KEF、改良したUniQドライバー搭載の新iQシリーズ6モデルを発売
KEF JAPANは、英KEF社のスピーカー「iQ」シリーズの新ラインナップを、9月下旬に英国と同時発売した。
新iQシリーズは、新開発のUniQドライバーにタンジェリン・ウェーブガイドを搭載。音質と外観を大きく改良した。なお、本シリーズは基本色としてブラックアッシュ、ダークアップル、アメリカン・ウォルナットの3色を用意。ほかに、特性の突き板仕様としてライトオークとウォルナットの2色もラインナップされるが、この2色は価格が基本色と異なり、年末頃に出荷を開始する予定。
新モデルのラインナップは以下の通り。
<フロアータイプスピーカー>
・「iQ90」3ウェイ4ドライバー ¥207,900(ペア・税込)
・「iQ70」2.5ウェイ3ドライバー ¥161,700(ペア・税込)
・「iQ50」2.5ウェイ3ドライバー ¥116,550(ペア・税込)
<ブックシェルフタイプスピーカー>
・「iQ30」2ウェイ2ドライバー ¥69,300(ペア・税込)
・「iQ10」2ウェイ2ドライバー ¥57,750(ペア・税込)
<センタースピーカー>
・「iQ60c」3ウェイ4ドライバー ¥69,300(1本・税込)
新シリーズも、KEF独自の同軸ユニット「UniQ」を搭載。新シリーズには新開発のドライバーが搭載されており、19mm径楕円状のアルミドームトゥイーターは40kHzまでの再生が行えるほか、新たにタンジェリン・ウエーブガイドを搭載することにより高域拡散角度をさらに広くし、ウーファーとのつながりを良くした。
また、UniQのウーファー部はポリプロピレンのコーンの表面をチタンでコーティングし、スピードを改善した。さらにマグネットにはファラデーリングが取り付けられ、歪みのもととなる渦電流を解消し、超低歪特性を得たという。
フラスタンディングのモデルには、新開発の軽量で硬度の高いデュアル・コンポジットコーンを用い、歪みを抑えながら低音の再生能力を高めたという。またフロアスタンドのモデルには新設計のラビリンス・ダンピングシステムが採用され、縦方向の定在波を解消している。
クロスオーバー・ネットワークも新開発のもので、バイワイヤ入力端子に直接取り付けられている。
■フロアスタンディング型「iQ90」
新iQシリーズを代表するモデルで、最新のUniQドライバーと165mmのウーファードライバーを2基搭載した、バスレフ型の3ウェイスピーカーシステム。周波数特性は33Hz〜40kHz、出力音圧レベルは91dB。外形寸法は220W×942H×327Dmm、質量は16.3kg。
「プリンス」と呼ばれるスピーカー台座とスパイクが同梱されており、より安定度のある設置が可能。
同社では、2チャンネルシステムのほか、ホームシアターシステムのフロントスピーカーとしても勧めたいとしている。
■フロアスタンディング型「iQ70」
新たな165mm径のUniQドライバーに165mm径ウーファーを2.5ウェイで接続したバスレフスピーカー。UniQドライバーのウーファーと、単体ウーファーはパラレル接続となっている。バイワイヤにも対応し、台座も付属する。
周波数特性は36Hz〜40kHz、出力音圧レベルは90dB。外形寸法は220W×865H×327Dmm、質量は14.0kg。
■フロアスタンディング型「iQ50」
iQ90/70に比べスリムな筐体を採用。外形寸法は175W×815H×261Dmm、質量は10.2kg。
UniQドライバーは、トゥイーターは19mm径のタンジェリン・ウェーブガイド付きで変わらないが、ウーファーは130mm系となっている。なお、単体ウーファーとは、iQ70とパラレル接続し、2.5ウェイとなっている。スパイクと台座を付属する。周波数特性は40Hz〜40kHz、出力音圧レベルは88dB。
■ブックシェルフ型「iQ30」
人気モデル「iQ3」の後継機種で、UniQドライバー1基を搭載した、2ウェイ点音源スピーカー。UniQドライバーはiQ90/70と同じもので、165mm系のウーファーを備えている。
