【A&Vフェスタ】ORPHEANの新2.1chスピーカー/Reimyoの新DACなど

公開日 2008/02/23 19:38
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パシフィコ横浜カンファレンスセンター3階に出展したメーカーの中から、注目すべき製品をピックアップしてお伝えする。

■日本電産ピジョン

ORPHEANシリーズのパワードスピーカー「WB-28A」などを中心に展示。世界初の静電容量方式MFBを採用した製品で、サブウーファーについてもMFB回路によって豊かな低域を実現している。50Hzから20kHzまで、ほぼフラットな周波数特性を実現している。iPodやPCなどのほか、薄型テレビと組み合わせての使用も想定している。価格は62,790円で、ヨドバシカメラや同社ウェブサイトなどで販売を行っている。

「WB-28A」

2.1chスピーカーの試作機

また同社は、2.1chスピーカーも参考出品。まだ筐体デザインがされていない試作機だが、実際の音を確認することができる。サブウーファーは小型だが、40Hzまでの再生が行えるという。

■エタニ電機

同社は、主にメーカーや大学、研究機関などに向け、音響分析装置を販売している。「S-265」はメーカーからの引き合いが多い上級製品で、24bit/220kHzまでの分析に対応。USB端子を備えた「S-265U」も新たに発売する。

「S-265」

小型モデル「ASA-10」

また、主に大学に納入している小型モデル「ASA-10」は、標準モデルが198,000円、プロモデルが289,000円。USB端子を備え、バスパワーで駆動する。ハイエンドオーディオファンが、自身のシステムの測定用に購入するケースもあるという。

■KOIマーケティング

アンプと小型スピーカー2本、サブウーファーのセットモデル「KOI Tiger」を出展。価格は270,900円。「人間心理音響学」に基づいた商品設計を行い、スピーカーは超小型ながら、非常にパワフルな音を再生する。

「KOI Tiger」。テレビの前のアンプ、右に置いたサブウーファー、そして両脇上側に置かれたスピーカーのセット

小型ながら非常にパワフルな音を再生する

同社の創始者である山本氏は、バークレー音楽院を卒業し、音響業界で長年製品開発に携わった人物。BOSE USAに16年在籍した経歴も持つ。

■アドフォクス

補聴器が事業の主力である同社は、バイノーラル録音が可能なイヤホン内蔵マイク「BME-200」(関連ニュース)のほか、昨年発売した“聴力補助ヘッドホン"「np606」も出展。価格は78,750円(税込)。風防付きのステレオマイクで拾った音声を、音声明瞭化回路でクリアに処理し、再生するヘッドホン。聴力が落ちた高齢者でも、音楽を楽しんで欲しいという考えから企画を行ったのだという。

イヤホン内蔵マイク「BME-200」

“聴力補助ヘッドホン"「np606」

■コンバック

コンバックは試聴ルームを設け、Reimyoブランドの製品を中心にデモンストレーションを実施。また、参考出品として、DAコンバーター「DAP-777」の後継機「DAP-999EX」を展示し、再生デモも行っている。777をベースに大幅なグレードアップを行い、24ビット化した製品。発売は6月を予定する。

また試聴ルームには、Harmonixブランドのチューニンググッズも大量に展示している。

コンバックの試聴ルームの模様

Harmonix製品も多数展示

(Phile-web編集部)

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