソーサーから持ち上げるとともに、ソーサー上に置かれたディスクを中心部へ自動的に移動させる。
ディスク・リフターにより持ち上げられたディスクは、プレーヤー本体に内蔵された「リニア・アーム・ドライブ」が横にスライドし、ホールド。こちらに搭載されたピックアップがディスク情報を読みとり再生を開始する。このように本体のトレイに無造作におかれたディスクが再生時には中に浮かぶような視覚的な美しさを演出するメカニズムとなっている。
プレーヤーの外観も優美なデザインとなっている。本体には透明な「クリア・シェルター」カバーを装備し、ディスクセットの際には横方向にスライドして開閉する。オープンデザインの美しさを演出する。こちらは簡単に取り外しが可能である。
本機ではまた、同社が長年に渡り培ってきたデジタル音声信号処理技術を投入した、独自の「ストリームパルスマスターデジタルアンプ(S-master)」を採用。全ての音声信号処理をフルデジタルで行うことにより、電動効率を高め、また本体の小型化と高音質再生を実現する。
スピーカーシステムの大きな特徴は、リング状の板材を一つひとつハンドクラフトで積層し、形成したユニット部分である。これにより、美しいラウンドフォルムを実現するとともに、内部に発生する定在波の低減とクリアな再生を可能にしている。
スピーカーの上部には2cmのスーパートゥイーターは水平に6機配置した「スーパートゥイーター・アレイ」を装備。超高域音声の放射性を向上させ、リスニングポイントの大幅な拡大を実現している。
【問い合わせ先】
QUALIAコールカウンター
TEL/0570-09-0099
携帯電話・PHS/0466-38-4920
(Phile-web編集部)
トピック