世界中の注目ヘッドホンが勢ぞろい
「秋のヘッドホン祭2008」イベントレポート
■audio-technica
オーディオテクニカは、今年の秋から発売を開始しているヘッドホン新製品のリスニングコーナーを充実させた。中でも越前漆塗り仕上げを施したダイナミック型ヘッドホン「ATH-ESW10JPN」などプレミアムなモデルの、またとない試聴機会を活かすべく大勢のファンが同社のブースに集まった。
また、DJ用ヘッドホンの新製品として、11月から販売を開始したばかりの「ATH-PRO700LTD」「ATH-PRO700 CWH」の2モデルにも注目が集まった。
■JAYS
今秋からゼネラル通商(株)が国内での販売を開始したスウェーデンのJAYSも、来場者が大いに関心を寄せるブランド。
今回のイベントには、マイクロアーマチュアタイプのドライバーを搭載したインイヤーヘッドホン「d-JAYS」や「q-JAYS」などを出展。いずれも低音を含むバランスの良いサウンドや優れた遮音性能、カラフルなデザインが評判のモデルだ。
また国内未発表の製品として、オーバーヘッドタイプの「c-JAYS」も参考出品された。こちらはJAYS Elastic Multi Layerダイヤフラム型スピーカーを搭載し、きめ細かい高域や豊かな中域、力強い高域と、バランスの良いサウンドを実現している点が特徴だという。スリムな軽量設計ながら、丈夫なグラスファイバー強化ナイロン製伸縮アーム付のヘッドバンドを採用し、ポータビリティが高められている。
■SHURE
ヒビノのブースに出展されたSHUREブランドのヘッドホンでは、今秋に登場したばかりのエントリーモデル「SE102-K」(関連レビュー)が出展された。本機ではプロミュージシャンの意見をもとに開発された高性能ダイナミック型ドライバーを搭載。高域の再現力を高めつつ、全体にバランスの良いサウンドを実現し、SHUREのハイクオリティなサウンドが楽しめる入門機として脚光を浴びている。本機をはじめ、SHUREの様々なラインナップが試聴できることもあって、同社のブースは常時多くの来場者でにぎわっていた。
ブースの一角には同社が取り扱う「K217 MkII」「K240 MkII」など、AKGブランドのプロフェッショナルヘッドホンも展示されていた。
■Whoomp!
補聴器などの医療器具を取り扱うエントリージャパンは、インイヤータイプのヘッドホンの交換用イヤーチップ「Whoomp!(ウォンプ)」を出展した。
こちらはシリコン製のイヤーチップと比較して、およそ30倍のやわらかさを実現しているというコンプライ低反発ポリウレタンチップを採用することにより、内耳への優れたフィット性能と遮音性能を実現するとともに、高音質再生を可能にする。補聴器のイヤーモールドとしても使用されている素材なので、長時間の使用にも優れた性能を発揮するという。
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