クリプトン、ハイクオリティ再生環境を実現するオーディオアクセサリー3種を発売

（株）クリプトンは同社独自の技術をベースに、新しいオーディオアクセサリー製品3モデルを6月下旬より発売する。

■アコースティック・チューニング・タワー「AP-T100」/￥63,000（税込）

既に好評を博している同社のパネル型音場改善アクセサリー「AP-10」「AP-5」に次ぐ、第3弾の三角タワー型アコースティック・チューナーだ。音質改善への効果とインテリア性の両立を目指し、開発されている。外観はマホガニー調の木質と、ダークグレージャージネットのコンビによる落ち着いたデザインにあしらわれている。

技術面では、音響素材として優れた特性を持つ「ミスティックホワイト」を3面に用いながら、内側には「羊毛ウール」を採用し、十分な音場改善を図っている。羊毛ウールの採用については、同時にホルムアルデヒド吸引効果によるエコ設計も実現されている。

ミスティックホワイトは東洋紡とオランダのDMS社の共同開発による吸音素材であり、リスニングルームやスピーカー内部にも採用される高級マテリアルだ。軽量で熱伝導に優れ、振動吸収特性にも高い性能を持つ本素材と羊毛ウールの相乗効果による音場改善が望める。コーナー置き、スピーカー後方への設置など様々な用途に活用ができる。

■ライントランスボックス「LT-10」/￥42,000（税込）

本製品はオーディオプレーヤーとアンプの間に接続することにより、音楽信号の改善を実現するユニットだ。入出力1対1の高性能ライントランスとし、音の定位感、解像度の向上、ならびに低域から高域までの量感の豊かさを高めるのに優れた効果を発揮する。

心臓部のトランスコアには35mm（EI-35）、板厚0.2mmのスーパー・パーマロイを積厚12mmまで積層し、高域特性を確保している。周波数特性は10Hz〜50kHzまでフラットとし、入力インピーダンスも10Hz〜20kHzまでフラットな特性を備えることにより、音質向上にも大きな貢献を果たす。ライントランスの入力インピーダンス特性をフラット化したことにより、オーディオプレーヤーなど出力機器のインピーダンスとベストマッチし、低域から高域までの理想的なエネルギー供給を実現し、特に低域の量感を高めることができる。

入出力は1対1捲き線比のトランスとし、DC電流は完全にカットされる。これにより微小DC電流による悪影響を排除し、音像定位と優れた解像度を実現している。周波数特性は10Hzから50kHzまでをフラットとし、50kHzから12db/OCTのフィルター特性を持たせることにより、100kHz以上のデジタルノイズを排除しクリアな音質を獲得している。

シャーシは鋼板に銅メッキ処理を行い、外部からの磁気・電気ノイズ対策を施している。

■バイワイヤリング・アダプター「BA-10」/￥21,000（2個1セット・税込）

本製品はバイワイヤリング対応のスピーカーシステムを有効に、かつ簡単に活用するためのアダプターだ。バイワイヤリング端子のショートバーを外し、スピーカーケーブルに1m以上の同種のケーブルを2本追加し、本アダプターにそれぞれを結線することにより、ウーファーから逆起電力の影響を排除し、クリアな高域特性の音質を得ることができるようになる。

本体材質には硬質な楓材を採用。スピーカー駆動電流が複雑な音楽大電流に影響しない無機質の木製ケースとし、内部配線は4N無酸素銅線のOFCを採用した高音質設計としている。

端子には真鍮の切削品に金メッキ仕上げを採用し、接続部はハンダレスの圧着端子とナット締め構造により、接続ロスを排除している。ウーファーからの影響も極力少なくするため、外側端子にはウーファー側（LOW）、内側端子にはトゥイーター（HIGH）を分けて配置している。

【問い合わせ先】
（株）クリプトン
TEL/03-3353-5017

（Phile-web編集部）