スピーカーターミナルはバイワイヤ仕様で、高音質のジャンパーケーブルを付属する。周波数特性は45Hz〜40kHz、出力音圧レベルは89dB。外形寸法は220W×365H×327Dmm、質量は6.45kg。
■ブックシェルフ型「iQ10」
130mm径のUniQドライバーを搭載した、新iQシリーズのエントリーモデル。同社では「小さなスペースでも良い音を、またニアフィールドで聴きたい方に勧めたい。また、シアターシステムのリアスピーカーとしても適している」としている。
周波数特性は50Hz〜40kHz、出力音圧レベルは88dB。外形寸法は175W×301H×261Dmm、質量は4.5kg。なお、11月よりiQ10用の壁掛けブラケットも発売される予定。価格はいまのところ未定となっている。
■センタースピーカー「iQ60c」
中央に130mm径のUniQドライバーを、左右に130mmのデュアル・コンポジットコーンの超低歪ウーファーを2本パラレルで搭載した3ウェイセンタースピーカー。スピーカーターミナルはバイワイヤに対応する。
周波数特性は65Hz〜40kHzで、出力音圧レベルは90dB。外形寸法は512W×165H×255Dmm、質量は8.8kg。
■新サブウーファーも登場
新iQシリーズとの組み合わせに適したサブウーファーも10月下旬に発売される予定だが、価格は発表されていない。
「KUBE-2」はほぼ真四角のキューブデザインで、250mm径のアクティブウーファーと同じく250mm径のパッシブウーファーを左右に配したドロンコーン型。200Wのアンプを内蔵する。外形寸法は332W×322H×332Dmm、質量は12.0kg。
「KUBE-1」はKUBE-2の小型モデル。ユニット構成はKUBE-2と同じで、250mm径のアクティブウーファーと250mm径のパッシブウーファーを左右に配している。内蔵アンプは150W。外形寸法は293W×293H×293Dmm、質量は9.6kg。
【問い合わせ先】
KEF JAPAN
TEL/042-388-2030
(Phile-web編集部)
新iQシリーズは、新開発のUniQドライバーにタンジェリン・ウェーブガイドを搭載。音質と外観を大きく改良した。なお、本シリーズは基本色としてブラックアッシュ、ダークアップル、アメリカン・ウォルナットの3色を用意。ほかに、特性の突き板仕様としてライトオークとウォルナットの2色もラインナップされるが、この2色は価格が基本色と異なり、年末頃に出荷を開始する予定。
新モデルのラインナップは以下の通り。
<フロアータイプスピーカー>
・「iQ90」3ウェイ4ドライバー ¥207,900(ペア・税込)
・「iQ70」2.5ウェイ3ドライバー ¥161,700(ペア・税込)
・「iQ50」2.5ウェイ3ドライバー ¥116,550(ペア・税込)
<ブックシェルフタイプスピーカー>
・「iQ30」2ウェイ2ドライバー ¥69,300(ペア・税込)
・「iQ10」2ウェイ2ドライバー ¥57,750(ペア・税込)
<センタースピーカー>
・「iQ60c」3ウェイ4ドライバー ¥69,300(1本・税込)
新シリーズも、KEF独自の同軸ユニット「UniQ」を搭載。新シリーズには新開発のドライバーが搭載されており、19mm径楕円状のアルミドームトゥイーターは40kHzまでの再生が行えるほか、新たにタンジェリン・ウエーブガイドを搭載することにより高域拡散角度をさらに広くし、ウーファーとのつながりを良くした。
また、UniQのウーファー部はポリプロピレンのコーンの表面をチタンでコーティングし、スピードを改善した。さらにマグネットにはファラデーリングが取り付けられ、歪みのもととなる渦電流を解消し、超低歪特性を得たという。
フラスタンディングのモデルには、新開発の軽量で硬度の高いデュアル・コンポジットコーンを用い、歪みを抑えながら低音の再生能力を高めたという。またフロアスタンドのモデルには新設計のラビリンス・ダンピングシステムが採用され、縦方向の定在波を解消している。
クロスオーバー・ネットワークも新開発のもので、バイワイヤ入力端子に直接取り付けられている。
