CHORDからUSB/Bluetooth対応のDAC「QBD76」が登場

公開日 2008/08/26 19:18
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(株)タイムロードは、同社取り扱いのCHORDの新製品として、オーディオDAC「QBD76」を9月9日に発売する。価格は714,000円(税込)。

型番のQBDは「Quarter Back Digital」の略称。クオーターバックはアメフトの「司令塔」を、76という数字は内部デジタル回路の処理ビットを意味する。

CHORD「QBD76」。ボディカラーやバッジカラーなどが自由に選択できる

QBD76の内部構造

DAC64と同様、ボディカラー(シルバー/ブラック)、トリミングカラー(シルバー/ブラック)、バッジカラー(シルバー/ゴールド)、LEDカラー(ブルー/レッド)がそれぞれ選択できる。

BNC/XLR/光デジタル入力端子をそれぞれ2系統装備。さらにUSB端子(Bタイプ)も備えるほか、Bluetooth (A2DP ステレオオーディオプロファイル)の受信にも対応。パソコンや携帯電話など、多彩な入力ソースに対応する。

本機では、入力されたデジタルデータをいったんSPDIFフォーマットに変換し、その後88.2または96kHzに自動アップサンプリングした上で、アナログ変換処理を行う。アップサンプリング処理は、USBやBluetoothから入力した信号にも適用される。なお、CHORDの「CODA」「Blue」といった176.4kHzで送出するCDトランスポートとの接続では、QBD76内のアップサンプリング機能はスルーされる。

DAC回路の中核を為すFPGAには、Xilinxの「Spartan3」を採用。このFPGAに、SPDIF入力/デコード、デジタルPLL、RAMバッファ、WTAフィルタリング、第5世代のパルスアレイDACなどがプログラミングされている。

WTAフィルターは、FPGAに4つの70ビットDSPコアを設計することにより、タップ長を4,096と、DAC64に比べ4倍にしたほか、フィルター自体の最適化も行っているという。

また、第5世代のパルスアレイは8次カーブのノイズシェイパーを採用し、44.1kHzの入力ソースに対し、2,608回のオーバーサンプリングとデジタルフィルタリングを行うという非常に高精度なものとなっている。

またQBD76では、データジッターを除去するためにデジタルPLL回路を新たに設計。ワードクロックは115MHzという低ジッターのクロックからジェネレートされ、クロック精度は27ビットとなる。これによりデータジッターが除去され、同社によれば「残るのはマスタークロックが発する微少なレベルのランダムなジッターだけとなる」とのことだ。

【問い合わせ先】
(株)タイムロード
TEL/03-5758-6070

(Phile-web編集部)

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