<岩井喬のハイエンド レポート>荒谷みつるの生ライブでアクセサリーの効果を実演
各ブース内、試聴タイム以外に様々な講演イベントの他、ミュージシャンを招いたミニライブも行われていた。その中で特に興味を惹くイベントであったのが、完実電気ブース内で行われた、アコースティック・リヴァイヴによる『イベント会場での生録音・再生におけるアクセサリー類の音質改善効果の実験』である。
オーディオファイルにとっても高音質である録音ソースをリリースし続ける『studio migmig』レーベルでおなじみの、ギタリスト・荒谷みつる氏と録音エンジニア・佐藤貢氏を招き、いつもの録音に用いるというチューブ・マイクとKORG「MR-1000」を用いた5.6MHz/DSD録音を行う。その際、マイクケーブルを付属品からアコースティック・リヴァイヴ製品に交換しての録再、同様に電源ケーブルを同社「POWER MAX 2」に交換した場合、そしてマイクスタンドや「MR-1000」の下にクオーツインシュレーター「RIQ-5010w」を用いた場合といういくつかのパターンでの試聴を行った。
司会進行と解説は評論家・潮晴男氏が担当。その度に荒谷氏が2小節ほど弾き直し、録再を繰り返すというスタイルでイベントが進行していったのだが、その都度再生されるサウンドが如実に質感が向上していくさまに会場内の誰もが驚いていた。各種アクセサリーを再生するオーディオ環境に用いることによって音質改善を図ることは、もはや当たり前の事実であるが、今回のように目の前で生の音と録音した音を聴き較べ、かつアクセサリーの効能を実感できるイベントは存在しなかったと思う。最終日にも同じ演目でイベントが行われるそうであるが、今後もこういった形式のイベントを計画しているとのこと。生の音と再生音の違いを実感できる良い機会となるのではないだろうか。
(岩井喬)
オーディオファイルにとっても高音質である録音ソースをリリースし続ける『studio migmig』レーベルでおなじみの、ギタリスト・荒谷みつる氏と録音エンジニア・佐藤貢氏を招き、いつもの録音に用いるというチューブ・マイクとKORG「MR-1000」を用いた5.6MHz/DSD録音を行う。その際、マイクケーブルを付属品からアコースティック・リヴァイヴ製品に交換しての録再、同様に電源ケーブルを同社「POWER MAX 2」に交換した場合、そしてマイクスタンドや「MR-1000」の下にクオーツインシュレーター「RIQ-5010w」を用いた場合といういくつかのパターンでの試聴を行った。
司会進行と解説は評論家・潮晴男氏が担当。その度に荒谷氏が2小節ほど弾き直し、録再を繰り返すというスタイルでイベントが進行していったのだが、その都度再生されるサウンドが如実に質感が向上していくさまに会場内の誰もが驚いていた。各種アクセサリーを再生するオーディオ環境に用いることによって音質改善を図ることは、もはや当たり前の事実であるが、今回のように目の前で生の音と録音した音を聴き較べ、かつアクセサリーの効能を実感できるイベントは存在しなかったと思う。最終日にも同じ演目でイベントが行われるそうであるが、今後もこういった形式のイベントを計画しているとのこと。生の音と再生音の違いを実感できる良い機会となるのではないだろうか。
(岩井喬)
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