■フロアスタンディング型「iQ90」
新iQシリーズを代表するモデルで、最新のUniQドライバーと165mmのウーファードライバーを2基搭載した、バスレフ型の3ウェイスピーカーシステム。周波数特性は33Hz〜40kHz、出力音圧レベルは91dB。外形寸法は220W×942H×327Dmm、質量は16.3kg。
「プリンス」と呼ばれるスピーカー台座とスパイクが同梱されており、より安定度のある設置が可能。
同社では、2チャンネルシステムのほか、ホームシアターシステムのフロントスピーカーとしても勧めたいとしている。
■フロアスタンディング型「iQ70」
新たな165mm径のUniQドライバーに165mm径ウーファーを2.5ウェイで接続したバスレフスピーカー。UniQドライバーのウーファーと、単体ウーファーはパラレル接続となっている。バイワイヤにも対応し、台座も付属する。
周波数特性は36Hz〜40kHz、出力音圧レベルは90dB。外形寸法は220W×865H×327Dmm、質量は14.0kg。
■フロアスタンディング型「iQ50」
iQ90/70に比べスリムな筐体を採用。外形寸法は175W×815H×261Dmm、質量は10.2kg。
UniQドライバーは、トゥイーターは19mm径のタンジェリン・ウェーブガイド付きで変わらないが、ウーファーは130mm系となっている。なお、単体ウーファーとは、iQ70とパラレル接続し、2.5ウェイとなっている。スパイクと台座を付属する。周波数特性は40Hz〜40kHz、出力音圧レベルは88dB。
■ブックシェルフ型「iQ30」
人気モデル「iQ3」の後継機種で、UniQドライバー1基を搭載した、2ウェイ点音源スピーカー。UniQドライバーはiQ90/70と同じもので、165mm系のウーファーを備えている。
スピーカーターミナルはバイワイヤ仕様で、高音質のジャンパーケーブルを付属する。周波数特性は45Hz〜40kHz、出力音圧レベルは89dB。外形寸法は220W×365H×327Dmm、質量は6.45kg。
■ブックシェルフ型「iQ10」
130mm径のUniQドライバーを搭載した、新iQシリーズのエントリーモデル。同社では「小さなスペースでも良い音を、またニアフィールドで聴きたい方に勧めたい。また、シアターシステムのリアスピーカーとしても適している」としている。
周波数特性は50Hz〜40kHz、出力音圧レベルは88dB。外形寸法は175W×301H×261Dmm、質量は4.5kg。なお、11月よりiQ10用の壁掛けブラケットも発売される予定。価格はいまのところ未定となっている。
■センタースピーカー「iQ60c」
中央に130mm径のUniQドライバーを、左右に130mmのデュアル・コンポジットコーンの超低歪ウーファーを2本パラレルで搭載した3ウェイセンタースピーカー。スピーカーターミナルはバイワイヤに対応する。
周波数特性は65Hz〜40kHzで、出力音圧レベルは90dB。外形寸法は512W×165H×255Dmm、質量は8.8kg。
■新サブウーファーも登場
新iQシリーズとの組み合わせに適したサブウーファーも10月下旬に発売される予定だが、価格は発表されていない。
「KUBE-2」はほぼ真四角のキューブデザインで、250mm径のアクティブウーファーと同じく250mm径のパッシブウーファーを左右に配したドロンコーン型。200Wのアンプを内蔵する。外形寸法は332W×322H×332Dmm、質量は12.0kg。
「KUBE-1」はKUBE-2の小型モデル。ユニット構成はKUBE-2と同じで、250mm径のアクティブウーファーと250mm径のパッシブウーファーを左右に配している。内蔵アンプは150W。外形寸法は293W×293H×293Dmm、質量は9.6kg。
【問い合わせ先】
KEF JAPAN
TEL/042-388-2030
(Phile-web編集部)
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